宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

汗がしみる!!

2015年07月31日 19時26分06秒 | 診断と治療
厳しい暑さが続いています

高温注意報なんて発表されるなんて、本当に異常ですね

それにしても、セミが異常にうるさい
私の家のそばの木に、セミが多く生息しているようで。
このところ、私は、セミの鳴き声で朝早く目が覚めてしまうのです。
ミーンミーン、ジージーと途切れることなくセミの声が聞こえて目をさますと、いつもまだ夜明け前で暗いのです
全く、猛暑はこういうところにも影響が出ていると思います。

さて。

こんな厳しい暑さが続くと、当然汗をたくさんかくのですが。
最近、同じような訴えを多くの患者さんからお聞きします。
それは。
「汗をかくと、皮膚にしみる!!。」
あるいは
「汗をかくと、皮膚が痛い。」
はたまた
「汗をかくと、ぴりぴり刺激を感じる。」
といったご意見です。
これらは、みんなほぼ同じ状態です。

これが続くと、その後、赤くなりただれたり、ぶつぶつ湿疹がでたりして、やがてかゆくなってきます

汗がしみるとは、どういうことでしょうか。
これは、皮膚の角質層の状態が悪く、かいてから時間がたったやや古い汗がじわじわと皮膚の中に戻って刺激し、皮膚に炎症を起こし始めているのです。

角質層の状態が悪いというのは、言い換えると乾燥肌になっているとも言えます。
この、夏の乾燥肌が、とてもやっかいで問題があるのです。

もともと乾燥肌の傾向が強い方。
アトピー性皮膚炎の方。
ボディシャンプーなどで洗いすぎていたり、ナイロンタオルなどでごしごしとこすりすぎている方。
脱毛のためにカミソリを使っている方。
頻繁にプールに入り、塩素の刺激を受けている方。
クーラーをつけっぱなしで乾燥している方。
汗を取るためにパウダーインのスプレーやシートを使っている方。
日焼けしている方。

などなど、さまざまな原因により、乾燥肌になっている方が少なくありません。

この乾燥肌に汗をかくと、汗は本来うるおいのために重要なものなのに、反対に肌荒れを起こしかねないのです

乾燥してこわれた角質層に、かいてから時間がたった汗がじわりじわりと逆戻りして浸入し、皮膚炎をおこします。
これにより、しみるとか痛いとかなどの刺激を感じるというわけです。

重要なのは、夏の保湿ケアです。

「汗をかくのに、保湿クリームでべたべたしても良いのですか?。」
というご質問がありますが。

はい
いいんです
汗をかく夏でも、クリームでしっとりとさせておく方が良いのです。

入浴後に、毎日保湿クリームを塗りましょう。
塗ったあと、汗をかいて、ぬるぬるべとべとしたとしてもかまいませんよ。
入浴後の綺麗な汗を味方にしましょう。
綺麗な汗とクリームが混じり合って、角質層を丈夫にしますよ

それにしても。
今日も熱帯夜なんでしょう・・・。
ただでさえ暑くて寝苦しいのに、セミのせいで寝不足。
猛暑はつらいですねぇ

みなさまもバテないように、しっかり食べて、しっかり寝てくださいね




  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汗とのつき合い方

2015年07月27日 18時15分26秒 | 診断と治療
今日の暑さは、厳しかった

ジムに行って、室内でクーラーがついていたはずですが、運動したらいつもに増して異常なほど汗が出て、その後クラクラしました
これは、熱中症かも・・・とあわてて帰宅し、スポーツドリンクをごくごく飲んで、冷房の部屋で休んだら復活しましたが。
熱中症も、いまや誰の身にもおこりうる疾患となりました。
私が子供の頃は、日射病といって、たまに具合が悪くなる子がいたくらいでしたが・・・。
時代も大きく変わったものです

こういった気候の変化に伴い、皮膚の疾患も変わってきました。

昔であれば、水浴びをして、パウダーでもはたいていれば治っていたアセモも。
最近は、パウダーをはたくとむしろ悪化するようになりました。
パウダーインの汗ふきシートも、肌荒れする人が多いのです。

これは、都市部の環境の変化に伴い、室内でも屋外でも乾燥肌が増えていることに原因があります。
アスファルトの照り返しによる熱による乾燥肌。
プールの塩素消毒による乾燥肌。
汗ふきシートや汗止めスプレーによる肌荒れや乾燥。
日焼け止めローションによってかぶれる方も増えています。
むだ毛の処理のカミソリや脱毛クリームによる肌荒れ。
虫除けスプレーによるかぶれ。
ボディシャンプーもさまざまな種類が販売しており、これによるかぶれや肌荒れ、乾燥肌もあります。
そして、温暖化に伴う猛暑や酷暑による熱による乾燥肌。
熱中症予防に一日中クーラーをつけなくてはならず、これにより乾燥肌になっています。

つまり。
現代の都市の生活は、乾燥肌や敏感肌、肌荒れがおこるべくしておこっているのです。

この夏の乾燥肌は、汗に弱くなります。
汗をかくと、かゆくなったり、ひどいアセモがでたりするのです

といっても、汗はかかないと体調を保つことができません

なので、汗をお肌の敵にまわさないようにおつきあいしたいものです。

つまり、上手に汗とつきあうことが重要なんです

当たり前の事に気をつけましょう。
つまり、汗をかいたまま、長い時間放置しないこと
なるべく早くシャワーで汗を流すこと。
シャワーが無理なら、水で流すだけでも、また、水を含んだタオルでふくだけでもいくらか良いのです。
その後、保湿乳液やクリームで保湿すると、なお良いですね。

汗でかゆくなっても、かきむしらないこと
汗でふやけたやわらかい皮膚は、かくとすぐに傷がつき、いっそうかゆくなったり湿疹がひどくなったりします。

首回りにネックレスをつけたり、手首にぴったりした時計をはめたり、下着のゴムの締め付けやレースの刺激などは、いずれも汗による湿疹をおこしやすくします。
また、ジーパンの金属バックルや女性の下着の金属のホックなども汗をかくと湿疹がおこります。
下着や洋服で、ナイロンやポリエステルなどの化繊を避けることも重要です
さらに。
足の汗のむれも要注意
ストッキングはナイロンですから、むれやすく、水虫の原因になります。
また、ぴったりした革靴もむれますね。
綿のスニーカーやサンダルなどを選び、綿や絹の靴下をはくことをオススメします

それにしても、関東地方の厳しすぎる暑さ。
もう、これは、拷問ですよ

ここで、ちょっと、私の最近のマイブームで、少し気分をほっこりしてください
私がちょっとはまっているのは・・・。

イカ大王体操第二です

塚地はけっこう癒やされるわ・・

















  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足のかゆみ

2015年07月24日 18時20分30秒 | 診断と治療
梅雨明け後、厳しい暑さが続いていますね

猛暑のある日、道路から熱気がむんむんと立ち上っていました。
その燃えるようなアスファルトの上を歩いている人々の顔が、みんな苦しそうにゆがんでいました。
最近の都会の真夏は、まるでバツゲームのようです
思考力も低下しそうです。

私の夏ばて予防は、オリジナルドリンクです。
豆乳、ほうれん草、青汁、リンゴ、バナナ、冷凍ブルーベリーなどをジューサーでシェイクして、ごくごく飲みます。
これは、けっこう、パワーがつくみたいです

さて。

夏になると、足のかゆみのご相談がふえます。
この時期は、足の汗がふえてむれやすくなるので、トラブルが多くなるのです。
足の汗による湿疹と、水虫が多いですね。
いずれも、足を清潔に石けんで洗い、むれない靴下をはくことや、通気性のよい靴を選ぶことが重要です
水虫は、薬の塗り方にもこつがあります。
塗り方を間違えると、治りにくいばかりか再発をくり返すのです。
また。
汗の湿疹と水虫の両方がある場合もあり、この場合は治療法がやや難しくなるので、自己流は危険です。

明日も今日より暑くなるようです
明日は、気温が猛烈な暑さになる上に、湿度も高いとのことで、不快指数はマックスですね

みなさまもパワーを注入出来る美味しいものを食べたり飲んだりして、夏ばてや熱中症に気をつけてくださいね

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとやすみ

2015年07月21日 23時51分07秒 | 日記
いきなり厳しい暑さが続き、みなさまもお疲れではないでしょうか

休み明けのクリニックはかなり混み合っており、パワー全開で頑張ったので、帰宅後は暑さ負けも加わり、ソファーでぐったり寝てしまいました

こんな時は、心の癒しが必要です

このところのマイブームは。
沢渡一子です
もう、一子を演じる彼女の演技に見入ってしまうんです
華があるだけでなく、他の人には出来ないなと思わせる強い個性がある女優さんだと思います。

他の人にはない個性。
強いオリジナリティ。
そういったものに、とてもひかれますね

あ・・・他には無い強い個性という点で。
やりましたね。
以前にこのブログでちょっと書いたことがありましたが、まさか、芥川賞を取るとは意外な驚きでした。
でも、私はあの作品はかなり良く思っていたので、うれしかったです。

こういった、他の人が真似できない強い個性を堂々とアピールしてくることに、とても魅力を感じます

そんな心の刺激は、夏ばて解消にとても有効なんです


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アセモとは

2015年07月19日 15時11分36秒 | 診断と治療
台風の到来とともに、いきなり、真夏がやってきました

心も身体も準備不足が否めません
あ・・・。
バテバテの解消に効く漢方薬がありますよ。

さて。

こう、暑くなると、当然アセモのご相談がふえます。

でも・・・。
実は、アセモはかなり誤解されているし、あなどられてもいる病気です

アセモは、当然、汗が多くなっておこる皮膚病です。
でも、昔の人が知っていたアセモと、現代のアセモは、症状も治療法も異なるんです。

昔のアセモは、冷房設備が無く、汗がいつまでも身体にたまっていておこるものでしたから、水浴びをしたりパウダーをはたいて乾かしたりすれば、なんとなく治る人も多かったと思います。
また、パウダーやカーマインローションなど、皮膚を乾かすものが治療の中心でしたね。

でも、現代人のアセモは異なるのです。
なぜなら、皮膚を乾かしすぎる環境によって、肌がとても弱くなっているからです

冷房による乾燥。
アスファルトの照り返しによる乾燥。
プールの塩素消毒による乾燥。
強い日ざしによる日焼けの乾燥。
ボディシャンプーやこすりすぎなど、身体を洗いすぎることによる乾燥。
汗取りシートやにおい予防のスプレーによる乾燥。
ひやけ止めローションによる乾燥。
脱毛処理による乾燥。
などなど・・・・・さまざまな原因が現代の生活にあふれており、昔のアセモのように単純ではありません。

とくに、次のような方は、要注意です

夏なのに、肌が乾燥していると感じる方。
手荒れしやすい方。
花粉にかぶれやすい方。
化粧品が合わないと感じたことがある方。
夏でも、カカトがひび割れする方。
一年中、くちびるが荒れる方。
毛染めにかぶれる方。
フルーツを食べると、いがいがする方。

こういった方々は、一年中乾燥肌があったり、アトピー性皮膚炎の傾向があったりします。
これらの方々は、アセモになりやすく、また、アセモからトビヒになったりします

私は、迷わず、毎日保湿クリームを全身に塗っていますよ。
少しくらいべたべたしても大丈夫
アセモになりにくいので、安心です。

また、毎日保湿クリームを塗っていると、脱毛のトラブルやひやけ止めローションの乾燥からも守られるので、良いことが多いです

さぁ、夏本番。
都会の乾燥から肌を守って、皮膚トラブルのない夏休みをエンジョイしましょうね

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭がかゆい

2015年07月12日 11時43分33秒 | 診断と治療
突然ですが・・・。
私は、もう何年にもわたり、皮膚科の毎日の短い日記をつけています。
それは、四季の変化が大きい日本の特徴として、季節と皮膚病に大きな関連があるからです。
この日記を読み返すと、その季節ごとに何を気をつけなくてはならないかに気づくことができます

たとえば、暑さが厳しすぎる酷暑の夏に増えた皮膚病の記録や、雪がたくさん降った後に何を気をつけて過ごすべきかとか・・・うっかり忘れそうな日常の注意が、実は治療にとても重要だからです

また、何年も継続して治療されている慢性、難治性の皮膚病の方のカルテには、悪化原因や季節の情報が書いてあります。
このカルテは、ただの検査とは違う、とても有益な情報が書いてあり、これは私の宝物と言えます。

さて。

最近、頭がすごくかゆい!!といって受診される方が多いです。

テレビのコマーシャルで
「あなたの頭皮湿疹、治せます。」
といったものがよく流れますね。
実際、頭皮湿疹などという診断名はなく、これは、たとえれば夏にかかった風邪に夏風邪ですと言っているようなものです。
つまり、頭の皮膚病をぜんぶまとめて頭皮湿疹といっているのです。

実際は、さまざまな原因、さまざまな病態がごちゃ混ぜになっており、ひとつの薬で治るといった簡単なものではありません

たっぷりかいた汗によるかゆみ。
脂漏性皮膚炎、
毛染めによるかぶれ。
シャンプーやコンディショナーによるかぶれ、または刺激による皮膚炎。
ムースやヘアースプレーによる刺激。
アトピー性皮膚炎。
尋常性乾癬。
花粉によるアレルギー性皮膚炎。
などなど・・・・・さまざまな原因による病態が混ざっています。

これをすべて、頭皮湿疹といって治療するのは、無理というものです

正しい診断を行い、それにふさわしい治療をしなくてはいけません。

診断は医師に任せるとして。

注意が必要なことは・・・。

とにかくかきむしったり、かさぶたをはがしたりしないことです

シャンプーの仕方にも注意が必要です。

患者さんの中には
「よく洗っているのに、かゆみがとれません。ふけもふえます。」
とおっしゃる方も少なくありません。
これは、もしかしたら、洗い方に間違いがありそうですね。

診断に伴い、シャンプーの仕方などもアドバイスしています。
お気軽にご相談ください

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニキビの話

2015年07月07日 23時19分33秒 | 診断と治療
7月に入って早くも一週間たったのですが。

夏を忘れそうな、梅雨寒の日々が続いています。

涼しいのは助かりますが、何となく気分があがりませんね
お子様はプールに入れないのではないでしょうか。

さて。

このところ、ニキビの患者さんが急増しています。

当院にはニキビの患者さんは、ほぼ一年中来院されます。
ニキビには季節が関係なく、真冬でもけっこう多いのです。
でも。
それにしても、このところ、とても多いですね。

これにはいくつか理由があります

汗や皮脂の分泌が多くなっていること。
脂っぽいのに、かさついているという、いわゆる混合肌になりやすい季節であること。
ウォータープルーフの強めのひやけ止めを使ったり、重ね塗りなどをしている方も多く、毛穴が詰まりやすい状態の方も多いこと。
イネ花粉のかぶれで顔にかゆみや肌荒れが起こって、すごく敏感肌になっているため、かえってニキビや吹き出物ができやすいこと。
季節的に疲労していたり、体調を崩していたりして、肌のコンディションが悪い方も多いこと。
汗ばんでいるのに、クーラーなどで乾燥しやすいこと。

ニキビの治療は、実はなかなか奥が深く、その方の皮膚の状態に合わせて個別に治療しないと、なかなか良くなりません。
でも、最近は、皮膚科の治療もさまざまな方法が増え、治りやすくなってきました

洗顔のアドバイスや、化粧品の選び方などもご相談に応じております。
年齢や性別、肌質などにあわせて、治療しています。
ご相談ください

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏に増える皮膚病(その9)

2015年07月02日 16時13分06秒 | 診断と治療
びっくりするくらい涼しい日が続いていますね

暑くないので過ごしやすいですが、今日は曇っていて薄暗いので、どうもテンションがあがりません。
7月に入ったのに夏らしくないので、気分が戸惑っています

みなさまは、いかがでしょうか。

さて。

今日は、かぶれのお話です。

かぶれとは、正確に言えば、接触性皮膚炎といいます。
原因が皮膚の外側にあり、原因の物質に触れておこるアレルギー性の皮膚炎です。

一年中みられるので、とくに夏に増えるわけではないのですが、夏にはちょっとした注意が必要です

なぜかというと、皮膚が汗ばんでいてやわらかくふやけているせいで、かぶれやすくなることがあるからです。

たとえば、絆創膏かぶれ、湿布かぶれ、革ベルトのかぶれ、下着のゴムやワイヤーのかぶれ。
これらは、冬は大丈夫なのに、汗ばんでくるとかぶれる方がいます。

さらに、夏ならではのかぶれもあります。
ひやけ止めクリームのかぶれ、アセモのくすりのかぶれ、汗止めスプレーや消臭スプレー、虫除けスプレーなどのかぶれは、夏ならではのものですね。

使用していて、かゆくなったりぶつぶつがでてきたら要注意です

汗をかくことは、皮膚には必要なことです。
でも、汗をかきすぎたり、かいた汗をそのまま長時間放置すると、トラブルのもとです。

汗をたくさんかいたら、シャワーを浴びたり、ぬれタオルでふいたりして、はやめにさっぱりさせましょう。

保湿クリームを毎日塗っている方が、かぶれにくくなるのでオススメです。
夏に塗りやすいタイプもあるので、ご相談ください

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする