宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

3月のまとめ

2010年03月31日 19時39分18秒 | 花粉症
3月の最後の日です。

ここで、とりあえずいったん今年の花粉症のまとめをしてみましょう。

今年は、予想通り、スギ花粉の飛散は少ない年となりました。
しかし、今年は、予防治療をした方としなかった方の症状に大きな差がでた年でもありました

1月から予防治療をしていた方は、ほとんど無症状でした。
とても、楽だったようです

一方で、花粉が少なそう・・・という事でちょっと油断してしまい、予防治療をされなかった方の中には、かなり症状がひどくなった方がみられました
その症状とは・・・くしゃみや鼻水、目の痒みだけではなく、顔や首を中心にかゆい皮膚炎がでるというものでした。

予防治療をきちんとしながら、丁寧なスキンケアをされていた方は、ほとんど症状が出ませんでしたから、その差は大きかったです

4月になると、今度はヒノキ花粉のシーズンです。
お花見をした後に湿疹がでる方が毎年多いので、油断をしないでお過ごし下さい

かいたり、こすったりはダメ!!

2010年03月30日 17時20分02秒 | 花粉症
桜の花がだいぶ開いてきました。
もうすぐ、満開ですね

スギ花粉に加え、ヒノキの花粉も飛び始めています。

2~3日前から花粉症が出た方が何人かいましたが、ヒノキ花粉の可能性があります。

スギ花粉と同じように、ヒノキ花粉でもかぶれや湿疹がおこります。
症状はほぼ同じで、目の周りや口の周り、頬、耳のそば、首などにかさかさした湿疹が出ます。
腕や手、背中にもでる方がいます。

さて、湿疹がでると、かゆいので、当然、掻いてしまうことがあります。
掻くと、気持ちよいので、どんどん掻いてしまったり、また、入浴時にこすってしまったりする方が少なくありません。

しかし、これは、絶対にダメなのです

かいたりこすったりすると、皮膚の角質層がはがれたり、皮膚の表面に傷をつけてしまいます。
その部分に、さらに花粉がどんどん侵入してしまい、さらなる強い痒みをよぶのです

花粉で湿疹になったら、なるべく早く受診して下さい。
速やかに痒みをとる治療をして、一刻も早く治すようにします。

早く治しておかないと、ヒノキ花粉は5月半ばまで飛びます。
適切な治療をして、肌を良い状態にしておきましょう

軽いうちに治そう!

2010年03月29日 18時30分11秒 | アトピー性皮膚炎
今日は、寒かったですね~
雪が降っても驚きませんよ~って感じです。。
冬に逆戻りですね。

さて、今日は、アトピー性皮膚炎のお話です。

私は、ブログでアトピー性皮膚炎の事を書くことを極力避けてきました。
なぜなら、この病気ほど、誤解されやすく勘違いもされやすい皮膚病はないからです。

うっかり、言葉で簡単に語ると、間違った理解をされてしまい、後でとても困ることになります。

私は、患者さんに、次のようにご説明します。
「千人のアトピー性皮膚炎の患者さんがいたら、治療法も千通りあります」・・・と。

つまり、それだけ、個性的で千差万別で、きめ細かい治療が必要なのですね

つまり診断はなかなか難しく、治療はきめ細かさと根気が必要なんです

でも、アトピー性皮膚炎が、みな重症で治すのが難しいかというと、そうではありません。

正しく診断し、その方の症状に合った治療をすることが大切です。
正しく計画的に治療していけば、治りやすい方も少なくありません。

でも、どの方にも大切なのは、なるべく軽いうちに早く治してしまい、上手にコントロールすることだと思います

よく、皮膚病は夏に悪化すると思われているようですが・・・。
アトピー性皮膚炎は、春にひどくなる患者さんが多いですね。

ですから、今の時期を上手に治療し乗り切ることが、とても大切なポイントですね

アトピー性皮膚炎というと、ひどくなる重症のものを思い浮かべる方が多いようですが、そうでもありません。
きちんとその方にあった治療をすれば、かなり軽症でいられたり、またはほとんど痒みもなく過ごせることも多いです。

正しい知識を持って、治療に参加してほしいですね


この時期の手荒れ

2010年03月27日 21時05分28秒 | 診断と治療
大学通りの桜の花のつぼみがだいぶ膨らんでかなり開き始めています

とはいえ、桜の木はまだ準備中という段階です。
随分、気が早いなぁ・・と思いましたが、もうお花見をしながらお酒を飲んでいるグループがいました。
冷たい風に吹かれながら、まだ二分咲きくらいの桜の木の下で、ビールを飲んでいました。
ちょっと、寒かったのではないでしょうか・・

最近、手荒れの患者さんがたくさんいらしゃいます

手荒れというと、真冬のイメージがありますね。
原因は、洗剤とか、暖房の乾燥とか・・・。
水仕事の多い主婦とか、育児中のお母さんとか、美容師さんとか、看護師さんとか、職業病を思い浮かべる事も多いと思います。

でも、ここ最近、暖かい春になってから、手の湿疹がいっそうひどくなる方が多いのはなぜでしょうか?。

それは、実は、花粉や黄砂、ホコリなどが原因なんです

屋外に干した洗濯物をたたんで、手の湿疹が一気に悪化した方もいます。
野球やサッカーなどで、ホコリまみれになって手の湿疹がひどくなった少年も多くみます。

春は空気が乾燥している上に、風がよく吹き、花粉や砂ホコリが舞いやすいのです。
知らないうちに、手はかさかさして花粉やホコリがまぶされてしまい、湿疹になるのですね

手はよく洗いましょう。
ただし、洗えば手はかさつきますから、必ずハンドクリームでまめに保湿ケアをしておきましょうね


花粉情報

2010年03月26日 18時05分17秒 | 花粉症
気温もお天気も不規則にコロコロと変わりやすいですね。
こういう季節は、気持ちも身体も不安定になりやすいです。

春休みに入ったお子様も多いと思います。

少しゆったりと過ごしましょう。
ちょっとした疲れの積み重ねで、風邪やヘルペスなどの病気にかかりやすくなります。
早く寝ることも大切ですね

相変わらず、スギ花粉皮膚炎の患者さんは少なくありませんが、スギ花粉はもうすぐ減ってきます。
桜が満開になる来週あたりから、ヒノキの花粉に変わります。

ヒノキの花粉も、スギと同じようにかぶれや湿疹を引き起こします。
この花粉は4月がピークで、5月連休明けまで飛びます。

昨年、4月や5月に湿疹がでた方は、今年も要注意です

今、顔や身体に湿疹が出ている方は、なるべく早く治しましょう。
ちゃんと治しておけば、ヒノキ花粉にかぶれにくい肌でいられます。
しかし、今、湿疹がひどい状態で放置していると、4月にさらに悪化してしまうのです。

公園に遊びに行ったり、遠足に行ったりした後に、ひどくなる事が多いですね。

春は楽しいイベントがめじろ押しですね。
今のうちにきちんと治し、皮膚を正しくケアして、楽しい春を過ごしましょう

風が吹くと・・・・・

2010年03月23日 18時26分11秒 | アレルギー
連休中に、すごい風が吹きましたね

毎年、感じるのですが、春の強い風は要注意です

強い風が吹いた日に外出された方が、その日や翌日に顔や首に湿疹が出る・・・ということをよく経験します。
先週の半ばや連休に、風の日が多かったのですが、そのせいで湿疹が急に悪化したという患者さんがとても多かったです。

一番多いのは、顔が赤くなった、顔にぶつぶつが出た、顔がざらざらする、まぶたやくちびるが腫れた・・・という症状です。
その他、首や耳たぶにも症状が見られます。

次に多いのが、手の甲や腕に湿疹が出たという人です。

長時間、風の中にいた人は、背中などにも湿疹が出てしまいます。

これらの原因は、スギ花粉、ほこり、黄砂です。

連休中は、黄砂がすごく飛んだので、外にいた方はかなり湿疹が出てしまったようですね。

アドヴァイスです
春の風の強い日は、皮膚の弱い方は、外出を避ける方が無難です。
やむを得ず外出する方は、帰宅後にすぐにシャワーを浴びましょう。
花粉や黄砂を洗い流し、着替えてさっぱりしましょう。
すぐに、保湿クリームをぬっておくことがお奨めですね。

春の風は、肌荒れの原因です。
お気をつけくださいね

しっかりと休養しましょう

2010年03月21日 09時43分28秒 | インポート
夜中の強風はすごかったですね
窓ガラスががたがた鳴って、目が覚めました

今日は、黄砂が飛ぶようです。

黄砂が飛ぶと、その後、皮膚炎が悪化する方が増加します
気をつけて下さいね。

私は今日はしっかりと休養します
2週間前から、日曜も休診日も用事があり外出していたため、一日も休みがなく、ここにきて急にどっと疲れを感じます。
ちょっと過労ぎみです・・・

このところ、気温の高低差が激しいため、ただでさえ体調を崩す方が増えています。
無理をすると、身体に変調をきたすのです。
最近、帯状疱疹や口唇ヘルペス、じんましんなど、体力低下によっておこる病気の方が増えています。

連休ですから、楽しいプランの方もいらっしゃると思いますが、たまにはゆ~っくり身体と心を休めるのも良いと思います。
たまには、ぐずぐず、だらだらを楽しんでみてはいかかでしょう

スギ花粉症(その20)

2010年03月19日 18時05分48秒 | 花粉症
どうやら、昨日、花粉量はかなり多かったようです

暖かく、風も吹いていましたね
スギ花粉は今がピークと思われます。

昨日から、顔の湿疹が急にひどくなったという方がかなりいらっしゃいました。
スギ花粉皮膚炎は、いきなり悪化をみるので、みなさんびっくりされているようです。

鼻炎(くしゃみ、鼻水)や結膜炎(涙、目の痒み)は、お天気により、自然に良くなる場合もあります。
現に、昨日はひどかったけれど、今日はかなりましです・・・とおっしゃる方が何人かいました。

が、皮膚炎は、いったんひどくなると、その翌日や翌々日にさらに悪化をみることがあります。
自然に治るのを待っていると、いつの間にか掻きむしってしまい、治るどころかさらにひどくなる事が多いのです。

大切なことは、花粉皮膚炎にならないように予防すること(お洗濯ものを外に干さない、アレルギーののみ薬をのむ、帰宅後のシャワー)です。
しかし、いったん、皮膚炎をおこしてしまったら、速やかに治療することが大切です

ぐずぐずと治療をせずに時間がたってしまうと、その間にどんどん悪化してしまうことが多いので、皮膚炎はやっかいですね。

顔の皮膚炎予防に、マスクをするのも有効ですが、ここでちょっとご注意があります
それは、マスクの材質や形です。
紙マスクで皮膚がかえってあれる人もいますし、ワイヤーがあたって頬がこすれて赤く皮がむけてしまうこともあります。
その場合は柔らかいガーゼマスクがお奨めです。

スギ花粉は今月がピークです。
なんとか工夫して、のりきりましょう

花粉とホコリ

2010年03月17日 17時06分14秒 | 花粉症
春になると、空気が乾燥しているだけではなく、風の吹く日が多くなります

春風には、スギ花粉やヒノキの花粉や黄砂が混じっています

屋外で運動したり、体育の授業があったりすると、花粉やホコリを全身に浴びます。
アトピー性皮膚炎の方や、極端に乾燥肌の方は、湿疹の悪化をみます。
顔や首、頭の中などに湿疹が悪化しやすいですが、そろそろ薄着になってきたので、全身に湿疹がでることがありますね。

帰宅後は、すぐにシャワーを浴びて、全身洗ってさっぱりしましょう
石けんは使ってかまいませんが、泡をたてて手でやさしく洗うことがお奨めです。
ナイロンタオルやボディブラシの使用はやめましょう。
ごしごしこすり洗いは、湿疹がひろがり悪化するので駄目です

よく季節の変わり目に肌の調子が悪いとおっしゃる方がいます。
実は、花粉や黄砂やホコリが原因の場合が少なくありません。

汚れはきれいに洗い落とし、その後、きちんと保湿ケアをしておきましょうね

スギ花粉症(その20)

2010年03月15日 14時07分18秒 | 花粉症
花粉デビューという言い方を使う方がいます。
そのとおり、今年はじめて花粉症になってしまった場合使います。

今年は、例年より花粉の量が少なめなので、花粉デビューの方は少ないように思います。
花粉が大量に飛んだ、2005年は花粉デビューした方がたくさんいらっしゃいましたね。

し、しかし・・・!!
ことし、皮膚の花粉症でデビューした方は、かなり多いんです
花粉量は少なめなのに、なぜなんでしょうか?。

それは、花粉の量ではなく、皮膚のコンディッションに関係がありそうです。

2月から3月、今年は例年になく雪がよく降りました
雪が降るということは、それだけ気温が低い日が多かったということです。
0度から4度くらいの寒い日が何回もありましたね。
すると、当然のことながら、皆さま、外出を控え室内にいる時間が長くなります。
室内は、暖房でじゅうぶんに暖めていたと思います。

つまり、雪の日が多いと、暖房のかかった暖かい部屋に長時間いる可能性が増えるわけですね。

気づかないうちに、皮膚はどんどん乾燥してしまったはずです

乾燥して、皮膚の表面の角質層は荒れてしまい、花粉の侵入しやすい状態になってしまうのです

その結果、少なめの花粉でも、乾燥肌に侵入し、やがて皮膚炎や湿疹になってしまうわけですね。

ところで・・・。
「お洗濯ものを外に干してはいませんか?」とお聞きしますと
「はい、ほとんどは干していません」とおっしゃる方がいます。
「ほとんど・・とは?」とお聞きしますと
「雨の日は干しません。晴れた日だけ、外に干します」と言われる方が少なくないんです

晴れた日に花粉がたくさん飛ぶのですよ
花粉は3~4月がピークです。
くれぐれもお気をつけ下さいね