宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

今年の春の花粉症(その12)

2018年03月28日 06時56分20秒 | 花粉症
昨日、国立の桜が一気に満開になりました

暖かさに誘われて、お花見の人出がすごいですね。

でも・・・。

ちょっと気になることがあります。

それは。

春の5Kです。
花粉。
乾燥。
強風。
寒暖差。
黄砂。

これは、この5Kはいずれも、肌トラブルの大きな原因だからです

お花見を楽しんだり、公園遊びをしたり、スポーツやウォーキングなどで、多くの方が屋外にいる時間が長くなります。
しかも、暖かいので、首や腕や足などが露出しがちです。

その結果、この5Kの影響を受けるのです

昨日の診療でも、顔が真っ赤、頬にぶつぶつ、まぶたの腫れ、首やうなじや耳のかゆみ、肩や腕や手の湿疹やかゆみの患者さんがとても多かったです。

お花見は楽しいですが、一方で肌のトラブルも多い時期なんです。

今日は、P.M2.5が非常に多くなっており、咳や気管支炎にも大きな影響があります

帰宅後は、なるべく早く、シャワーを浴びて室内着に着替えましょうね


今年の春の花粉症(その11)

2018年03月26日 06時45分12秒 | 花粉症
昨日のうちに、国立の桜が一気に花開きました

例年より早めに見ごろのピークがきそうです

毎年のことですが、お花見のあとに花粉症が悪化する方がたくさん来院されます。
これは、お花見で屋外にいる時間が長くなるからです。

さらに。

お花を見ながら、お酒を飲む方も多いと思います。
アルコールのせいで血流が増し、炎症が強くなるのですね。
そのせいで、鼻詰まりがひどくなったり、目が真っ赤になったり、顔の皮膚炎が悪化したりするのです

暖かくなり、過ごしやすい気持ちの良い晴れの日に、とても残念なことだと思います

なので。

花粉に気をつけながらお花見を楽しんでください

出来れば、マスクを着用してください。
上着はナイロンのようなつるつるした生地のフード付きパーカーが良いと思います。
そして。
帰宅後は、速やかにシャワーを浴び、髪の毛も洗ってください。
髪や地肌に花粉がたくさんたまっているからです。

今日、お天気が良いので、桜を見に出かける方は多そうですね。
花粉症の方は、ちょっと気をつけて、お花見を楽しんでくださいね














土曜日の診療のお知らせ

2018年03月21日 06時55分30秒 | 日記
今日は、祝日で休診です

春分の日だというのに、まるで真冬に戻ったような寒さですね。

これからさらに寒くなり、なんと雪が降るかもしれません

さて。
今日は、お知らせです。

4月7日の土曜日、お薬のみの処方の日と変更させていただきます。
実は、友人の結婚式に出席するのです
休診も考えましたが、ヒノキの花粉症のピークでもありますので、お薬の処方をいたします。
この日の通常の診察はございません。
簡単な診察でお薬を処方しますので、経過の安定している方や、花粉症や保湿クリームなどのお薬をご希望の方はおいでください。
なので。
いつものようなゆっくりじっくりという診療は難しいと思います。

結婚式に遅刻はできません。
なにとぞ、ご理解をお願い申し上げます。

3月は土曜の診察日が一日多く、5回あります。
24日、31日は平常診療ですので、よろしくお願いいたします

帯状疱疹

2018年03月18日 00時43分33秒 | 診断と治療
暖かくなってきたとはいえ、寒暖差がまだ大きいですね

花粉症は今がピークのようで、症状が強く出始めている方々が来院されます。
短期間の強めの治療が必要と考えられる方が増えています。
ひどくなりすぎないうちにしっかりと治療しないと、日常生活に支障を来しますね

さて。

気温差が大きいと、身体も疲れやすいですね。
また、何かと忙しい時期でもあるのでしょうか。
帯状疱疹の患者さんがとても多いです

帯状疱疹は、近年増加傾向がある皮膚病です。
知名度もあがり、診断を申し上げるとかなりご存じの方が多いです。

早めに受診すれば、治療を早くスタートでき、以前ほどは恐れる必要の少ない病気になってきました。
放置すると悪化し、後遺症も残ることもあるので、甘く見てはいけません。
でも、治療薬は進歩しており、外来で十分治せる疾患になっています

ピリピリした痛みと、ちょっとした発疹があれば、なるべく早くの受診をお勧めします。
早めにのみ薬をスタートすれば、それだけ軽くすみます。

今の時期は、寒暖差に加え、卒業や進学や転居などの環境の変化などでストレスの多い時期と言えると思います。

リラックスや十分な睡眠を心がけてお過ごしください

皮膚科の治療としてのスキンケアの役目

2018年03月10日 19時28分52秒 | 化粧品
雨が降ると、いくらか湿度を感じ、ほっとしますね
雨の日は、花粉の飛散は少ないため、それもまたほっとします。

でも・・・。
雨が上がり、暖かい晴れの日には、花粉の飛散は倍増します
花粉の本格飛散は、いよいよ始まりますね

皮膚科的には、花粉の飛散による皮膚のかぶれや湿疹やアトピー性皮膚炎の悪化などが問題です。

昔は花粉で肌荒れなんて起こらなかったのですが。
近代化した都会の生活に伴い、現代人はすっかり肌が弱くなってしまいました

清潔志向の結果、洗浄力の優れたボディシャンプーなどで肌をゴシゴシと洗いすぎる傾向があり、角質層が傷つけられています。
夏は冷房、秋から春までずっと暖房をつけている生活の結果、室内の湿度は一年中低くなっています。
こうして、皮膚の最外層の角質層の水分の保持能力がどんどん低下しています。
その結果、どの年齢の人も、乾燥肌になっているのです。

乾燥肌は、ただ乾いているのではありません。

本来であれば、皮膚の中に入らないはずのものが、角質層から中へ侵入するようになっています。
たとえば。
ハウスダスト、カビ、動物のふけ、さまざまな花粉、細菌やウィルス。
こうしたものは、丈夫な皮膚であれば、角質層で遮られて、皮膚の中にまでは侵入しないのです。
でも。
現代人の水分を失った弱い角質層では、これらの物質が侵入し、その結果、さまざまな皮膚炎やかぶれ、アレルギーをおこすのですね

しっとり!もちもち!オールインワンジェルは、この角質層に長時間水分を保持し続ける目的で開発しました。
一年間の研究開発を経て、発売してから、一年あまりたちました。

かなりたくさんの患者さん方にお使いいただいていますが。

予想をはるかに超えた大好評で、本当にうれしいです
つくづく、開発して良かった!!と思います。

使い心地の良さや、値段の手軽さなども好評ですが。
何よりもうれしいのは、皮膚がとても敏感な方々から高評価をいただいていることです。

とくに感動したのは。
発売当初からお使いいただいて、一年以上使い続けている方々の皮膚の状態が、とても良いことなんです。

「肌がぜんんぜん乾燥しなくなりました!。」
「つるつるすべすべしてきました。」
「かゆくならなくなりました。」
「吹き出物が出なくなりました。」
などのうれしいご意見をたくさんいただきます。

これは、本当にうれしいです

なぜなら、スキンケアが、立派に治療効果をあげているからです

これは、立派な、プライマリーケア(予防医学)です。
皮膚病を予防するスキンケア。
悪化させないスキンエア。
きれいな皮膚に導くスキンケア。

薬で治療することも大切です。
でも・・・。
薬の要らない正しいスキンケアによる治療も、立派な治療と言えますね。

というわけで。
スキンケアにも力を入れています。
お気軽にご相談ください













今年の春の花粉症(その10)

2018年03月04日 07時41分19秒 | 花粉症
急に春がやってきました
あまりにいきなり暖かくなったので、まだ心も身体も準備ができていません。
暖かいのに、ダウンコートの方が目立ちますし、電車にはがんがん暖房がかかっています

この暖かさとともに、やはり今年も始まりました。

花粉症です

一週間前からぼちぼち患者さんが増えていましたが、昨日の診療では、かなり悪化している方も目立ちました。
多くの方が
「寒いから、まだ大丈夫と思っていました。」
「去年大丈夫だったから、今年も平気かと油断していました。」
といったことをおっしゃいます。

そうなんです。
今年の特徴は・・・油断している方が多いことです。

でも。

私は、とても心配していました
なぜなら、今年は厳しい寒波が襲来し、二度も雪が降ったからです。
なぜ雪が降ることが関係あるのでしょう。

それは。

雪が二度も降るということは、寒さがそれだけ厳しかったということです。
ということは・・・。
暖房が、それだけ強くまた長時間かけられていたということにもなるのです。

連日暖房を効かせた学校やオフィスや保育園や自宅で過ごし続けた結果、皮膚の角質層や鼻粘膜や目の結膜は乾ききっています。
皮膚は毎日保湿ケアをし続けている方でさえも、乾燥はやはり見られました。
まして、鼻や目の粘膜はケアせず放置状態です
鼻や目はずっと乾いているので、花粉などの異物を侵入しやすい状態がスタンバイされていたと思います。

だから、今年は、花粉の量が少ないとしても、症状は出やすいのではないかと危惧していました。
まして、昨年の1.5倍の飛散量とされています。

さあ、皆さま、エアコンを消しましょう

大分寒さが和らいできましたので、もう過剰なエアコンは必要ないです。

3月もまだ暖房をつけ続けている施設はとても多いです。
でも。
暖房をつけ続けていると、花粉症は悪化します。
お気をつけくださいね

今年の春の花粉症(その9)

2018年03月01日 09時18分17秒 | 花粉症
3月になりました。
日に日に、日差しが明るさを増しています

紫外線の増加とともに、春の花粉は飛散量がかなり増え始めました

今週から、急に症状がひどくなっている方が増えています。

鼻水や鼻詰まりには、点鼻薬の併用を・・・。
目のかゆみや涙には、点眼薬の併用をお勧めします。
どちらも処方したしますので、お申し出ください。

花粉症は、鼻や目だけでは無く、実は肌荒れや皮膚炎を起こします

目の周りのかゆみやはれ、頬やくちびる、耳の後ろ、首、頭の地肌のかゆみ。
全身のかゆみや湿疹。
こういったさまざまな皮膚のトラブルをおこすのです。

特に目立つのは、アトピー性皮膚炎の急激な悪化。
お子様の、露出部(顔、首、手足)のかゆみと湿疹。
もう一つは、女性の顔の肌荒れと吹き出物です

最近、とても気になることがあります。
それは。
スキンケアの間違いから、肌の調子が悪くなり、その結果顔に湿疹や吹き出物が出ることをくり返し、皮膚科に飛び込んでステロイド軟膏や抗生物質をもらいいったん治すものの、また、間違ったスキンケアを行って、また繰り返し、また皮膚科の治療を受けるという・・・・こういった患者さんの受診が増えてきたことなんです。

なので。

私は、数年前から、スキンケアだけの受診もお受けしており、その方の肌質を見極めて、スキンケアのアドバイスも行っています。
これは、美容というスタンスではなく、正しいスキンケアをアドバイスすることによって治療薬や治療期間を減らす目的の、つまり皮膚科疾患治療の一環なんです。
治療の必要ない健康な肌を目標にすることは、その結果、丈夫できれいな肌に導くことになるのです。

長く皮膚科の診療に携わって来た結果、私の目標は、薬の必要ない素肌に導くことです。
これは、その後、健康で見た目もきれいな素肌につながると思うのです。

そもそも、たかが花粉やハウスダストなどで、肌がかぶれたりかゆくなること自体がおかしいと思うのです。
花粉やハウスダストと共存して、影響を受けない本来の素肌を目指したいと思っています