宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

かゆみの原因

2015年03月31日 19時55分31秒 | アレルギー
今日は、まさに桜の美しさを満喫出来る貴重な一日となりました

ぽかぽかと暖かく、風もそれほど強くなく、おだやかな明るい日ざしを受けて、桜がいっせいに花開きました。
うす桃色の桜並木がずら~っと遠くまで連なり、大学通りは桜のトンネルとなり、見事な春の景色となりました。
明日は雨らしいですから、夜桜見物も今日が見頃ですね。

桜が満開になったから・・・ではないと思いますが、今日の当院の混雑はかなりのものでした
お花見ついで・・・というわけではなさそうなくらい、重症の方も多かったです

とくに頭、顔、首から肩まわり、うでや手のかゆみやかさかさ、湿疹が多かったです。

今日来院された方々は、とくにこの1週間でひどくなったようです。
その原因は。
スギ花粉、ヒノキ花粉、黄砂などを含んだ春の風にあります。

暖かくなったので、薄着で外出する方も多くなり、屋外での活動も増えます。
スポーツ、遠足などを楽しむ機会も増えてきます。
その結果、花粉や黄砂を含んだ風を全身に浴びる機会も増えるのです。

冬の間、暖房によって全身が乾燥肌になっていると、花粉や黄砂によってかぶれやすくなります。

つまり。
かゆみの原因は、肌の乾燥と、花粉や黄砂によるアレルギーなのです。

お洗濯ものや布団の屋外干しはやめましょう。
帰宅後は、すぐに全身をシャワーで洗い、花粉を洗い流して、すみやかに室内着に着替えましょう

それにしても・・・。

ハードな一日でした
残念ながら、ゆっくりお花見をすることもなく、足早に帰宅してしまった私です。
明日、曇り空の桜並木を楽しむつもりです





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花粉症の原因

2015年03月30日 16時40分30秒 | 花粉症
国立の桜が一気に花開き、大学通りが白いトンネルを作り始めています

大学通りの桜はいまや有名ですが、桜の樹齢が高いため、花の色が薄くあまりピンクではありません。
なんだかはかない印象の白い花びらが、満開になるとこんもりと集まって華やかな景色を作ります。

そんなわけで、今日は大天気も良いこともあり、大学通りの人出がすごいです。

私は通勤の行き帰りに、その白いトンネルをくぐって自転車で走ります
あえてお花見をしませんが、毎日春が進むのを感じます。
むしろ。
大学通り沿いに、今日は、チューリップと三色スミレが綺麗に咲き誇っていました。
こちらに春の到来を強く感じましたね。

さて。

喜んでばかりもいられないのが、この時期のアレルギーの存在です。
つくづく思うのは。
私が子供の頃は、多少ハナタレ小僧という存在はありましたが、アレルギー性鼻炎などという言葉は聞きませんでした。
まして。
お友達の中に、花粉症などを知っている人は、皆無でした。

それは、当然です

だって、昔はそんな病気はほとんどききませんでしたから。
第一。
私が医学部生だった頃、アレルギー性鼻炎あるいは花粉症は、若い成人になるものと習った記憶があります。
子供にもないし、高齢者にもみられないと教わりました。
でも。
今や、これは間違った知識となりつつあります。
アレルギー性鼻炎や結膜炎、花粉症は、いまや0歳にもみられ、当院には80代の花粉症の患者さんも少なくありません

どうして、こんなことになったのでしょうか

ここから先は私見です。

よくテレビで、戦後にスギの木を植樹したからと言っていますね。
でも、疑問を感じます。
なぜなら、もしスギの木の数にのみ原因があるのなら、日本の三大スギ樹林地帯に患者さんが集中するはずです。
また。
ヒノキ花粉症、ハンノキ花粉症、イネ花粉症、ブタクサ花粉症などのその他の花粉症の急増をどう考えたらよいのでしょう。

私は、都会に花粉症が集中していることに答えを感じます。
つまり。
都会の生活は、さまざまな花粉にアレルギーを起こしやすい環境であると思われます。
自動車の排気ガス。
アスファルトや鉄筋コンクリートの環境。
身の回りに池や川や海や水田などの水がないという環境。
そして。
室内を暖め続ける暖房器具の普及。たとえば、エアコン、ファンヒーター、床暖房やホットカーペットなどの使用の普及です。

これらにより、私達の生活する環境の湿度がかなり低い状態が続くのです。

昔はあまりなかったのが。
ドライアイ、ドライノーズ、ドライスキンです。

最近の都会人は、当たり前のようにドライスキンを受け入れています。
乾燥肌が当たり前と思いすぎです。
でも。
近年の都会の生活環境により、この乾燥肌がかなり深刻な状態まできていると思います

花粉症をはじめとしたさまざまなアレルギーは、いったんなってしまうとやっかいです。
しかも、スギ花粉だけではすまない方も年々増加の一途です。

お願いです。
暖房を消しましょう。
そして。
昔のように重ね着をする生活を見直しましょう。

そろそろ春を感じるあたたかさなのに、今日ちょっとのぞいてみたお洋服屋さんはエアコンがガンガンきいていました。
こういうことをおかしいと思って欲しいのです

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春の風(その2)

2015年03月28日 20時55分06秒 | アレルギー
今日のあたたかさで、国立の桜がやっと開き始めました

土曜日でしたので、あちこちでシートを拡げてお弁当を食べているグループを見かけました

このところ、ちょっとブログが書けずにいて、すみません
ちょっと疲労がたまり、帰宅後、お風呂に入るとぐったりしてしまい、ブログをお休みしてしまいました

今週に入り、花粉などによりアレルギーのひどくなっている方が増加し、中にはかなり重症の方もいて、診療にかなりパワーをそそぎました
いろいろとご注意することも多くなり、全力で話し続けたら、帰宅後は急に力が抜けてしまい、気づいたらソファで寝てしまうことも。
というのも、それだけご注意することが多くなってきたからです。

まず。

このところの春の風の中には、アレルギーの原因となるものが多く含まれます。
スギ花粉。
ヒノキ花粉。
砂ぼこり。
黄砂。
P.M2.5も入っているかもしれません。

駐輪場においている自転車のサドルに黄色っぽい粉がたまっています。
玄関のドアノブや、自動車のボディ、ベランダにも、黄色っぽいものが付着していることが多くなりました。
こういったものが皮膚炎やかぶれ、かゆみ、かさかさをひきおこすのです

今日は、かなりの方々に
「お洗濯ものを外に干してはいけませんよ!!」
とご注意申し上げました。
昔は洗濯物は外に干し、お日様の光をたっぷりと浴びさせて乾かすのが良いとされていました。
でも。
最近の都会の生活では、屋外に干すことのリスクが多くなりました。
さまざまな花粉、排気ガス、黄砂などをたっぷりと付着させるため、マイナス面が多いからです。
また。
洗濯物や布団を外干しにすると、花粉症の飲み薬もあまり効きません。
せっかくしっかり長期飲んでも、無駄になっているケースもあるんです

とまあ、今日は、こういったアドバイス(もしや、お説教??)をし続けていましたね

それと。

春の風をいっぱい浴びて帰宅したら、なるべく早めにシャワーを浴びて花粉を洗い流し、室内着に着替えてしまいましょう

せっかく開き始めた桜の花が長持ちするように、明日、雨が降りませんように・・・





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頭の地肌のかゆみ

2015年03月23日 16時38分40秒 | 診断と治療
大学通りの道沿いに、菜の花の列がぐ~~んと背をのばしました。

黄色い列がずっと並ぶわきを自転車でこいでいると、まだ桜のつぼみも膨らんでいないのに、すっかり春の気分です

そうです。
いよいよ、長かった冬が終わりを告げています。

さて。

このところ、頭のかゆみを訴える方がとても多いです
頭のかゆみの原因は、さまざまあります。

もともとのフケ症。
脂漏性皮膚炎。
シャンプーやコンディショナーが合わない場合。
毛染めのかぶれ。
スギ花粉の湿疹。
尋常性かんせんなどの慢性疾患。

このように、頭のかゆみにはさまざま原因が違います。
でも。
共通して注意しなくてはならないことがあるのです。

髪の洗い方です。

地肌がかゆくなるきっかけとして、暖房などによる空気の乾燥があります。
冬、エアコンなどの暖房器具により、湿度が低下し、皮膚全体の乾燥がおこります。
顔は化粧水や乳液などを塗ったり、身体もボディクリームを縫ったりする方が多いと思いますが。
頭の地肌の保湿ケアをする方はほとんどいませんね。
にもかかわらず。
真夏と同じシャンプーを使い、かゆいからといって、ごしごしと頭を洗う方は少なくありません。
夏と同じシャンプーで強めに洗えば、地肌が荒れて乾燥しやすいことは、当然ですね。

今の時期、花粉によりかゆくなることも多いので、洗髪はしましょう。
でも、その際に、注意点があります
それは。
夏よりもシャンプーを少なめに使い、強くではなく、かゆくてもやや弱めに洗うことがポイントです
爪をたてず、ちょっと頼りないくらいの洗い方で充分です。

この洗髪方法が、悪化を予防するポイントですよ。

後は、地肌の状態にあった塗り薬を処方しますから、地肌に塗って治しましょうね。

軽症の場合はローション、じくじくしてひどい方にはクリームを処方しています。

頭のかゆみはとても不快です
さっさと治し、すかっとした気分で、春の本番を楽しみましょうね



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春の風

2015年03月22日 13時24分57秒 | アレルギー
日に日にあたたかさが増しているようです

とはいえ、寒暖差がはげしいので、体調の管理にはお気をつけください

さて。

先日、テレビで
「この季節は、肌の揺らぎが問題です。とても敏感肌になります。」
と言っていました。

なぜ、今の時期、肌が敏感になるのでしょうか。

それは。

気温差が大きく、疲れやすかったり。
受験や、年度末や、卒業など、さまざまな行事などでとても忙しかったり。
これらの環境の要因や精神的にも肉体的にもストレスがかかっていることも原因でしょう。

でも。


大きな問題は、春の風にあるのです。

今頃の季節は、そよそよと風のふく日が多いです。
この春の風は湿度が低いので、さわやかではありますが、湿度が低い風というものはいわばドライヤーのように肌を乾かしてしまうのです

さらに。
この風の中身が問題です。
春の風は、スギ花粉、ヒノキ花粉、砂ぼこり、黄砂、PM2.5などを含んでいるからです。

乾いて防御力が低下した敏感肌に、これらの花粉や黄砂が付着すると、アレルギー性湿疹をおこすのです

大切なのは。

エアコンなどの暖房をひかえること。
外出から帰宅したら、すぐにシャワーなどで花粉を落とし、洗顔し、しっかりと保湿ケアをすること。
もし肌荒れをおこしたら、さっさと治療して治しきってしまうことが大切です。
なぜなら、ほおっておくと、その後にもっと悪化するからです。

もうすぐ桜の開花が始まりますね

さくらが満開になるころに、ヒノキ花粉の飛散が多くなります。
そのころから黄砂も増加します。
つまり、肌荒れをおこしやすい季節といえるのです。

お花見を楽しむためには、肌のうるおいをしっかりと守るケアをしましょう






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今年のスギ花粉症(その7)

2015年03月18日 23時12分53秒 | 花粉症
お休みの後、三日間診療して。

気づいたことがあるのです

それは。

毎年のように花粉症がひどかった方々の中で、今年、症状がとても軽いか、あるいはほとんど気にならないくらい軽症の方が少なくないことなんです

天気予報では連日のようにスギ花粉の飛散は「大変多い」と発表していますし。
今日、内科の医者に数名お会いしましたが、
「今年は、花粉症、ひどい人が多いね。」
とみなさま、口をそろえておっしゃいます。

ふむふむ。
それでは、なぜ、今年は、当院では軽症あるいは調子の良い方がわりあい多いのか。

毎年、花粉症に悩む方や、花粉の時期に皮膚炎や湿疹が悪化するとわかっている方に、私は昨年のうちからかなりしつこく次のようなことを申し上げてまいりました。
それは。
1.1月に入ったら、なるべく洗濯物を屋外に干さないこと。
  2月に入ったら、絶対に干さないこと。
2.1月のうちから抗アレルギー剤を内服すること。
3.晴れた日や、風のある日の外出には気をつけること。
4.帰宅後は、早くシャワーを浴び、室内着に着替えること。
5.顔や首、全身に、毎日保湿クリームを塗ること。
6.暖房はなるべく控え、重ね着をして暖をとること。

こういった毎日の気配りは、確実に皮膚やのどや鼻や目に花粉症の予防としての効果があるからです。

その結果。
これらをなるべく守った方々の花粉症の症状がきわめて軽いのです
もちろん、全員が症状がでなかったというわけではありませんが、それでも、努力が実った方々は皆さん、とても喜ばれています

私は、今年、花粉飛散のピークに数日休診することをお伝えしていました。
なので、その間にひどくなると、大変申し訳ないと思いまして、2月に入ると、例年にも増してみなさまに予防のご注意をしたように思います。
その結果、軽症で乗り越えられるとすれば、こんなに嬉しいことはありません

先日、あるアトピー性皮膚炎の患者さんが
「今年は、これまでで一番調子が良いです。こんなに保湿クリームの効果が実感できると、もうやめられませんね。」
とおっしゃいました。
素晴らしい。ブラボー
とても嬉しかったです。

さぁ。
スギ花粉症を上手に乗り越えられそうな方々。
これからあと少しで、ヒノキ花粉の飛散に変わります。
これも同じように上手に乗り越えて、丈夫な皮膚、鼻、目を維持しましょうね




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ひとりごと

2015年03月15日 20時07分00秒 | 日記
みなさま、ただいま帰りました

お休みいただきまして、ありがとうございました

明日から、また、通常どおりの診療をいたします。

みなさま、花粉症やアレルギーは、大丈夫だったかしら・・・

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今年のスギ花粉症(その6)

2015年03月10日 20時24分53秒 | 花粉症
今年のスギ花粉の飛散はピークになっています

昨日は雨だったのでそれほど飛散はなかったようですが、先週は急にひどくなった方が続出していました。

今日も花粉アレルギー皮膚炎の方が数多く来院されましたが、以前から通院されていた方々は、うれしいことにみなさまそれほどひどくありません
今日は、多くの方が
「おかげさまで、今年はそれほどひどくありません。」
とうれしいご報告をしてくれました

これは、これまでアドバイスをしてきましたことを、みなさまがきちんと守られてきた結果が出始めているのです

暖房をひかえていただくこと。
毎日、保湿クリームでスキンケアを続けること。
抗アレルギー剤を予防的に内服すること。
洗濯物を屋外に干さないこと。
・・・・・こうしたことに気配りをし続けると、ドライスキンやアレルギー反応の予防になるのです。

その結果、昨年よりも花粉の飛散量が多いにもかかわらず、症状がでないかあるいはとても軽く済んでいるのです

うれしいうれしいご報告ですね

まだまだスギ花粉の飛散は続きますし、その後ヒノキの花粉、さらに黄砂やPM2.5の飛散もありますので、油断はできません。
でも、今の段階で軽く済んでいる方は、とても喜ばしいと思います。

もっとも、すべての方が軽症ですんでいるわけではなく、中には悪化した方もいると思います。
悪化時に使う薬をお渡しした方は、さっさと飲んだり塗ったりして、いったん治してしまいましょう

あす11日(水)から15日(日)まで、皮膚科を休診させていただきます。
16日月曜日から、通常の診療をいたします。
よろしくお願いいたします







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今年のスギ花粉症

2015年03月09日 16時42分32秒 | 花粉症
今日は、ひんやりと寒い小雨の一日です

こういう日は、花粉の飛散が少なめなので、ちょっと一安心ですね。

さて。

今日は、スギ花粉症のひとつの症状のお話です。
それは、頭のかゆみです。

2月の半ばくらいから、頭のかゆみや湿疹、ふけなどのご相談が増えてきました。
そして、今月に入り、その症状は急増しています。
原因は、スギ花粉が疑われます。

なぜ、花粉で、頭がかゆくなったりふけが増えたりするのでしょうか

それは。

冬の間のドライスキンと密接に関係します。
寒い冬の空気の湿度はとても低く、みなさま、乾燥肌や静電気でお悩みだったかと思います。
その対策として、しっとりする化粧水やクリームなどを塗っていた方も多いことでしょう。
そうです。
保湿する乳液やクリームはとても効果的なのです

ところが

頭の地肌も同じようにかさかさに乾いていたのです。
でも。
地肌に乳液やクリームを塗る人はいないと思います。
むしろ。
地肌がかゆくて、シャンプーの時に爪をたてて、ごしごしと強くこすりながら洗っていた方も少なくはないようです。

その結果。
シャンプーで強く洗いすぎていっそう地肌が痛み、さらに乾燥して、やがて湿疹がでているんです

これは、ちょうど、真冬に手肌がかさかさになってかゆみも出てきた人が、石けんや洗剤で手をごしごしと洗っているようなもの。
当然、悪化するのですね。

この痛んだ地肌に、空中の花粉が付着し、やがてかぶれをおこします。
ますますかゆくなるという悪循環なのです

この場合は、やはりきちんと塗り薬や飲み薬で治療しましょう。
そして、シャンプーは少なめに使うとか、安全な刺激の弱いシャンプーを選択すると良いでしょう。
そして頭をふくバスタオルを屋外に干すのはやめましょう。

当院は、11日水曜日から15日日曜日まで、休診させていただきます。
花粉に関するお薬などは、なるべく明日のうちに多めに処方させていただきますので、ご相談くださいね



















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今年のスギ花粉症(その4)

2015年03月06日 19時19分09秒 | 花粉症
本日は、スギ花粉症の患者さんがかなり来院されました。

スギ花粉症には、次の4タイプあります。

1.鼻水、くしゃみ、鼻詰まりの鼻炎タイプ
2.目のかゆみ、涙目、結膜炎
3.くりかえす咳、気管支炎、喘息
4.皮膚のかゆみ、じんましん、湿疹

とくにここ数日で悪化している方が急増しています

治療のポイントをお教えしますね

まず、どの症状も、できるだけ早めにいったん治療してしまい、なるべく症状を軽くしておくことが大事です。
どの症状も、花粉の飛散によりくり返すことはやむを得ませんが、いったんひどくしてしまうと治療の効果がどんどん出にくくなるからです。
なので。
症状に見合った飲み薬に加え、点鼻薬、点眼薬、塗り薬などを適切に併用して、できるだけ早く症状を抑えることがポイントですね

それに加え。
洗濯物を外に干さないこと。
また、外出から帰宅したら、できるだけ速やかにシャワーを浴び、室内着に着替えて、外着を洗濯してしまうことも良いと思います

とくに。
遠足や屋外のスポーツ、お散歩などの後は要注意
最近は、お散歩の後の赤ちゃんがベビーカーで目のまわりをこすっているケースもよくありますね。

まったく、いやな時代になったものです。
春が憂うつになるなんて・・・

このやっかいな季節を上手に過ごすためには、症状が出ないうちに予防することや、多少症状がでてしまったら早く治してしまうことが大事です

あ。花粉症だ・・・と思ったら、お早めに来院くださいね
















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