宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

保湿のお話その3

2008年11月30日 09時23分43秒 | スキンケア
最近、びっくりすることがありました。
会社で暖房をがんがん暑いくらいかけているため、半袖でも全身あせびっしょりになるというお話を何人からか続けてお聞きしたのです
そのため、全身アセモができたり、足にはミズムシが出来たりといった、本来なら夏の病気で来院される方が結構いるのですよ
やっぱり、おかしいですよねぇ・・もう冬なのにアセモやミズムシとは。
暖房のかけ方には、その会社の常識や知性がでると思います。
口先だけのエコブームよりも、こういう当たり前のことから見直すべきとつくづく思います。
これも一種の現代病なのかなぁと感じました。

さて、当院では保湿ケアに大変力を入れています。
顔には、カオクリームとカオジェルクリーム、くちびるにはリップクリーム、全身には保湿クリームや保湿ローション、手にはハンドクリーム、かかとにはカカトヒビワレクリームがあります。
最近、バージョンアップしまして、全身の保湿クリームや手のハンドクリームには種類が増えました。
また、においのない使い易いタイプも出来ました。
いっそう使う楽しみも増えますね。そう、私は、保湿ケアは楽しく毎日続けてほしいと思っています



保湿のお話その2

2008年11月29日 06時26分20秒 | スキンケア
私は以前から乾燥肌です。
寒がりの私ですが、暖房を長時間かけ続けるのはかなり苦手ですね。
全身が乾燥肌になってしまうし、乾燥による老化が進むのでかなり気をつけています。
では、暖房はどのようにかけているかともうしますと・・・。
寒さにめっぽう弱い私ですが、かといって暖房をかけすぎる事はなるべくやめています。
床暖房にしろ、エアコンにしろ、かけてもやや控えめ・・・これがポイントですね
そして、ここが重要なのですが。室内でもかなり厚着で、あたたかな靴下をはきます。
私の室内ファッションは、ずばり、重ね着です
薄目の生地のものを何枚も重ねて着ます。こうすると生地の間に体温と湿度が層になって、肌を寒さと乾燥から守ります。
今頃の季節は、室内で4枚は着ていますね。
こうすると暖かい上に乾燥もしにくく、本当にお奨めですよ
小さいお子様が暖房のきいた部屋でシャツ一枚という薄着で過ごしたりすることがよくありますが、すごく乾燥してしまいますよ。
室内でのファッションにひと工夫してくださいね

保湿のお話

2008年11月28日 22時00分51秒 | スキンケア
どうやら多くの会社では、早くもがんがんと暖房をかけているようですね
私は以前から、エコバッグだのスーパーの袋はいりませんだのマイ箸だの・・・というエコブームよりも、過剰暖房や過剰冷房をやめるべきと思っていました。
多くの会社は、まだ11月というのに暑い位に暖房をかけて、室内は半袖でも良いくらいという状況です。
乾燥肌やドライアイなどに悩む方がどんどん増えています。
本当はそれほど暖めずに、カーディガンやひざかけなどで工夫すべきなんです。
一方、夏はがんがんクーラーをかけて、女子社員は夏こそカーディガンが必需品だそうですよ。へんですね~。
そんな状況に慣らされて、皆さん当たり前のように乾燥肌になっていきます。
乾燥肌は一種の現代病とも言えそうです。
まあ、そんな現代社会ですから、保湿ケアは誰にとっても必要ですね。

保湿力の弱まった乾燥肌は、何が問題でしょう。
まず、敏感肌になりますね。
化粧品にかぶれやすいとか、下着やセーターやマフラーなどですぐにかゆくなるとか、ひげ剃りまけしやすいとか、ぶつぶつした湿疹がでやすいとかです。
敏感肌になりすぎていると、入浴剤の香料やアロマエッセンスなどにもかぶれやすくなります。
無香料の安全で効果の高い保湿ローションや乳液、保湿クリームを塗る必要があります。
その方にあった保湿ケアをアドヴァイス致します。
お気軽にご相談下さいね



冬こそチャンス!!

2008年11月28日 00時01分06秒 | 診断と治療
何となく、夏になると気になって皮膚科を受診することが多いのに、冬になるとすっかり忘れかえってしまう・・・あるいは、見ないことにする・・・という皮膚病がいくつかありますね。
1・・・・・足のミズムシ、爪のミズムシ。
2・・・・・首にたくさんでている小さいイボ。加齢によるもので増加します。
3・・・・・顔や手の甲のシミ。紫外線と加齢が原因です。
などです。

しかし、これらは実は寒い冬にこそ治療が効果的とも言えます

1・・・・・足を人前に出さなくてよいこの時期にこそ完治させるというのがよいですね。
     汗も少ないので、治りやすいです。
2・・・・・このイボは液体窒素でやくことで取れます。
     汗をかかない季節に行いたい治療法ですから、今がベストといえます。
3・・・・・これは正直治療の反応は個人差が大きく、一概にうまくいくとは限りません。
     ただ、紫外線が少ない季節に行うことが望ましいのです。

厚着で隠してしまえるこの季節にこそ、こっそりと(?)しっかりと治療したいものですね

寒くなってきました

2008年11月26日 19時13分07秒 | 診断と治療
ぶるぶる・・・寒いです~。
寒さにめっぽう弱い院長のひとりごと・・・・温泉にいきたいなあ。

さて、急に寒くなってきた今日このごろ。
花粉は量が減ってきましたが、かわりに暖房によるトラブルが早くもでてきましたよ。
学校や職場、塾などで過剰に暖房し始めているようです。
が、皆さま、まだ油断していてうっかり保湿ケアを怠っていると、あっという間に全身かさかさのかゆかゆ・・・です
入浴後の一回だけでもよいので、保湿クリームを塗りましょう。
あと、くれぐれもファンヒーターの前に座ったり、ホットカーペットの上に寝ころんだりしないで下さいね。

気温がいきなり下がると、しもやけの方もいらっしゃいます。
手足の指が赤く腫れて、痛がゆくなります。
ひどくなるとヤケドのように水ぶくれになることもあります。
漢方薬やビタミンEの内服や、マッサージクリーム、かゆみ止めの塗り薬などを処方します。
しもやけはひどくならないうちに治療を開始した方が効果が良いので、毎年繰り返す方はお早めにご相談下さい


手荒れのお話

2008年11月24日 19時20分05秒 | 診断と治療
今日は多くの方によく見られる冬の手のトラブルのお話です
掌せき膿疱症や汗疱は今回は除きます。
手荒れ、手湿疹、主婦湿疹など、色々な言われ方をしますが、冬の手のトラブルは大きく二つに分けて治療します。

まず、乾燥が大きな原因となっている手荒れです。
砂遊びをする子供の手、暖房がかかりすぎている部屋に長時間いる人の手、お湯をよく使う洗い物などによって荒れる手。
初めは白くかさかさしてきて、次第に赤くひびわれてきます
いわゆるあかぎれですね。ひりひりして痛いのが特徴です。
こういう場合は、とにかくまめにハンドクリームをすり込むのが一番ですね。
1日に何回もすり込むことが有効です。
お子様も、砂遊びの後は手を洗い、そのたびにハンドクリームをぬる癖をつけると良いですね。
ささくれをむしってしまうお子様がいますが、これはいけません。
ささくれは小さなはさみで切り、ハンドクリームをすり込んでおきましょう。

もう一つは、いわゆる手湿疹とか、主婦湿疹とか言われるものです。
これは、単なる乾燥だけではなく、洗剤や土や野菜や肉などの汁など様々な接触物質によりくりかえしかぶれている場合が多く、強い痒みを伴う場合が多いですね。こうなると、単にハンドクリームでは治りません。
まず適切な治療をしっかり行い、ある程度湿疹も痒みも治しておかないと、その後のハンドクリームも効きません。
また、かぶれの原因となっている物質に触れないようにする注意も必要です。
必要に応じて、綿手袋やビニール手袋の使用も勧めます。

これからの季節は、ご自分の手に気をつけてみて下さい。
手はいったんひどくしてしまうと、治すのに時間がかかります。
お早めの治療やケアが大切だと思います



暖房のお話

2008年11月21日 23時25分16秒 | インポート
今日は寒かった~~
ダウンコートを着ていたのに、冷気を感じました。
黄色く色づいた銀杏の葉も、冷たい風に吹かれて細かくふるえていました。

さて、ちらほらと乾燥による湿疹の患者さんが出始めました。
今のところは、主婦の方の手荒れと、お子様の湿疹が多いですね。
子供が床暖房に腹這いになって漫画を読んだりゲームをしたりして、お腹や背中にば~っと湿疹が出る事があります。
また、腹這いになっていると、床暖房の熱で、意外にもくちびるがかさかさになったり、口角が切れたりしますよ。
また、ホットカーペットの上に座りがちなお子様のまたやおしりの湿疹はよく見られますね。
エアコンやファンヒーターと違い、温風が出ないので安心だと思っている方はご注意下さいね。
小さなお子様にとってみれば、床暖房もホットカーペットも皮膚を直接じかに暖めることになるので、意外に皮膚に悪いわけです。
床暖房やホットカーッペットを使用される場合は、いすやソファの上に座るようにして下さい

なお加湿器は有効ですが、あくまでホットカーペットや床暖房から離れた空中のところの湿度しか上がりません。
ですから、大人ののどには有効です。
しかし床暖房やホットカーペットの上の小さいお子様にはあまり効きませんので、そのところをご注意くださいね。

皮膚科クイズその11

2008年11月20日 17時24分44秒 | スキンケア
今日は寒いですね。
冬はそこまで来ています・・・。
今日は湿度が低いです。暖房をかけるとさらに湿度は下がります。
保湿ケアをお忘れ無く。

さて、今日はその暖房のお話です。
寒い日が続くと、連日暖房をかけることになります。
オフィスや学校、塾などでは、過剰にエアコンをかけることもあるでしょう。
加湿器があることが望ましいですが、実際は無いところも多いでしょう。
エアコンやファンヒーターは空気が乾燥するので、皮膚はもちろんのどや気管も乾燥し風邪をひきやすくなるのでご注意です
皮膚は保湿クリームでケアをし、のどは水分をまめにとり、うがいをしましょう。のどあめ、トローチなどがあれば良いですね。
エアコンを暑いくらい過剰にかけて、薄着でいるのは大間違いです
エアコンの温度はひかえめにし、衣類は重ね着が正解です
よくお子様がファンヒーターのそばのどっかりすわり、温風をまるで扇風機のようにあたっている場合がありますが、絶対やめましょう
身体中に湿疹がでることがありますよ。
また、ホットカーペットや床暖房の上でごろごろ寝転がったり、ずっと座っていたりする場合も全身に湿疹がでることがあります。
ファンヒーターのそばや床暖房の上に濡れた洗濯物を置いておくと、まもなくかわきますから、いかにそこが乾燥するかおわかりですよね
最近は、床暖房とファンヒーター両方かける家庭や保育園があります。
そこで薄着になっているお子様の皮膚は、みんなかさかさになっています。
やむをえない場合もあるでしょうから、しっかり保湿クリームをぬってケアをして下さいね。



皮膚科クイズその10

2008年11月19日 18時00分51秒 | 診断と治療
気温が日に日に下がっていますね。
街路樹もいっきに色変わりして、赤、オレンジ、黄色、緑が混じって、水彩画を見ているかのようです
さて、クイズももう10回目です。
楽しく皮膚科のお勉強をしましょうね

次の問題で、ふたつだけまちがいがあります。
何番と何番の問題が間違っているのでしょうか?。

1・・・・・トビヒは細菌性の皮膚病で、抗生物質の内服が必要である。
2・・・・・ミズムシは夏にかかる皮膚病で、寒い季節は自然に治っていくことが多いので、冬には治療は必要ない。
3・・・・・みずいぼはヴィールス性であるが、大人にはあまりうつらない。
4・・・・・ヤケドをしたところも毎日石けんで洗ってよい。
5・・・・・冬は暖房の部屋では、子供はなるべく薄着を心懸けたい。

さあ、いかがですか?。
間違っているのは、2番と5番です。1,3,4は正しいですね。
さて、2番ですが、温暖化や暖房の普及で、冬でも室内はかなり暖かく、冬でもミズムシになる方はけっこういらっしゃいますね。。
また、厚手の靴下やタイツ、ブーツなどの使用で、若い女性にも冬のミズムシが見られます
あやしいな・・と思ったら受診下さい。爪のミズムシは治すのに約半年かかりますので、今から治療すれば、夏のサンダルに間に合いますね。
5番は結構皆さまのよくやる勘違いですね。
暖房のきいた部屋で薄着でいると、全身あっという間にかさかさですよ
何枚かの重ね着で、暖房は控えめに・・が重要ですね

皮膚科クイズその9

2008年11月17日 16時31分05秒 | アトピー性皮膚炎
街路樹が日に日に色付きはじめましたね
あと何日かで、国立も赤や黄色に包まれることでしょう。
色変わりを見るのは楽しいですね。
遠くに紅葉をわざわざ見にいかなくても、通り沿いの木々を毎日見ているのもなかなか良いものですよ。

さて、今日はアトピー性皮膚炎の問題です。
アトピー性皮膚炎はいまや特別な皮膚病ではありませんよ。
現代病ともいえる一面をもっています。年々増加していますね。
ただ、治療も進歩していますので、昔より治しやすくなりました。
患者さんが自分の皮膚に関心をもち、積極的に治療すれば、かなりコントロールしやすい一面をもっています。

さて、では問題です。今回もマルかバツかでお考えください。

1・・・・・アトピー性皮膚炎は生まれつきなので、赤ちゃんの時から始まる病気である。
2・・・・・夏は汗で悪化し、冬は乾燥でかゆくなる。調子が良いのは春や秋である。
3・・・・・石けんはなるべく使わないほうが良い。
4・・・・・治療して状態が良くなっても油断せず、保湿ケアを続けることが必要である。
5・・・・・身につける衣服は綿がよいので、ジーパンは最適である。
6・・・・・年齢に関係なく、卵や牛乳はやめるべきである。

いかがでしたか?。難しいですか?。これらは毎日の診療の中で私が皆さまにお伝えしていることばかりです。
なので、満点をとってくれるとうれしいです

では解答です。
1・・・これはバツ。色々な年齢で発症します。学生の頃や大人になってからアトピー性皮膚炎になる方も少なくありません。
2・・・これもバツ。春や秋は花粉が飛ぶため、むしろ悪化しやすい季節なのですよ。
3・・・これはもちろんバツ。安全な石けんで毎日洗うことが治療の基本ですよ。タオルでごしごしこするのは絶対。泡でやさしく手で洗いましょうね。
4・・・これは私が日常しつこいくらいに申し上げていますね。もちろん◎です。ブログにも結構書いていますよ。
5・・・これは引っかけ問題です。答えはバツ。綿はよいのですが、ジーパンは繊維が固く摩擦の刺激が大きいため肌が傷みます。特に細いジーパンはこすれて湿疹がひどくなりますので、要注意です。
6・・・これもバツ。もちろん赤ちゃんの頃は卵や牛乳にアレルギーのある方もいますが、成長とともにその割合は少なくなります。やみくもに制限することはお奨めしませんね。

満点だったあなたはすごい。惜しかったあなたもこういう事に関心を持って、これからもがんばって治療を続けていきましょうね