宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

秋バテ

2011年09月30日 18時26分16秒 | 診断と治療
急に涼しくなりましたね~

食欲の秋、芸術の秋・・・などと、一年で一番活気のある季節ともいえます。

しかし。
今年は、秋バテの方が多いそうです
秋バテというのは、もちろん正確な医学用語ではありません。
けれど。
今年は、この涼しさが、快適と感じるより、だるいとか疲れやすい・・と感じる方が少なくないんだそうです。

311以来、ずっと落ち着かない日々が続きました。
相次ぐ、余震。
原発や放射性物質のニュースで、不安な日々。
そこに、今年の暑さの厳しい梅雨がきました。
さらに、節電で暑さを我慢し。
梅雨明けで、厳しい酷暑
熱中症の報告も多かったですね
台風ではひどい強風で電車が遅れたり、被害もありました。
そして厳しい残暑。

確かに、心も身体も休まることなくずっと耐えてきましたね。

そこに、この涼しさ。
確かに、ほっとしますが、疲れもど~っと出てくる感じですね。

バテ・・・とは、体力や免疫力の低下をいいます。
胃腸の調子が悪くなったり、風邪をひきやすくなります。
皮膚科的には、じんましんやアレルギーがひどくなります。

しっかりと心や身体を休ませましょうね

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帯状疱疹の後遺症

2011年09月27日 19時05分41秒 | 診断と治療
ぐっと涼しくなりましたね

この様に急に気温が変わると、体調を崩しやすいので、風邪をひかないようにお気をつけください。

さて。
この数ヶ月、当院を来院される帯状疱疹の方がとても多いです。

帯状疱疹は、神経炎をおこすウィルス感染症です。
以前にかかった水疱瘡のウィルスが神経に残って潜伏しており、これが活発化すると発症します。

症状としては、はじめに神経痛のような痛みがおこり、やがて数日後に皮膚に水疱を伴う赤い発疹がでます。

この病気は、以前は重症化することの多いこわい病気と考えられていました。
ひどくなると、神経痛で夜も眠れないほどになることが多かったのです

でも。
近年はすぐれたのみ薬があり、これをのむことで早めにウィルスを押さえ込むことができるようになりました

それでも、治療が遅くなってしまったりしてかなり重症化してしまう方もいないわけではありません。

帯状疱疹は、気づいたら一刻も早い受診がお奨めです
早めにのみ薬をのめば、軽くてすむ場合が多いです。

いったんひどくなってしまうと、痛みを取るのにやや時間がかかります。
それでも、痛み止めやビタミン剤、漢方薬などで治療すれば、時間はかかっても、治すことはほぼ可能です。

気温が急に下がってくるこの季節は、帯状疱疹にかかる方が増加しやすい傾向があります。

体調に気をつけて、疲労や寝不足に注意してください。
体力低下やストレス、過労などでなりやすい病気だからです。

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クチビルの乾き

2011年09月25日 22時30分34秒 | 診断と治療
一気に秋が訪れました。

窓を開けていると、風が爽やか・・・を通り越して、寒いと感じるくらいです。

夏物の衣服を片づけてしまうかどうか悩むところです。
もう一度、暑さがぶり返すこともあるかもしれないし・・・。

でも。
乾いた風は、すっかり秋到来です。

ところで、クチビルがかさかさしたり、かわがむけたりする方が増え始めています。
原因は、湿度が急に下がったこと。
そしてもう一つの原因は、秋の花粉によるかぶれです。

さて、日常で気をつけて欲しいことがあります。
それは。
クチビルをなめないこと。
かさつくと、なめて潤す人がいますが、実はこれは絶対にやってはいけないのです
唾液によって、いっそう乾くのですよ
そして、もう一つの注意は、クチビルのかわをむかないこと。
乾燥がどんどん悪化します。
さらに、メンソール入りリップクリームを塗らないこと。
これも、さらなる乾燥を引き起こすのです。

当院では、リップクリームの処方をしています。
ご希望の方は、お申し出ください

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秋の花粉(その2)

2011年09月24日 19時26分25秒 | 花粉症
秋らしい爽やかな天候です

首のまわりを乾いた気持ちの良い風が包みます。

このような秋らしい天候がこれからしばらく楽しめます
行楽にもばっちりですね

とはいえ・・・。
今日の患者さんの半分以上が花粉アレルギーによるものでした。
台風の強風が花粉を飛ばしたのです
今の時期に飛ぶのは、ブタクサ花粉、イネ花粉、ヨモギ花粉などで、いずれも雑草の花粉です。

春に、スギやヒノキで花粉症になっている患者さんのうち、かなりの方が秋の花粉症も発症しているようです。
中には、春は目や鼻に症状が強く、今頃は皮膚がかゆい・・という方も少なくありません。

目の回り、ほほ、口のまわり、耳、首まわりなどにかゆみやかさつき、湿疹が出ます。
また、腕や背中、わき腹、ふくらはぎなどに湿疹が出る方もけっこういますね。

原因はもちろん花粉です。
でも。
皮膚が乾燥していると、症状が出やすいという特徴があります。
ですから、普段から保湿ケアをまめにしておくと、症状が出にくいです

湿度が下がり、爽やかな一方、皮膚の乾燥は急速に進みます。

毎日の保湿ケアをきちんとしましょう。
保湿クリームは処方できます
また、さっぱりとして塗りやすい乳液の販売もしております。
ご希望に応じて、処方いたしますので、ご相談下さい

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ただいま充電中(その2)

2011年09月22日 16時47分25秒 | インポート
昨日の台風は、想像していた以上にすごかったですね

ものすごい強風が、夏の暑さをも根こそぎ吹き飛ばしたかのようです。

今日は午前中は晴れていましたが、夕方の風はひんやりして、すっかり秋の到来を告げています。

し、しかし・・・。
爽やかな秋の風とともに、じわじわと始まる乾燥肌。

気づくと、私のふくらはぎは乾燥し始めて白くカサカサしています
顔はしっかりと保湿していましたが、足はちょっと油断していました。
さっそく、保湿クリームで入念にケアしました。

皮膚にも、秋の訪れを感じます・・・・

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ただいま充電中

2011年09月20日 22時45分58秒 | インポート
お休みをいただいています

しっかり休んでいます。

今日、DVDで「ヴィヨンの妻」を観ました

以前、生田とうまの演じた太宰治が、独特の美学を伝えていてとても興味深く感じたのですが。
今回、浅野忠信の太宰は、より真実に近い世界観を伝えるものに感じました。
こうやって較べると、面白いですね
TUTAYAのおかげで、有意義に時を過ごしました。

それにしても、今日は一日ひんやりとした風が寒く感じました。

窓から入ってくる冷たい風が太宰治の孤独な気持ちをいっそう伝えてくるようでした。
文学の世界に浸ることができました・・・

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顔の皮膚病(その4)

2011年09月19日 20時29分33秒 | スキンケア
連日の真夏日に、身体も肌も疲れています

顔の肌は、今、夏の疲れを感じています。

真夏日の連続で、汗やアブラで皮膚は汚れがたまり、ダメージを受けています。
強い紫外線の影響で、日焼けをし、肌は乾燥しています。
花粉やほこりで、湿疹やかぶれなどのトラブルを繰り返している人もいます。
アセモやニキビが何度も出た方も多かったと思います。

肌の疲れを早く回復させないといけませんね

まずは丁寧なスキンケア。
安全な石けんをよく泡立てて、泡でやさしく洗いましょう。
こすりすぎは厳禁です
その後、大切なのは、充分な保湿。
汗をかくからといって、洗いっぱなしはダメですね。
ノンアルコールのしっとり化粧水や美容液、乳液などで、しっかりと保湿しましょう。
極端に乾燥を感じている方は、その上クリームを塗りましょう。

同時に身体を休めましょう
心と身体のリラックスと、充分な睡眠がポイントです

肌に良い食べ物を取りましょう。
最近、私は、青汁と豆乳、大豆製品の食物、魚、野菜をしっかりと取っています。
おかげで、肌のコンディションは良いようです
日焼けのシミが気になる方は、さらにビタミンCを取りましょう。
ビタミンCは処方も可能ですよ。

毎日、せっせと、肌をいたわる生活をしましょうね

~~~~お知らせ~~~~
 
  23日(金)まで、休診しております。
  24日(土)より診療を再開いたしますので、ご了承ください。




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顔の皮膚病(その3)

2011年09月18日 12時08分08秒 | 診断と治療
今日も真夏日

運動会も多いようです。
熱中症や日焼けにお気をつけ下さい。

さて。
今日は、ニキビのお話。

ニキビというと、以前は若い子の病気という感じがありました。
思春期を過ぎれば、自然に治る・・・と思っている方も多いと思います。
が、しかし。
近年、この病気は、変化してきました。

当院で診察するニキビの年齢層は、下は9歳から上は40代までみられます。

特に、大人になってから出来る大人ニキビは、原因が複雑で治りにくい場合も少なくありません。

若い10代の、思春期ニキビは、急にアブラが増えてきて出来ます。
ですから、まずは丁寧な洗顔が効果大ですね。

しかし、20代以上の大人ニキビはもうちょっと原因が複雑です。
脂性でありながら乾燥肌が混在してきます。
洗顔のしすぎや洗顔の仕方の間違いも悪化の原因になります。

仕事のストレスや不規則な生活によるホルモンの乱れや、化粧品の長時間使用による毛穴の詰まりと汚れも関係します。
特に20代は仕事もプライベートも多忙で、帰宅が遅くなり、睡眠不足の方も多いようです。
若いといっても、肌の回復が遅れることもあります。

最近は30代や40代の方が仕事と育児で多忙になり、肌の状態が悪くなってしまうこともありますね。

どの年齢の皆さまも、忙しく生活が不規則になりがちのようですね。

私事ですが、7月に体調を崩し、食生活と睡眠を見直さざるを得ない状況になりました。
バランス良くきちんと食べて、しっかりと睡眠を取ることが、当たり前のことながらいかに重要かを痛感しましたね。
最近、私は、野菜と大豆を多く取るようにしています。
青汁や豆乳も飲んでいますし、早めの就寝を心懸けています。
そのおかげで、このごろ、肌の調子がとても良いです。
やっぱり、違うんですね~~

話は戻りますが、年齢や性別によってニキビの治療は大きく異なります。
ニキビって、やっぱり皮膚病なんですよ
それぞれの肌質によって、アドヴァイスが異なりますので、ご相談くださいね

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顔の皮膚病(その2)

2011年09月16日 19時27分07秒 | 花粉症
何人もの患者さんから
「お加減いかがですか?」
とのお言葉をいただきました。
ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。

おかげさまで、9割がた、回復しました
しかしながら、今年の暑さは、格別こたえる気がします
昨年も厳しい暑さでしたが、今年の方が熱中症の患者さんも増加しています。
みなさま、だいぶ体調を崩しておられるようですね。

お互いに、身体に気をつけて、なんとか残暑を乗り越えましょう

さて。

今日は、顔や首に湿疹のひどいお子様がたくさん来院されました。

原因は、運動会の練習です。

汗やほこり、そしてブタクサなどの雑草の花粉が原因となっています。
長時間、暑い屋外で運動会の練習をし、顔や首、腕や足などに汗をかき、そこにほこりと花粉がくっつきます。
なかなかシャワーを浴びれないので、湿疹がでやすくなるのです。

帰宅したら、一刻も早くシャワーを浴びて、石けんで洗いましょう。
その際、ごしごしとこすり洗いは厳禁です
石けんを泡立てて、やさしく洗いましょう。
その後、屋外には干していないタオルで、やさしく押し拭きをしましょうね。

汗やほこりで皮膚が乾燥しているので、湿疹の薬や保湿剤などを塗っておきましょう。

毎年、秋の運動会では、ブタクサの花粉症が悪化する方がいます。
鼻炎や咳なども合わせてでる方もすくなくありません。

目薬や点鼻薬、咳止めなども処方しています。

来週は雨の予報です。
雨で花粉が落ちますので、少し降ってほしいですね・・・

~~~~お知らせ~~~~

  19日(月)から23日(金)まで休診をいたします。
  しっかり充電したいと思います。
  よろしくお願い致します。

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顔の皮膚病(その1)

2011年09月15日 07時13分37秒 | 診断と治療
相変わらずの真夏日の連続に、身体もお疲れの方は多いと思います。

まさに、暑さにうんざり・・・という感じですね

さて。

顔のトラブルは、さまざまありますが、季節の変わり目に悩みが増える方は少なくありません。
なかでも。
最近やはり特に多いのは、秋の花粉による顔のトラブルです。
ブタクサやイネ科の雑草の花粉によっておこります。

多いのは、目のまわりの湿疹。
目頭や目尻、上下のまぶたにかゆみとただれがおこります。
同時にほほや、クチビルのトラブルもおこりやすいですね。

目もまわりは皮膚がうすく、いったん湿疹になるとすぐにひどくなります。
そのうち治るとたかをくくっていると、長引き、しだいに腫れてきます。
治療せずにかいているとどんどんひどくなり、やがてしわしわになります。
早く治療しましょう。
慢性化すると、治療後もしわが残ってしまいます

クチビルは、自分で勝手に市販のリップクリームを塗って様子をみているうちに、長引いて、バリバリになったりぶつぶつとかゆくなったり腫れたりします。
クチビルは治療に苦労する部位です。
あまり自己流で長引かせるのは危険かもしれません

今年の秋は、雨が少なく、花粉はけっこう飛んでしまっています。
秋雨がしとしとと降るのが、待ち遠しいような気もします。

それにしても、早く涼しくなって欲しいです。
夏の疲れがとれませんね~~

~~~~お知らせ~~~~~

 9月19日(月)から23日(金)まで、連休を取らせて頂きます。
 ここで、しっかり休養して、私も完璧に復活するつもりです
 なにとぞ、ご了承くださいますようお願いいたします

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