宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

水虫の予防

2017年04月23日 10時38分41秒 | 水虫
急に冬が走り去った感じです

このところ、暖かい日が続き、着る服に悩む方も多いと思います。

時には汗ばむ日もありますね。

さて。

こういった気候が続くと、足のお悩みの患者さんが増えてきます

足がかゆい。
足がむれる。
足のにおいが気になる。
足の皮がむける。
水疱がでてきた。
指の間がぐじゅぐじゅする。

こういったトラブルは、これから梅雨の季節、そして夏に向けてどんどん増えていきます。

患者さんの多くは水虫を気にされてきますが。
必ずしもみんな水虫というわけではありません。
水虫は、その皮膚を検査して正しく診断しないと、見間違うほかの皮膚病も多いのです。
ですから、ご心配な方は、受診いただくと良いと思います。

また。
足のにおいが気になるだけでもご相談ください。
汗を減らす薬や、匂いの予防できる薬やクリームなど様々なものをご用意しています。

でも。

まずは簡単なアドバイス

足は石けんで洗いましょう。
指の間もしっかり洗い、その後、タオルで水分を十分に取り除きましょう。
これを毎日くりかえすことで、水虫の予防にもなるのです。
さらに。
靴下を綿や絹などの天然素材のものにしましょう。

こうした日常の注意を行うことで、水虫は格段にかかりにくくなりますし、汗のにおいも予防できますよ。


ところで。


私の開発したしっとり!もちもち!オールインワンジェルを作ってくれている化粧品会社がからインスタグラムを始めたと連絡されました。
商品は一つだけですが、このインスタに、ちょっとした肌のアドバイスなどを書くようにとお願いされました。
なので、私も時々アップさせていただきます。
hadahoken で検索してみてください。
こうしたインスタグラムははじめてなので、ちょっと勝手がわかりません
でも、のぞいてみてくださいね

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水虫の季節

2014年05月25日 10時29分24秒 | 水虫
昨日の診療で、いよいよ水虫のシーズンに突入したな・・・と感じました

それだけ、水虫の患者さんや、水虫ではないものの水虫を心配して来院された方が、とても多かったからです。

水虫の診断と治療は、実はなかなか奥が深いと感じています。
なぜなら、まずは、水虫であるときちんと診断しないと、やみくもに水虫の治療をしてよいわけではないからです。

よく、とりあえず、水虫の薬をぬっておくという方がいますが。
実際、水虫ではないのに市販の水虫の薬を塗って、かぶれてしまいさらに悪化し、これを水虫がなかなか治らないと思って、さらに塗りまくっている方が少なくないのです。

また。
水虫はあるけれど、汗の湿疹が重なって、複雑になっている方も多いです。

さらに。
水虫には、水ぶくれを作りじゅくじゅくになるタイプや、逆にかさついて角化して乾いたタイプもあり、またこの両方が混在している場合もあるのです。

また、これまた複雑ですが。
細菌の二次感染を起こしている場合があり、こうなると、治療がさらに複雑ですね。

大切なことは、正しい診断と、適切な治療を一定期間行うことです

近年、水虫の患者さんはどんどん増加傾向にあると感じています。
これは、男女ともに靴を履く時間が長くなり足がむれやすくなったことや、温暖化の影響で気温が上昇し足の汗が多くなったことも関係ありそうです
さらに。
ストレス社会も関係があります。
なぜなら。
ストレスや緊張は、足の汗を増やすからです。

靴下の素材選びも注意しましょう
私は、実は、かなり以前からソックス大好き人です。
大学病院勤務時代から、患者さんに
「先生は、毎日、色違いの靴下をはいてますねぇ。」
とご指摘されちゃった経験があります。
なので、よく靴下を買ってしまい、集めに集めて、おそらく200足くらいもっていると思います。

靴下はメリットが大きいです。
まず、同じような洋服でも、靴下の色や柄を変えると違ったファッションのイメージを作れます。
靴下をはいていると、靴の消耗が少なくなり、靴の傷みが格段に減ると思います。
足の汗が靴に届かないので、靴を長くきれいに履けると思います。

ただし、ひとつご注意

最近、靴下のおしゃれの普及とともに、素材の種類も増えたのは良いのですが。
おしゃれ感を重視するあまり、むれやすい素材のものもかなり増えています。
私は、綿混を重視しますが。
最近、ナイロン100パーセントの靴下も多く、これは、めちゃめちゃむれますね
レースやすけすけおしゃれなナイロンの靴下は、履くとむれるだけでなく、ざらざら感があり、長時間歩くと足の皮膚に傷がつき、靴ずれもおこします。

靴下選びはとても楽しいです
柄やデザインとともに、素材や感触に敏感になりましょう。
ちなみに、私が最近見つけたソックスは、シルクです。
これはすごく良かったです。
なめらかで感触が気持ちよく、汗を吸うのでさわやかで、一日中むれません。
思わず5足買いました。
ちなみに、値段も一足1000円以下でしたよ。

皆さまも、皮膚のために、靴のために、靴下のおしゃれを楽しんでみてくださいね。
水虫の予防にもばっちりですよ

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そろそろ・・・水虫の季節かも

2014年04月20日 21時46分59秒 | 水虫
ひと雨ごとに、季節が進みます

先週始めまではまだ桜がすこし残っていたのに、週末は一気に散ってしまい葉桜になっていたと思ったら、先日の雨で緑がぐんぐん育ってきました。
大学通りの木々は、緑の厚みがぐっと増えてこんもりとし始めました。
緑のトンネルが、強くなり始めた紫外線をさえぎってくれます。

朝夕はまだ寒い日もありますが、日中は暖かくなってきました。

そろそろ水虫の患者さんも増え始めています。

水虫は、名前に虫と入っているので誤解を招きますが、虫が原因ではありません。
人の皮膚に繁殖するカビです。

暖かくなると、足の温度もだんだん高くなり、靴の中で汗ばんでむれたりします
すると、人の皮膚につくカビが増えやすくなるのです。

よく、プールでうつったとか、銭湯でもらったとかとおっしゃる方がいますが、これは正しいとも正しくないとも言えるのです。
確かに、多くの方が裸足になる場所で水虫の方がいるとその菌を落とす可能性は否定できません。
でも。
そんなに簡単にどんどんうつってしまうものではないのですよ。

足を洗わなかったり、かなりの長時間靴を履きっぱなし・・・などの条件がそろわないと、カビもなかなか増殖できません。
たとえば、足にカビがついても、タオルで拭くとか洗い流すと、もう感染はしにくいのです。
ですから、そんなに神経質に考える必要はありません。
もし、いったん、水虫の診断がついても、毎日しっかりと塗り薬の治療をすれば、菌はどんどん減少し、人への感染もしにくくなるのです。

大切なことは、まずは正しく診断をつけること。
そして、もし診断がついたら、まじめに治療を続けることですね

時々、水虫と自己診断して、市販の薬をえんえんと塗っていて、ちっとも良くならない・・という方が来院されます。
中には、薬があわずにかぶれてしまっている方もいます。
あわない薬を塗り続けても、治るはずはありません
おかしいな・・・と思ったら、いったん薬をやめることも必要ですね。

今の時期、足がむれやすい方が増加します。
汗の湿疹と水虫を間違えて、こじらせている方もいます。
正しく診断して、足にあった治療を開始しましょう



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冬でもミズムシ

2014年01月31日 19時26分44秒 | 水虫
今日は、春を実感できる暖かい風がふきました。

さわやかな風とともに、昨日のすばらしいニュース

まだ弱冠30歳の理系女子の快挙に、日本中がわきました
あきらめずに努力を続けることのすばらしさに感動しました。
そして、一見普通にしか見えないかわいらしい女性が、偉ぶることも肩肘はることもなく、さらりと偉業を成し遂げたことに、同性であることの誇りも感じました。

若い女性の皆さまも、「私も頑張ろう。」
って、思われたのではないでしょうか。

そういう影響力って大きいですよね。
私も、毎日あきらめずに小さい努力を重ねて、いずれその積み重ねを何か花咲かせたい・・・・・などと、ちょこっとだけ、思った一日でした。

さて。

前置きがほとんどのブログになりました。
このところ、ミズムシの患者さんが少なくありませんので、お知らせを。
その理由は。
冬には、タイツや厚手の靴下を重ねたり、ブーツを履いたり、足下を暖房で暖めたりして、ミズムシの原因である真菌が生き延びたり、増殖したりするのです。
昔は、冬は室内が寒い家も多かったので、真菌は減少し、冬には治っていた病気なのですが。
生活環境が変わり、冬でも室内がポカポカで、その上靴下やブーツで足がむれるので、意外に多いのですね。

怪しいなと感じたら、受診ください。
水虫は、その場で検査ができ、軽症であれば外用でしっかりと治ります

今日のブログは、前半と後半が、全くつながりのないものになりました。
ま、そういうこともあるということです





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夏の風物詩

2013年08月03日 07時07分25秒 | 水虫
このところ、我が家の周囲では、連日セミの合唱です。

夏らしさを通り越して、もはや雑音です

セミが苦手な院長の独り言です・・・・・。

さて。

花火、浴衣、うちわ、風鈴、セミ・・・・・夏を連想する風物詩はいくつもありますが。
皮膚科の夏らしい代表的な病気といえば。
やはり、ミズムシを思い出す方も少なくないでしょう。
当然ながら、7月以降、ミズムシの患者さんが多いです。

ミズムシはみなさまご存じのように虫ではなくカビの感染です。
圧倒的に多いのは、足の指の間や足の裏にできる足白癬です。
足の甲にはあまりできません。
そけい部と呼ばれる股の部分にもよくでき、これは股部白癬といいます。
よく手のぶつぶつをご心配される方がいますが、手に感染することはごくまれです。

ミズムシの親戚のような病気に、カンジダやデンプウというものがあります。
カンジダはふっくらとした指の方でよく水仕事をされる方の指の間にみられます。
デンプウは、多くは若い方の胸回りや肩、背中などにみられるカビで、かゆみはなく、うすい赤や茶色のしみのようなものがでてきます。

これらのカビは、夏の蒸し暑い時期に皮膚で増殖しやすく、汗をかいたままにしたり、むれる下着や靴下などを身につけると、ひどくなります。

治療は、当然、抗真菌薬です。
最近は、さまざまな種類の抗真菌薬があり、選択の幅もふえました。
薬の相性もあるので、治りにくい場合は薬を変えるときゅうに改善する場合もあります。
また。
市販薬も増えてきたので、患者さんはいろいろと選択しやすいようです。
ただ、ちょっとだけ、ご注意
最近、市販薬にかぶれたひどくなっている患者さんが、何人か来院されました。

市販薬にかぶれて、足全体に炎症が広がっている方がいましたが。
この方は、ミズムシは治りにくいのだと思い込まれており、合わない薬をまじめに毎日塗っておられました。
また。
別の方は、市販薬をずっと半年ぬり続けており、やはりミズムシは根気が必要と思われていたようですが。
実際は、ミズムシではない別の皮膚病でした。

皆さまのご存じのように、ミズムシの治療には時間がかかり根気も必要です。
確かにこれは本当です。
でも。
合う塗り薬を塗ると、症状は1~2週間であきらかに改善します。
2週間後、確実に良くなっていることを確認してから、これを数ヶ月ぬり続けて、完治をめざすのですよ

ですから、2週間くらい塗っても良くならない場合は、治療を見直す必要があるかもしれません。

たかがミズムシ。
されどミズムシ。

いつ治すの?。
当然・・・いまでしょ

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ミズムシのいろいろな話

2013年06月19日 14時31分23秒 | 水虫
今日、仕事を終えて、ふと思いついて、フローズンチョコレートを飲みました。
梅雨の重だるさを解消するのに、甘い飲み物・・・と思ったのです。

冷たくて、甘くて、すこしだけざらつく感触がのどを通る時・・・・・ふと昔のさまざまな記憶がよみがえりました。
このての飲み物にはまっていたのは、相当昔です。
味覚が記憶を呼び覚ますことってあるのですね。
味覚と経験は密接に結びついて、記憶の底にしまわれていたのですね・・・・。

懐かしい思い出にひたったひとときでした

さて。

話はいっきに変わりますが。

梅雨に入り、ミズムシの患者さんが急増しています。
しかし。
ミズムシと一口に言っても、実際診療すると、さまざまな疾患が混じっています。

冬に見られるかさついたミズムシと異なり、今の時期は指の間や足の裏に水ぶくれができてそれがじゅくじゅくするタイプが多いです。
このタイプは、水疱から細菌感染を起こし、化膿して痛くなることも多いです。
ですから、単純にミズムシの治療だけでは治りにくいものがあります。
また。
市販のミズムシの治療薬でかぶれて、じゅくじゅくになっているものもみられ、これはかぶれの治療が必要です。
ミズムシが治らないとせっせと市販薬を塗り続けて、かぶれがどんどん広がっている方もいますね。
症状を正しく診断し、適切な治療をしないと、なかなか治らず、悪化して痛みで歩けない・・・なんてこともあります。

市販薬が悪いわけではないのですが、自己判断でこじらせていることも少なくないので、治りにくい場合は早めの受診がお奨めです。

じめじめの憂うつな季節です。
足のトラブルは、憂うつ気分をますます増大させますね。
早めにすっきりさせたいものですね

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冬にミズムシ

2012年12月21日 22時40分34秒 | 水虫
今日は、冬至です。

寒さが日に日に厳しくなっていますね。

最近、この寒さのせいで、シモヤケの患者さんが急増しています。
手足の血流が低下しておこりますので、手袋や靴下で寒さ対策をし、クリームを塗ってマッサージなども行ってください。

さて。
今日は、そんな寒い冬なのに、ミズムシのお話。

ミズムシは真菌というカビです。
カビは、暖かさと湿度で繁殖するので、ミズムシも当然夏に流行る病気です。
以前は、冬になると自然に治る方も多かったです。

でも。
最近は、ちょっと様子が違います。
それは。
まず、若者を中心に流行しているブーツ。
タイツにブーツといった履き物が流行ですが、実はけっこうむれるんですね
そのため、夏のミズムシが再発する方がけっこういます。
また。
冷え性の方が、靴下を2枚はいたりして、またこれもけっこうむれることがあります。
その上。
最近の住宅環境で、暖房のせいで部屋が一日中暖かいため、水虫が生き延びやすいことも考えられます。

シモヤケもいやだし、ミズムシもいやですね。

夏、ミズムシで治療をした方は、冬にもこうして再発する場合がありますので、一日おきでも良いのでぬり薬を塗っておくと良いと思います

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手のミズムシを心配して

2012年10月15日 16時04分51秒 | 水虫
さわやかな秋晴れが続きます。

気持ちがよい風が吹いています

とても気持ちが良いのですが、ここ数年、秋の花粉症の患者さんが増加しております。
気持ちよい風が吹いていると、この風の中に秋の花粉がたくさん含まれているようです。
最近2~3週間前から、秋の花粉症の発症が目立ちます。
鼻水や目のかゆみ、顔や首の湿疹が多いです。
また、じんましんも増加しており、夜になると全身がかゆいとおっしゃる方も増えています。

さて。

最近、手のミズムシを心配されて受診する方が少なくありません。

結論から言えば。
診察した全員、ミズムシではありませんでした

手にミズムシは、めったにおこりません。
では、手のかゆみや手の水疱は何でしょうか。
それは。
異常に増えた汗なのです

つまり・・・・・手汗ですね。病名は異汗性湿疹(汗疱)といいます。

これは、真夏より、秋の今頃に患者さんが増加します。
手の汗は、ストレスや緊張、寝不足、風邪などの体調の乱れ、季節の変わり目の疲れなどで増加します。
だから、真夏より、疲れやすい季節の変わり目に患者さんが増えるのです。

手汗が増えると、小さな水疱ができ、かゆみを伴います。
軽い方は、自然に治癒します。
でも、ちょっとひどい方は、かきすぎて赤くただれることもあり、こうなると治療が必要です。

ま、心配する病気ではありません。
軽い方は様子を見ても大丈夫ですね。

一方、足にできる水疱は、汗の場合とミズムシの場合があり、こちらは検査をしてきちんと診断をする必要がありますね。

気持ちの良い秋の季節ですが。
秋の花粉症と、手汗によるトラブルがちょっと多いようです。

いずれにせよ、体調を崩すとどちらも悪化するので、健康管理は重要ですね




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ミズムシ(その2)

2012年09月12日 19時01分40秒 | 水虫
しつこい残暑に、そろそろうんざりしている私です

朝夕は涼しく感じますが、昼は期待を裏切るような強い日差し

うっかり日焼けのシミがこわいです。

さて。

いまだに、足のかゆみで受信される方が多いです。
多くの方が、ミズムシをご心配されての来院です。

いつも、ちょっと不思議に思うことがあります。
それは。
受診時は皆さま、こわごわと
「先生・・・・・まさかミズムシではないでしょうか
とご質問されます。
検査を行い、ミズムシが確定すると、
「え~~、ショックです
とおっしゃいます。

でも。
ご心配はありません。
効果の強いぬり薬を、きちんと決められた期間ぬり続ければ、かなりの方が治ります。

といいながら・・・・・ちょっと、待った~~
ミズムシは再発が多く、いったん治ったように見えてもまたくり返すことが少なくありません。

これは、治療を中断してしまう方や、一見良くなると治療を勝手に辞めてしまう方が多いからです。

ミズムシを毛嫌いしているのに、その割に、簡単に治療を中断する方が多いことに気づきます。

まずは、いったん治しましょう。
薬が合っていれば、2週間くらいでいったんはきれいになります。
その後が重要
自分に合った薬を、その後も1ヶ月以上ぬり続けましょう。
数ヶ月続ければ、もっと良いでしょう。

つまり。
ミズムシは、完全に治しきることが、大切なんです。
これを怠ると、また再発し、ミズムシは治らない・・・と思い込んでしまうわけですね

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ミズムシ!

2012年09月04日 18時21分26秒 | 水虫
今日は、いくらか暑さが和らいでいますね。

セミの声も日に日に少なくなり、もうすぐ秋なのだと感じます。

が、しかし。

なぜか、今日は、ミズムシで来院された患者さんがとても多かったのです。

まだまだ、油断はできないのですね

昔から、ミズムシは治らない・・・と言われてきたように思います、
が、これは、決してそうではありません。
最近の抗真菌剤はとても効果が良く、しっかりと治すことが可能です

でありながら、なぜいまだに、治らない病気と思われているのでしょうか。

それは。

しっかりと治しきらないで、治療を中止してしまう方が多いからなんです。
ミズムシは、しっかりと治したように見えても、皮膚の中に菌が潜伏することがあります。
一見、治ったようにみえて、実は、皮膚のどこかに隠れています。

なので。

ミズムシは、まずjはしっかりと治しましょう。
そして、この後が重要
治ったように見えても、その後、数ヶ月、治療を続けると、完全に治るのですね。

ですから、一見きれいになっても、あと最低1ヶ月はぬり続けましょう。

最近は、冬もエアコンや床暖房などの影響で、一年中ミズムシのカビが死滅しないということもあります。
ですから、冬でも、ミズムシの患者さんは、いらっしゃいますよ。

というわけで、これからも油断のないように、しっかりミズムシをやっつけましょう

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