宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

秋のスギ花粉

2008年10月31日 21時21分00秒 | 花粉症
急に寒くなりましたね
いきなり冬が近づいている事に気づきました。
私は首が寒いとすぐ風邪をひくので、さっそくマフラーを巻こうと思っています。

さて、今日はスギ花粉のお話。
えっ?、もうスギ花粉??と驚く方もいるでしょうが、実は数日前からスギ花粉が飛び始めましたよ。
温暖化で早まっているわけではありません。
スギ花粉は春(2月から4月ごろ)が一番多く飛ぶので、春の花粉症の代名詞のようになっていますが、実は11~12月にも多少飛ぶのですね
敏感な体質の方は、2~3日前からくしゃみや鼻水、目のかゆみを感じ始めたようです
春ほど大量には飛びませんので、花粉症の方が全員発症するわけではありません。が、敏感な方は要注意ですね。
春より薬が効きやすく早めに症状が治まります
症状がでてしまった方は早めにご相談下さい。
急に肌が乾燥し始めている方も多いので、乾燥肌からおこる花粉かぶれにも気をつけて下さいね



秋のニキビ(その2)

2008年10月29日 17時07分59秒 | 診断と治療
ぐっと涼しくなってきました。
最高気温が20度位になってきましたね。秋も本格的ですね~

さてニキビのお話の続きです。
ニキビには色々なステージがあります。
小さい肌色のぶつぶつ、毛穴のつまり、赤い炎症、大きな痛い膿をもつぶつぶつ、強い炎症の結果の肌のでこぼこ・・・などなど。
ニキビのそれぞれのステージにあった治療が必要です。
基本の正しい洗顔法、肌のコンディションにあった化粧水や乳液によるスキンケア、炎症に応じて抗生物質の内服や外用、さらには、ニキビを作りにくい肌にするためのビタミンC誘導体の併用、角化した肌をピーリングする石けんの使用など、色々な方法で治療します。
ニキビは実は結構やっかいな皮膚病の一つで、その方の肌に合った治療法を指導しないとなかなか治りません。
最近はどのステージにも効くというレチノイド様物質という新しい治療法もでてきました。
いずれにせよ、その方がどのようなタイプのニキビかを正しく診断して治療する事が大切なんですね

秋のニキビ

2008年10月27日 13時54分39秒 | 診断と治療
温度変化が大きいため疲れ気味の方が多いようですね
風邪や胃腸炎も流行っているようですし・・・。
体調管理にお気をつけ下さいね

さて今日はニキビのお話です。
ニキビは実は奥が深くて、バリエーションが多く、ひとことでは説明できませんね。
お子様のにきび(11歳ころから始まります)と思春期ニキビ、20代から30代の大人のニキビはみな治療法が違うんです。
また、すごい脂性肌のニキビの方と、湿疹や乾燥肌のある方のニキビでは、洗顔方法からスキンケア、治療法まで違います。
抗生物質内服やビタミン内服が必要な場合、漢方薬が必要な場合もあります。
また食生活や睡眠不足、ストレスなども関係します。
最近はレチノイド様作用を有するビタミンのぬりぐすりも処方が可能になりました。

その方にあったきめ細かい治療がニキビ治療には必要なんですね。
肌に合わせた治療を行いますので、ご相談ください。



秋のミズムシ(その2)

2008年10月26日 09時11分14秒 | 水虫
先日、ミズムシのお話をしました。
偶然でしょうが、最近、またミズムシの方が増加してきました。
涼しくなってきたので、裸足やサンダルの方がいなくなり、厚めの靴下やブーツの方が増えてきたためか、いったん治りかけていたミズムシが再発してしまったという患者さんもいますね。
それでもちゃんと来院される方は、治療してきちんと治しきればよいので安心です
問題は、そんなにかゆくないしまあいいや・・・と放置している男の方ですね
なかなか病院にかかるのもおっくうだし、夏じゃあないから足も見せないし、まあほおっておこうか・・・といったところでしょうか。
本当は菌の繁殖力が少し衰えてくる今からきっちり治しきれば、完全に治るし、再発もしないんですがねぇ。
最近は冬も床暖房やファンヒーターなど、足下がぽかぽかの家も多いので、ミズムシは冬でも感染するようになっています。
靴下で隠すからいいや・・・と思わないで、この季節だからこそ完治させよう!と考えていただきたいですね

秋のミズムシ

2008年10月22日 14時47分03秒 | 水虫
さわやかな秋晴れもどうやら今日までらしいですね。
天気予報どおりなら、明日からくずれるようです。 

さて、さわやかなお天気が続くと、夏、ミズムシで悩まれた方ももう忘れてしまいがちです。
確かにミズムシはカビの一種ですから高温、高湿度の状況で繁殖しやすいものです。
ですから、足がむれる梅雨時や夏に、ミズムシを心配して来院された方は多かったです。
秋になり湿度も下がり、さわやかなお天気が続くともうミズムシは心配ないのでしょうか?。
かゆくなければ、自然に治ってしまうのでしょうか?。

残念ながら、秋でもミズムシの心配はあるのです
いえ、最近は真冬でもミズムシで来院される方もいるのです。
かゆくなくてもミズムシが皮膚に残って生き延びている事も少なくありません。
最近はタイツにブーツを履く女性や、冷え性で靴下を二枚重ねではく女性も多いので、秋や冬も足にミズムシがいる事があります。
また、室内が暖房で暖かい事が多いため、カビが死滅せずにいる状況が続くこともあるのです。。

夏にミズムシで治療された方は、秋以降も注意しましょう。
足を石けんでていねいに洗うとか、同じ靴は続けてはかないようにするなどのちょっとした工夫が大切なんですね

ブタクサの花粉症(その10)

2008年10月21日 17時32分25秒 | 花粉症
今年は秋晴れの日がとても多いと感じます
実に秋らしいお天気を楽しむことができますね
それはとってもうれしいのですが、そのせいでブタクサ花粉がず~っと飛び続けていますね
鼻水やくしゃみ、目のかゆみや目やに・・・という花粉症らしい症状から、咳や痰、のどのがらがらといった風邪に似た症状の方もいますね。
また、このような症状が全く無いのに、皮膚がかさかさしたりかゆくなったりぶつぶつした発疹がでる方も多いですね。
あいかわらず、お洗濯ものを外干ししたために、ひどくなってしまった患者さんもたくさんいらっしゃいます。
気持ちよい日に外に干したくなる気持ちは分かりますが、やはりやめておきましょう。
ブタクサ花粉は10月いっぱいは要注意です。
症状が強い方はのみ薬をのむ方がよいでしょう。


ブタクサの花粉症(その9)

2008年10月18日 18時36分34秒 | 花粉症
今日はまたまた素晴らしい秋晴れでしたね~
今年は例年に比べて台風が極端に少なく、その結果お天気が安定しています。
穏やかな秋晴れのお天気が続くと、ブタクサ花粉がかなり飛びます。

今日もブタクサアレルギーの方がたくさん受診されました。
顔や首、耳、頭の中などは一番でやすい部位ですが、最近は加えてうでやすねなどにたくさんの湿疹がでるようですね
これは花粉をたくさん浴びている事だけではなく、皮膚が乾燥してきた事に原因があります。

みなさん、保湿ケアをしていますか?。
顔だけでなく、うでや足、体などにたっぷり保湿クリームなどを塗りましょう。入浴後が一番効果的です。
乾燥を放置していくと、ブタクサ花粉でかぶれやすくなるんですね。
しっとりガードが大切なんですよ

今年は思った以上にブタクサ花粉の量が多いです。
まだまだ油断しないでくださいね

うつる?、うつらない?、イボのお話

2008年10月17日 22時03分34秒 | 診断と治療
皮膚科の外来で、一年中毎日のようにみられる皮膚病のひとつにイボがあります。
ひとくちにイボと言ってもいくつかの種類があり、その治療法もそれぞれに違います。

まず、一番ポピュラーなものに、尋常性ゆうぜいというイボがあります。
これは小さい子供から大人までよくみられるもので、原因はヴイールス性です。
主に手や足に出来やすく、かゆくも痛くもないためにほうっておく人が多いのですが、実はうつるものであるため、気づくといくつかに増えている事が多いです。
他人にもうつす可能性があるため、なるべく早く治療をして取ってしまう事が大事です。
液体窒素で冷凍凝固する治療が最もポピュラーですが、小さいお子様には痛くない別の治療法を選択します。

次に多いのが伝染性軟属腫というもので、ぞくに言うみずいぼです。
子供によくみられ、うつるとされているため取ることを希望される事が多いです。
しかし、自然治癒も多く、最近は漢方薬内服などで、様子を見ることもおおいですね、

最後は中年以降に多い、老人性イボです。
これはうつりませんが、年齢とともに増加するため、取ることを希望される方が多いです。

正しく診断し、ふさわしい治療を受けるようにしましょう

湿疹が治らない!

2008年10月15日 16時07分01秒 | 診断と治療
今日も気持ちの良い秋晴れでしたね。今年は台風が少なく、晴れの日が多いように感じます。
さて、今日は、治療に関する豆知識です。

湿疹やかぶれなどは、自然に治るものも多くあります。
自然に治る場合は皮膚科にかかる必要はないわけです。
皮膚科を受診される方は、なかなか治らない場合かあるいは何度も繰り返す場合でしょう。
この場合、二つのパターンがあります。

一つめは、原因がアレルギーなどの体質にある場合。
この場合は、ハウスダストや花粉などのよって引き起こされるアトピー性皮膚炎や、合わない洗剤や化粧品によるかぶれなどがあります。
原因物質を出来るだけ除去するとか、避けて生活する工夫が必要ですね

もう一つには、単純に掻いてしまって治りにくくなっている場合。
こちらは必ずしもアレルギーや体質は関係ない場合もあります。
ついつい毎日掻いてしまう。掻くのが習慣になってしまっている事があるんですね。
毎日、少しずつでも掻いていると、まず、絶対に治りませんね
この場合は、パッチテストでもアレルギー検査でも異常なしの場合もあり、患者さんは何が原因で治らないのかと不思議がる事があります。
治療は、適切な塗り薬と、掻かない工夫です。
たとえば、ガーゼを巻くとか、手袋や靴下で覆うとか・・・です。
私は以前に、幼少期に虫にさされた所をずっと掻き続けていた人を治療した事があります。
その人はなんと虫さされの場所を15年間掻き続けていました。結果、その部位は石のように固くなってしまって治らなくなっていたのです。
一日中患部を薬とガーゼで覆い続け徹底して掻かないように指導し、半年かかってやっと治りました。

何故治らなくなっているのかを正確に診断し、適切な治療が必要なんですね


秋のトビヒ

2008年10月14日 19時10分34秒 | 診断と治療
すっかり涼しくなりました
それなのに、今日はトビヒのお話です。
トビヒはご存じのように、夏の代表的な皮膚病です。
暑い夏、汗をいっぱいかく時期にたくさんの患者さんが来院します。
ところが、最近、夏ほどではありませんが、トビヒの患者さんが来院されます。
症状は夏と同じで、じゅくじゅくした赤い発疹で、次々にうつってしまう皮膚病です
こんなに涼しいし、汗もほとんどかかないのに、何故なんでしょうか?。

このところ、気温が急に下がり、さわやかではありますが、気温の変化に体がついていかない状態の方が少なくありません。
まさに季節の変わり目・・・なんですね。
免疫力が低下しがちで、くたびれやすく、風邪をひいたり急に熱が出たりする人も多いようです。
そういう状態なので、皮膚についた細菌を排除する抵抗力が低下して、トビヒとして発症するわけですね。

治療としては、夏と同じで、抗生物質の内服や外用が必要です。
患部は石けんで洗ってかまいません
これらの治療と同時に、体力を戻すためには、夜早めに寝ましょうね。
ぐっすりゆっくり休んで、早く治すようにしたいものですね。