宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

ひとりごと

2016年09月25日 23時13分07秒 | 日記
このところ、すっかり涼しい日が続き、夜は秋の虫が鳴いています。

いよいよ、食べ物が美味しく感じられる季節ですね。

私は、このところ、ちょっとはまっている食べ物が二つあります。
それは。
ごろごろと大きなグラノーラです。
これにヨーグルトと豆乳をかけて食べるのがマイブームなんです
凝ると、繰り返し食べ続けちゃうのが、私の癖ですね

もう一つは。
最近、プレスサンドメーカーを購入したのですが。
あ、これは、パンを挟んで焼く、ホットサンドを作る機械です。
以前から欲しかったもので、このたび手に入れました。
これを使って作るオリジナルホットサンドです。
レーズン入り食パンに、チーズとクルミを挟んでプレスしたものが美味しいです

シリアルも、ホットサンドも、実は洋画を見ていてすごーく食べたくなったのがきっかけ。
そういうこと・・・みなさまもありますよね


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アレルギー体質は冬に作られる

2016年09月24日 16時57分07秒 | アレルギー
今日も、雨です・・・

でも、こんなお天気にもかかわらず、アレルギーの患者さんがたくさん来院されました

連日、雨が降っているようなのに、なぜでしょうか。
それは。
雨がやんでいる、曇った日に、実はかなりの花粉が飛んでいるからです。
とくに。
そよそよとした秋らしい風にのって、雑草の花粉が飛散しています。

それにしても。
なぜ、こうも、一年中のアレルギーが増加しているのでしょうか

ここからは、私見です。
でも。
かなり、真実は含まれていますので、ご注目ください

花粉症や喘息やアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのさまざまなアレルギー体質が増加しているのは、とくに先進国のとくに都会に多いのです。
これは、都会の生活様式に原因がありそうです。

車の排気ガス。
時間の不規則な食生活や、外食やコンビニなどの偏った食事内容。
睡眠不足。
ストレスの多い生活。
そして。
過剰な暖冷房の使用に伴う環境の湿度の低下。

こういった生活の伴い、体内の調節の乱れが起こりがちになります。
また、周囲の湿度の低下に伴い、皮膚や鼻、目、のどの粘膜の水分保持能が低下し、防御機能が落ちます。
皮膚や粘膜からハウスダストや花粉やウィルスや細菌が侵入しやすくなります。
そして、それに対し、過敏に反応したり、抵抗できなくなったりするのです

とくに、大切なのは。

冬の生活の仕方です。

部屋をぽかぽかに暖め、室内で薄着で生活するのは、とても危険です
皮膚も粘膜もかさかさに乾き、外部から抗原が侵入し、それに対しアレルギー反応を起こすからです。

このところ、夜はかなり冷えます。
私はさっそく、重ね着の準備を始めました。
すぐに暖房をつける癖をつけず、まずは、重ね着で身体を自分で暖めましょう

まずは、靴下やベストが良いですね

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雨なのに・・・

2016年09月19日 09時54分15秒 | 花粉症
日差しがなくて、部屋の中が暗いです。
道路を走る車のタイヤが、水をはじいているのがわかります。

よく降りますね・・・

小児のアレルギー性鼻炎の本を読んで、しっかり勉強しました。
私が感じているとおり、やはり子どもの花粉症は近年、ものすごく増加していることがわかりました。
しかも。
やはり、スギ花粉やヒノキ花粉だけでなく、夏や秋の雑草花粉にも反応している子供も増加しており、さらにハウスダストやダニやカビの鼻炎も増えているので、一年中鼻がつまっている子供も多いと書いてありました
これは、私のクリニックでも、6年くらい前から感じていることと同じです。

ところで。

9月は、ブタクサやヨモギなどの雑草花粉の飛散がピークで、最近、目がかゆいとか鼻水や咳に悩む方が多くなっています。
また、頭の地肌や顔や首がかゆいと感じる方もとても多いです。

今日のように、一日中雨が降っていてしかも家の中にいるのに、あちこちがかゆいと感じる方がいると思います。
なんで??と思われるかもしれませんが。
これは、昨日や一昨日の花粉の影響が出ているのです。
また。
昨日は風がとても強かったので、おそらく室内にも花粉がたくさん入ったと思います

こうした、一年中の花粉のアレルギーは、年々増加し続けており、もはや国民病かもしれません。

鼻炎の治療は、耳鼻科の先生の専門ですから、詳しくは述べません。
でも。
とても大切なことがあります。
それは。
一年中、全身の皮膚を乾燥させないで潤わせておくことが、すべてのアレルギーの悪化の予防にも関係すると言うことなんです。

今日雨でじめじめしていても、今日の皮膚の角質層が健康な状態にいるとは限りません。
毎日のスキンケアが、とても大事なんです
そうです。
皮膚の健康は、毎日の地道な積み重ねが結果をうむのです。
昨日今日、あわててダイエットしても、健康診断で成人病の値がいきなり正常化はしませんよね
こういったことはクリニックでの毎日の診療で、力説しまくっています

いろいろ、ご質問くださいね

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まぶたの腫れ

2016年09月17日 15時05分59秒 | 花粉症
秋雨前線が活発で、しとしとと雨が降っていると、アレルギーは軽くなり調子が良いのですが。

昨日や今日は、秋晴れのさわやかな風が吹いており、とても心地の良い季候です。
そんな気持ちの良い日に限って、秋の雑草花粉はたくさん飛散しているのですから、まったく残念です

そもそも、春の花粉に始まり、いまや夏から秋の花粉までアレルギーを起こす方が急増しており、花粉のアレルギーは国民病と言えます

こういった花粉のアレルギーや、ダニ、ホコリのアレルギーは、完全に先進国病です。
車の社会。
アスファルト舗装。
鉄筋の建物。
機密性の高い住居。
一年中のエアコンの使用。
こういった条件がそろい、その中で住んでいると、そのうちにアレルギーの体質になっていくのです

日本でも、地方の田舎の、土や緑や川に囲まれているいる生活(トトロの出そうな環境ですね)であれば、日本でもアレルギーの患者さんは少なめです。
また。
農業や牧畜を営んでいる方には、植物や動物のアレルギーはおこりにくく、猫や犬に過敏なアレルギーも都会の生活でこそ起こりやすいといえます

9月に入り、秋の雑草花粉の飛散がピークになり、鼻水や目のかゆみ、咳などのアレルギーの患者さんも来院が増加しています。
このごろ目立つのは。
まぶたのかゆみや、まぶたの腫れです。
まさに、花粉症の症状なんです

まぶたは皮膚が薄いので症状が出やすく、また、派手になりやすい部位です。
敏感な部位なので薬が使いにくく、治すのにはちょっとした工夫と注意が必要です。
放置すると。
だんだんひどくいなり、やがて二重が三重になったり、へんな小じわの原因にもなります。
早めの治療をお勧めしますね

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ひとりごと

2016年09月16日 07時53分34秒 | 日記
ちょっとブログの書き込みが止まっていて、楽しみにしてくださっている方々、申し訳ございません

実は、久々に、体調を崩してしまいました。
診療は通常通り行っていますが、帰宅後はそのままバタンです
ブログどころではありませんでした。

でも。
もう、だいぶ、復調しています
ご心配おかけしてすみませんでした。

最近、ネットでも、また昨日はテレビでも。
秋のブタクサ花粉やヨモギ花粉のアレルギーの特集をしはじめました。
やっと・・・ですね。
私は、もうかれこれ7年くらい前から秋の花粉症のお話をしていますが、なかなか知名度が低く、やきもきしていましたが。
これで、秋の花粉症の知名度が上がり、皆さまの治療がよりスムーズになればと思います。

私の体調はあと一歩です
完全に復活したら、またブログがんばりますよ

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ニキビ治療の進化

2016年09月09日 07時19分54秒 | 診断と治療
先日、ニキビの講演会に出席してまいりました。
この半年で、いくつの講演会や勉強会に行ったかわからないくらいです。

この数年、日本のニキビ治療は飛躍的に進歩しています

それまでは、赤く化膿したひどいニキビを治すことが治療の主流でしたが。
最近は、治すとともに、ニキビのできにくい肌へ導く治療が当たり前の考えとなっています

当院では、症状に合わせて、治療法とそれにかかる治療期間をご説明しています。
赤い炎症を治す治療期と、小さい目立たないニキビを減らす軽快期と、治った後に再発を予防する持期に分けて、ニキビ治療を戦略的に行います。

この際、同時に、その方の肌質のアドバイスや、化粧品による肌コントロールも必要です

こうして、きめ細かく治療することが、ニキビ肌をきれいにしてゆくことになります
なかなか、時間がかかり根気も必要ですが、きれいな肌を導くことは手間が必要なんですね。

今年はさらに新しい薬も発売予定ですし、日本のニキビ治療は、進歩が著しいですね

がんばって治そうとお考えの方は、お気軽にご相談くださいね

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ひとりごと

2016年09月08日 12時36分40秒 | 日記
昨日、仕事で関係している方々が一堂に集まり、納涼会を行いました

さまざまな種類の仕事の関係者が集まりましたが。

私は、20代の前半、はじめて社会人になったとき、仕事をするということはいったい何のためなのだろうと考えていました。
もちろん、大学を卒業し社会人になるのは、当たり前とは思っていたのですが、給料をもらうためだけではないはずだと思っていました。
では、社会人とは、何だろうと・・・。

実は、いまだに迷うこともあります
でも。
こういうことかな・・と思っています。

どんな職種であっても、その社会の中に関わり、社会の一部となること。
社会人の自覚と責任を持って、向上心を失わないように努力すること。
自分の行っている仕事が社会の中でどんな意味を持つのかを理解すること。

もちろん、生活のためであり、買いたいものを買うために働いているところがあるのは事実です。
でも。
社会の一部としての自覚をもって、他の人にちゃんと説明できる納得のゆく仕事をしたいものです。

・・・・と。
お酒を飲みながら、少々ほろ酔い加減で、そんな風にあらためて感じました

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雑草の花粉症(その3)

2016年09月04日 08時18分44秒 | 花粉症
関東地方の今年の夏は、なんだか消化不良のような感じです

いったいいつが盛夏だったのか、どの時期が暑さのピークだったのか、思い出そうとしてもよくわからないです

たまに猛暑を感じる厳しい日もありましたが、おおむね、普通の暑さでしたし。
後半立て続けにやってきた台風のため、強い風の日が多かったので、風が気持ちよくさえ感じたこともありましたし

デパートでも、浴衣のコーナーは人気がありましたが、水着売り場にはやや勢いがなかったように感じたのは気のせいではないと思います。
雨の日もたびたびありましたから、ビアホールはちょっと元気なかったかもしれません

さて。

そんな今年の夏。
条件がそろって、雑草花粉がたくさん飛んでいます

スギやヒノキの花粉は、遠方へも飛ぶので、都内でもアレルギーの患者さんがたくさんいらっしゃいます。
一方。
雑草は背が低く、数キロメートルしか飛べないので、患者さんは都内より郊外に多いと思います。

当院は多摩地域なので、あちこちから雑草の花粉が飛散してきます。
家の近くに公園や空き地などがあったり、多摩川沿いなどには、いずれも雑草花粉がたくさん飛散しています
こういったところに近いところにお住まいのかたはもちろんですが。
台風の影響で強い風が吹くと、雑草花粉は大量に遠方まで飛ぶことができます。

頭の地肌のかゆみ。
耳のまわりや耳の中のかゆみ。
はえぎわのかゆみ。
目の周りの湿疹。
唇のかさつきやかゆみ。
首回り、肩からうで、足のすねのかゆみや湿疹。
こういった症状は、今の時期に大変多くみられます。

保湿ケアはもちろん大切ですが、保湿のみでは収まらない場合も多いです。
その方の症状に応じた適切な治療が必要ですね

秋の雑草は種類も多く、これからがピークです。
運動会の練習も始まるので、ちょっと心配ですね

お早めにご相談ください




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ペンギン保湿研究所(6)

2016年09月01日 23時27分41秒 | スキンケア
9月になりました

半年以上、研究し続けていた化粧品が、いよいよ完成のめどがたってきました

信頼できる化粧品専門の研究員の方々との共同の開発です

精製を重ねたきれいな水と、最高の品質のワセリンをベースに、なるたけシンプルな成分で、高度の保湿効果のあるクリームです

こういうの、なかったんですよね~~。
とことん、成分がシンプルなもの。
敏感な肌の方はもちろん、赤ちゃんから男性、お年寄りまで、多くの方が安心して使い続けられるもの。
そして、しっとり保湿するけれど、べたつきをとことん減らしたもの。
こういうものがどこにもないから、これは、作るしかない!!と開発に携わってきたんですが。
前例のない化粧品を作ることが難しく、なかなか完成にこぎつけませんでした

でも。
や~~っと、できそうなんです

今日、工場の見学をして参りました。
すばらしい設備で、高度な技術のある工場でした

できあがるのがとても楽しみです

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