宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

びっくりするくらい乾燥している!!

2016年01月29日 23時51分43秒 | スキンケア
年々、都会の湿度は下がっているように思います

私のクリニックは、暖房をつけていません。
鉄筋のビルは、比較的寒くなりにくいので、暖房をつけなくても底冷えはしません。

毎日、湿度計を見ていて、驚くことがありました。

それは。

先日の雪の日

外は雪が降っているので、いつもより湿度が高くなるのかとおもいきや。
クリニックの湿度計は、なんと30パーセントだったのです。

雪の翌日、晴れた日、なんと、27パーセントでした

今日は、朝から雨が降っており、いつもより湿り気を感じたのに、クリニック内は32パーセントだったのです

つまり。
都会の冬は、雨や雪が降ろうと、ビルやマンションなどの鉄筋の建物の内側は、ずっと湿度が低いままなのです。

そこにエアコンなどの暖房をかけ続ければ、ものすごく乾燥してしまうのは明らかなんです

そんな冬を過ごした肌は、超乾燥肌になってしまい、その後、スギやヒノキなどの花粉が侵入しやすくなるため、かぶれをおこしやすくなるのです

毎日しっかり保湿クリームを塗っても、長時間の暖房には負けてしまうのです。

なので、重ね着をお勧めしています。
暖房は、なるべく短時間にし、つけっぱなしをやめましょう。
とくに、赤ちゃんやお子様は乾燥がひどく、湿疹や鼻炎などになりやすいので、要注意ですよ

加湿器を過信してはいけません。
暖房で暖まった室内で、加湿器の蒸気はあっという間に乾かされ、効果は少ないのです。

もうすぐスギの花粉の飛散が増え始めます。
くれぐれも、乾燥しすぎにお気をつけください



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くり返す皮膚病は、早めに治す

2016年01月27日 17時08分27秒 | 診断と治療
このところ、急に寒い日が続き、いきなりの気温の低下に身体がついていかない方も少なくないようです。

でも。
私は、なぜか、あまり寒さを感じません
暖房を控え続けていたせいか、身体が寒さに慣れたのかもしれません。
もちろん、重ね着をしていますが。
脳の寒さの感じるスイッチが入りにくくなっているのかもしれません。

大学通りに桃の花が開いているのを見ると、寒い中にも、春の訪れを感じます

さて。

そんな寒い気候でも、スギ花粉が飛び始めています。

鼻水やくしゃみ、目のかゆみや涙目など、花粉症の症状が始まっている方もけっこういます。
目の周りや、唇のまわり、耳の後ろ、はえぎわ、首回り、お腹やうでなどに湿疹が出始めている方もいます。

そろそろ、花粉の対策が必要です。

皮膚の乾燥に伴い、ニキビや肌荒れ、手荒れなどの患者さんも連日来院されます。
乾燥肌があると、湿疹やニキビや肌荒れなど、さまざまな皮膚病をくりかえすことがあります。
こういったくり返す皮膚病は、そのうち治るだろうと思ってのんびりしていると、これからの花粉の季節により悪化することがあります

これからのシーズンは、スギ花粉やヒノキの花粉が飛ぶうえに、低い湿度が続き、さらには黄砂やPM2.5の飛散も加わり、どんどん皮膚病が悪化しがちです。
ですから、今のうちに早めに治しておきましょう

くり返すとしても、とりあえずいったん治しておくことが必要です。
なぜなら。
治さずに放置しておくと、花粉の影響でどんどん悪化するからなんです

ニキビも手荒れも、いずれも花粉の影響でさらにひどくなることは珍しくないのです。

ですから、くり返す皮膚病こそ、今のうちに治しておきましょう。

春は、ホコリが多く、肌のトラブルも多いシーズンです。
お肌にあったスキンケアもアドバイスしています。
お気軽に、ご相談ください























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雪の影響!!

2016年01月22日 17時45分51秒 | 診断と治療
雪が降っても、ほとんど暖房をつけずに重ね着をしてがんばっている院長です
すっかり寒さにも負けずにいられるようになりました。
8枚も重ね着して、私が雪だるまになっています

さて。

雪の後に、部屋の湿度が、いっそう下がっていることにお気づきでしょうか?。

都会はアスファルトにおおわれているせいか、雪がやむと、湿度はどんどん下がってしまいます
とくに建物の中は、雪の影響を受けていません。

雪の後、クリニックの湿度はなんと27パーセントでした
暖房つけていなくて、この乾燥です

多くのオフィスや、学校など、雪の寒さでエアコンの時間が長くなっています。
そのため、いっそう、乾燥がひどくなっています。

その上、スギ花粉が、雪にも負けずに飛んでいます

寒い寒いとエアコンをつけていると、アトピー性皮膚炎や花粉症になりやすくなりますよ。

みなさま、のどが渇きませんか?。

唇やのどが乾燥を感じていると思います。
こういった状態は、風邪をひきやすくなるので、ご注意ください。

それにしても。
またもや、まったく話は変わりますが。

夜空のあっちとか、一つだけのお花・・・とかいった名曲が、残念な感じですね
画面から冷えた関係がひたひたと感じられ、歌の歌詞との隔たりに、ただただ残念な気がします。

皆さま、寒くても、花粉症が始まっている方が多いので、そろそろ予防治療をスタートした方が良いと思います。
目薬や、鼻水のスプレーも処方します。
今年から、鼻詰まりののみ薬も処方できるようになりました。
漢方も処方可能です。

何でも、お気軽に、ご相談ください


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ニキビ治療は進化している

2016年01月20日 23時53分30秒 | 診断と治療
夜にある勉強会に行って参りました

テーマは、ずばり、ニキビです。

皮膚科の治療は、いろいろめまぐるしく進化しています。
その中で、このところ、新しい薬がどんどん出ているのが、ニキビ治療です。

私が学生だった頃は、ニキビは、青春のシンボルとも言われ、あまり病気とはとらえられてはいませんでした。
ニキビで皮膚科を受診するような時代ではなかったのです。

でも。

今の時代、全く違うのです

ニキビは、れっきとした皮膚病であり、きちんと治療をして治すべき疾患のひとつになっているのです。
また。
ただ治すだけではなく、治ったあともきちんと治療を続け、よりきれいな皮膚を維持すべきであるという認識が常識になっています

治療法の選択枝も多くなり、その方のご希望に合った治療法が選択できるようになりつつあります。

また、併せて、正しいスキンケアも重要です。

化粧品の選び方もあわせてアドバイスできます。
ご相談ください


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東京に大雪!

2016年01月19日 21時51分46秒 | 診断と治療
昨日のいきなりの雪に、皆さま、驚かれたのではないでしょうか

今年は暖冬で、ずっと暖かかったので、ダウンコートもしまったままの方もいたはず。

油断していたところに、いきなりの雪。
寒さに慣れずにびっくりしている方も多いと思います

こういう天候になると、増えてくる病気は。

しもやけです。

実は、この冬は、しもやけの患者さんが例年になく少なく、あってもとても軽症でした。
ですから、この雪で、いきなりしもやけが悪化した方がいるかもしれません。

しもやけの治療は、段階によって異なります。

ただ手が冷たいとか、冷え性なだけの場合。
この場合は、予防の治療になります。
漢方薬や、ビタミン剤の内服と、マッサージクリームです。

でも、ちょっと悪化して、指が赤く腫れたり、かゆくなった場合は、炎症に対する治療が必要です。

さらに悪化して、指が曲がらなくなった場合は、さらに強い炎症の治療を加えます。

重症化して、水疱ができたり、崩れてじゅくじゅくになったりすると、感染の治療も加えなくてはなりません。
やけどの治療に似た治療が必要なんですね。

つまり、しもやけと言っても、症状の程度によって治療が大きく異なるのです。

仕事を終えて帰宅途中に、かまくらを作っているお父様とお子様を見ました。
雪だるまではなく、かまくら
最近の子供は、かまくらなんて知ってるのかなぁ・・・なんて思いながら見ていました。


それにしても。
話は、雪とは、まったく関係ないのですが。

自分勝手に問題を起こしていながら、周りの人々を巻き込んで迷惑かけておきながら、人前で涙ぐんだりして、それに対して「がんばって」とか「負けないで」とか応援されてたりする映像を見ると、平和ぼけを大きく通り越して、常識的な判断さえも問われない時代なのかと、なんだかいろいろ心配になってくる今日この頃です

みなさま、寒さでお風邪をひかないよう、お気をつけください






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今年のスギ花粉症(その2)

2016年01月13日 07時44分15秒 | 花粉症
いきなりの寒さに、びっくりしちゃっている方が多いようですね
これからますます寒さが厳しくなるようですから、風邪にはお気をつけください。

私は相変わらず、ほとんど暖房をつけず、重ね着を増やして対応しています

けさ、起きたら、リビングは10度でした
さすがにヒンヤリしたので、さらに暖かいガウンを重ね着したら、急に暖かくなり、大丈夫になりました。
そして、ホットショウガティーを飲んだので、今は身体中ほかほかして、指先まで暖かくなりました。
どこまで暖房をつけずに快適に過ごせるのか、絶賛、挑戦中です

なぜ、こうも、暖房を控えることにこだわっているのか。

それは、暖房による悪影響が、無視できない大きさになってきたことを感じるからなんです

まずは。

全身の乾燥肌と、かゆみ
これは、昔は高齢者に目立っていたのに、近年は赤ちゃんやお子様に目立っています。

アレルギー体質へなりやすさ
これは、アトピー性皮膚炎はもちろんですが、喘息や食物アレルギーや鼻炎などにもなりやすくなるのです。

見逃せない皮膚の老化
いつまでも若々しくいたいのに、それを阻むのが乾燥です。
高い化粧品を買うばかりを考えず、乾燥させない生活が大事ですね。
老化のサインは、実は手足に出ています。
ひび割れやあかぎれは、見逃せない症状ですよ。

さらに。
冬の暖房生活により、鼻や目の粘膜が乾き、異物の侵入がしやすくなるのです。
その結果、多くの方に花粉症が発症しています。
問題なのは、お子様から赤ちゃんにまで症状が見られはじめていること。
これは、大きな問題ですね

また。
インフルエンザにもかかりやすくなります
これも、問題なんです。
皆さま、最近、のどや鼻の奥が乾いて、きんきんしたり、いがいがしたりしませんか。
粘膜の水分が少ない証拠なんです。
その結果、インフルエンザなどの風邪のウィルスが簡単に侵入してしまいます。
風邪に注意しなくてはならない受験生にとって、塾の暑いくらいの過剰暖房は大きな問題だと思います。

このように、最近の暖房器具は、さまざまな疾患の原因になるのです。

もうすぐ、スギ花粉のピークがきます。
暖房の悪影響にくれぐれもお気をつけくださいね


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今年のスギ花粉症(その1)

2016年01月09日 18時41分03秒 | 花粉症
冬休みが終わり、通常の診療が始まりました。

新年がスタートし、全力投球で診療を行っています

それにしても。

乾燥肌の程度が、半端なくひどい方もいます。
年末からお正月の間、ホテルや旅館、ご実家などでゆっくりと過ごされたのはとても良いのですが。
その環境で、かなり暖房の影響が出たようです

暖かい環境で比較的薄着で過ごした結果、頭の中から、全身にいたるまで、皮膚全体の乾燥が悪化しているのです

皮膚がひどく乾燥すると、皮膚本来の防御機能が低下します
その結果。
ホコリや花粉など、細かい物質が皮膚から浸入し、湿疹やかゆみを起こすのです。

お正月から、杉花粉の飛散が増加しています。

今年は暖冬で、平年よりもかなり暖かく、そのせいでスギ花粉の飛散が平年より早く始まっています。
昨日も今日も、目のかゆみや鼻水の訴えの患者さんが目立ってきました。

それほど花粉量が多くなくても、乾燥して防御能の低下した目鼻粘膜や全身の皮膚から花粉が侵入し、アレルギー反応を引き起こしているのです。

アレルギー予防の内服を始めましょう。
洗濯物を屋外に干さないようにしましょう。
全身の皮膚の保湿をしっかり毎日、行いましょう。
暖房を控えて、目鼻やのど、皮膚の乾燥に注意しましょう。

ちょっと悪化したときに、頓服で漢方薬を飲むのも、とても有効です
この漢方薬は、いつ飲んでもよく、眠気も起こさないので、なかなか便利です。
ご希望の方に、ご希望の量を処方いたしますよ。
ポケットに入れておくのも良いかもしれません。
妊婦さんやお子様も飲めますよ。

点眼薬や点鼻薬も処方します。
お申し出くださいね

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冬休み(その3)

2016年01月03日 08時38分57秒 | 日記
連日、お天気が良いせいか、道路が渋滞しているそうです

どこにも出かけない私は、それをニュースで聞いて、ぼんやりと想像するだけです。

やむを得ない事情で、今年のお正月は知人のお子様に家庭教師をしています
教えるために予習をするので、毎日私まで受験生みたいになっています
一日中、机の前で勉強ずくし。
お正月のバーゲンも今年はなしですね
無駄遣いしなくて、かえってよいかもです

さて。

冬の乾燥した空気の生活をしていると、多くの方が、全身にかゆみを感じているかと思います。

ここで、チェック

比較的安全なかゆみと、治療が必要なかゆみがあるのです。

1.全身に一時的にかゆみを感じ、かくと赤くなるがそのあと跡形もなくなくなり、皮膚に異常がないもの
2.全身に一時的にかゆみを感じるが、かいても皮膚に特に湿疹がでないもの
3.かいたところに、湿疹が出てくるもの

1はじんましんです。ひどい場合はのみ薬が必要です。
2は多くは乾燥肌、あるいはよくコントロールされているアトピー性皮膚炎。いずれも、保湿クリームを繰り返し塗りましょう。
3は、湿疹が出ているので、かけばかくほどに悪化します。これはのみ薬と塗り薬の両方で治療しましょう。

そういう私も全身がかゆくなります。
でも、暖房を使わず重ね着で、保湿クリームを全身に塗っているので悪化しません。
2の状態ですね。

お正月気分も、残り少なくなってきましたね

さぁ、きょうも、家庭教師に行って参ります

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冬休み(その3)

2016年01月01日 23時03分36秒 | 日記
2016年、元旦です

暖かいおだやかなお正月ですね

私は、今年はどこにも外出せず、家でおとなしく過ごしています

毎年、一年の目標を立てるのですが・・・。
今年も、当たり前ながら、いつまでも初心を忘れないようにしていきたいと思います。
それは。
患者さん一人一人の症状に合わせて診療を行う・・はもちろんのこと、その方のご希望や生活のペースなども考慮して、よりきめ細かい診療を目指して行きたいです。

今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします

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