宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

冬休み(その2)

2015年12月31日 18時33分21秒 | 日記
今年もいよいよ最後の日になりました

皆さま、どんな一年だったでしょうか

このお休みに入り、私は2回忘年会がありました
居酒屋で楽しいひとときを過ごしたのですが。
当然のように、ほかほかと暖房がついていて。
すっかり、乾燥してしまいました

毎日の努力が、たった数時間の暖房で、むなしい感じになるのです

それから、私は、首回りや、唇のまわり、頭の皮膚、肩や背中に湿疹がでているのです

かかないように気をつけているのですが、保湿クリームだけでは治りませんね。
今日は、しっかり、薬を塗るつもりです。

湿疹やかゆみをそのままに年越しては、残念ですからね

皆さまの中にも、同じような方がいるかもしれません。

気をつけてほしいのは。

お正月に、帰省して、おじいちゃまやおばあちゃまの実家にお泊まりする際に、暖房がついているところに長時間いる可能性がある点です。
これは、毎年、患者さんからお聞きするパターンです。
そのほかに。
旅行して、旅館やホテルでゆっくりされる方も多いのですが、そこにも間違いなく暖房が過剰についているのです。

こういった数日を過ごすと、かなり乾燥肌が悪化し、その結果湿疹が悪化するパターンが少なくありません。

この場合は、すでにお渡ししている湿疹の治療薬を、最低でも3日くらいは使用して、しっかりと治してくださいね
いったんひどくなると、一日だけ治療したくらいでは治りきらないからなんです。

あ。

これから、年越しそばを作ります

良いお年を、お迎えください


冬休み(その1)

2015年12月29日 16時18分58秒 | 日記
今日から、私は冬休みです。

片付けやお掃除を考えていましたが、なんだか急に疲れを感じ、今日はのんびりと過ごすことに決めました

今日は、私の重ね着のアドバイスをしましょう

重ね着のポイントは、三つあります。
それは。

1.首、手首、足首をあたためること。
  これは、ネックウォーマー、アームウォーマー、レッグウォーマーがおすすめ。
  100均のもので十分です。

2.化繊のあったか下着の下に、なるべく綿のTシャツやキャミソールを着ること。
  あったか下着がむれてかゆくなることがあるのですが、汗を吸う綿のものをその下に着ると大丈夫です。

3.ベストやちゃんちゃんこ、腹巻きなど、袖のないものを重ねると、動きにくさもなく快適です。

私は、このポイントをおさえて、今、4枚の重ね着に腹巻き2枚、あとはネックウォーマー、アームウォーマー、レッグウォーマー、靴下2枚重ねです。

こうしていると、室温14度ですが、まったく寒さを感じません

手荒れもなく、かかともかさつかず、静電気をおこさず、顔の肌もしっとりです

ためしに、ネックウォーマーとレッグウォーマーをはずしてみると、いきなり冷気を感じます。
こんなに、感覚は違うということなんですね

今年の診療が終了いたしました

2015年12月28日 17時35分55秒 | 日記
今日の午前の診療をもって、一年の診療が終了いたしました

午後は、クリニックの大掃除をしました。
大掃除を終えて、スタッフがみんな帰宅した後、後始末のチェックをするために見回りをしながら、今年の一年を一人で振り返っていました。

思うことがあります。

それは。

最近の皮膚病には現代病とか都会病とか言えるような、環境による疾患が増えてきたことです。

不規則な生活によるホルモンの乱れによるニキビやふきでもの。
ストレスによる免疫力の低下によるじんましんやアレルギー性皮膚炎。
過度にクーラーや暖房を使用していることによる皮膚のバリアー機能の低下による乾燥肌や湿疹。
清潔志向の行き過ぎにより、洗いすぎや消毒の影響でおこるさまざまな肌荒れ。
アスファルトなどの固い床を靴で歩くことによる足のたこや魚の目、外反母趾。

こういったいわば先進国ならではの疾患が、年々増加しています

私たちは、便利と引き替えに、丈夫な皮膚を失っているのかもしれません

明日から、当院は冬休み。

でも、このブログで、お休みに気をつけていただきたいことを書いていきますね


お子様をアレルギー体質にしないために(その3)

2015年12月26日 23時16分14秒 | アレルギー
穏やかな暖かい天候のクリスマスが終わりましたね

皆さまのところにサンタさんは来ましたか?

私は、このところ、サンタさんとおつきあいが途絶えているので。
自分で自分用のプレゼントを作っちゃいました
赤い毛糸を織り込んだマフラーです。
これを首に巻くだけで、クリスマス気分が高まるのですから、安上がりです

さて。

このところ、当院は小さなお子様の皮膚病が急増しています。
これは、ほとんど、暖房による強い皮膚の乾燥によるものです。
全身がかさついて、ぱさぱさ、ざらざらになっており、強いかゆみや湿疹が出ています。
夜中にかゆみでぼりぼりとかきむしるお子様も少なくありませんね

かゆみで眠りが浅くなっているお子様はとてもかわいそうです。
お母様も悩んでいるようです。

でも。
私は、このところ、ちょっと疑問を感じています。

それは。

暖房による湿疹のお話を多くのお母様にお伝えしていますが。
原因としては納得してくださっても、暖房を控えることをしなかったり、重ね着をさせる努力を諦めてしまうお母様が結構いるのです。

もし、お子様のかゆみや湿疹が、卵アレルギーだとしたら、卵を食べないようにとアドバイスすると、かなりのお母様が神経質になって制限してくれます。
でも。
暖房が原因で、かゆみや湿疹、アトピー性皮膚炎になっているとしても、案外その辺は諦めてしまうことが少なくないのは、なぜでしょうか?。

結果起こっている強いかゆみの苦しさは同じです。
だとしたら、暖房をひかえて、靴下をはかせたり、ネックウォーマーをつけたり、重ね着をさせることがとても重要なんです

さらに。
暖房で空気が乾燥すると、花粉症になりやすく、喘息やインフルエンザのリスクもあがるのです

私は今、6枚の重ね着、レッグウォーマーやネックウォーマー、アームウォーマーをしているので、身体の内側から暖かい血流がめぐっており、芯からぽかぽかしています。
室温はいま、16度です。
暖かいミルクティーを飲んでいると、心もぽかぽかしてきますよ

これから、どんどん寒さが本格化してきます。
重ね着や靴下の習慣をつけて、その上で、ストーブやこたつなどの部屋全体を暖めすぎない暖房をお使いください。
ホットカーペットや床暖房の上にお子様を座らせないでくださいね。

重ねて着ると、暖かくなる・・・ということを教えるのも、大事な教育と思います

お子様をアレルギー体質にしないために(その2)

2015年12月22日 20時19分20秒 | アレルギー
12月も半ばを過ぎ、本格的に冬らしくなってくると。

当院は、小児科か!!と錯覚するほど、待合室がお子様でにぎやかになります。

私が皮膚科医になったばかりの頃は、お子様の皮膚病は圧倒的に夏が多かったと記憶しています。
あせも、水いぼ、トビヒ、日焼け・・・などの夏らしい皮膚病であふれていましたが、一方、冬になると患者さんの数は減少し、高齢者が多くなっていったものです。

でも。

この何年前から、この傾向がすっかり変わってしまったのです

夏は相変わらずお子様の疾患は多いのですが、冬になるとその数がいっそう増加するのです。
赤ちゃんや乳幼児、小学生などの来院がものすごく多いのです。

これは、どうしてでしょうか。

これは、都市部の生活の変化に伴うものと考えられます。

道はすべてアスファルトで覆われ、土はほとんどありません。
川などの水はなく、雨が降ってもその水分をためるところがありません。
建物も木造が減り、鉄筋コンクリートです。

そんな環境の変化によって湿度は低下し続けています

そこに、暖房器具の変化です。

電車、バス、保育園や幼稚園、小学校や中学校、自宅など・・・あらゆる環境にエアコンなどの暖房がついています。

暖かかく乾いた室内で、お子様は靴下をぬいで、薄着で生活しています。

この結果、全身の皮膚、鼻や目の粘膜、のどから気道にいたるまで、すべて乾燥してしまうのです

とくに。
赤ちゃんや小さなお子様は、表面積も体積も小さいのですから、大人の何倍も早く乾いてしまいます

床暖房やホットカーペットの上で、すわったりごろごろしたりすると、あっという間に乾燥します。

こういった生活を続けると、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症や喘息になりやすくなることが最近の研究で明らかになっています。
こわいことですね

このブログを書いているこの部屋の室温は14度。
腹巻きを二枚、レッグウォーマーやネックウォーマーを身につけて、5枚重ね着をし、暖かい豆乳ティーにショウガとココナッツオイルを入れたオリジナルドリンクで、ほっこりしています

通販で、室内用あったかブーツというものを購入したので、明日届く予定です。
私の暖め生活は、年々工夫を重ねて、よりより快適なものとなっていますよ

電気代はかなり少なく、お得感もありますよ

お子様の健康を考えて、是非とも、暖房を控えめにして重ね着をしてくださいね

お子様をアレルギー体質にしないために

2015年12月20日 09時42分23秒 | アレルギー
早いもので、12月ももう半ばを過ぎましたね。

寒さも徐々に深まってきましたが、今年はまだ暖冬と言えるような暖かさを感じます

私は、かねてから暖房を控えめにする生活をお勧めしてきました。
といっても、寒さをがまんするようにと言ってるのではありません。

衣服を重ねて、暖かい飲み物などを飲んで、内側から暖めるようにすれば、暖房はかなり控えめにしても寒さを感じないからです。

こたつや電気ストーブ、オイルヒーターなどは、近づいた自分だけが暖かくなり部屋全体が暖まる訳ではないので、大丈夫です

こうして、エアコンやファンヒーター、ホットカーペットなどの生活を見直してほしいのです。

なぜなら、最近の研究で、わかってきたことがあるのです。
それは。
湿度の低い生活を続けていると、皮膚の角質層や目や鼻やのどのの粘膜の防御機能が低下します
その結果。
さまざまなアレルギー体質になることがわかってきたのです

それは。
アトピー性皮膚炎。
花粉症や、アレルギー性鼻炎。
喘息。
食物アレルギー。
ドライアイ。

これらの疾患は、あらゆる年齢に起こり始めていますが、特に問題なのは、アレルギーの低年齢化です。
乳幼児にも花粉症が発症したり、子供が果物や野菜のアレルギーになったりして、問題になっています

つまり。
冬の間、暖房をかけ続けていると、花粉症やアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになる確率が高くなるのです

全身の皮膚の乾燥は、小じわやくすみの原因となり、美容にも大敵です。

暖房をかけて、加湿器もかけて、電気代は高くなり、その結果、アレルギーになって薬代もかかり、化粧品にもお金がかかり、風邪もひきやすくなるんです・・・良いことがひとつもありませんね

私がブログを書いているこの部屋の気温は今14度です。
6枚重ね着して、靴下とレッグウォーマー、首にネックウォーマー、腕にアームウォーマーをしているので、ほとんど寒く感じません。
暖房はかけず、少しヒンヤリ感じたら、膝掛けをかけます。

こういう生活を始めたのは、6年前ですが。
そのおかげで。
手荒れせず、かかともすべすべ。
顔に使う化粧品も夏と全く同じもの。
風邪もひきにくくなりました。
家族の花粉症もかなり軽くなり。
電気代は、夏よりかなり少なくすみます

本当に良いことばかりです

エアコンなどで外側から暖めると、全身がピリピリしますが
こういった生活で内側から暖めると、皮膚全体が柔らかく感じ、気持ちも気のせいか穏やかさを増すようです

大人がこういった生活を心がけないと、お子様が将来アレルギー体質になってしまうのです。
ぜひとも、内側から暖める工夫のある生活をし、お子様がアレルギー体質にならないように愛情を注いでいただきたいと思います
























内側から暖めよう(その13)

2015年12月18日 21時51分26秒 | スキンケア
今年は例年より暖冬だと思います。
それなのに。
電車もバスもデパートもオフィスも保育園も幼稚園も学校も塾もレストランも居酒屋も・・・がんがん暖房がついています

なぜ、臨機応変ということができないのでしょうか。

そして。

テレビのCMも、乾燥してかゆい肌に・・とか、乾燥はこじわのもととか、盛んに言ってるのに。
暖房を控えるということが、なぜできないのか

このブログを書いているこの部屋の室温は、15度です。

はじめは寒く感じましたが、一枚、二枚、三枚・・・と重ね着をするごとに、体感が変わってくるのが面白いです。
とくに。
ネックウォーマーを首につけ、レッグウォーマーを足にはき、腹巻きを二枚つけて、4枚重ね着したら、一気に寒さを感じなくなりました
そして。
今、ホットショウガティーを飲んでいると、もう、内側からほかほかと。
暖かい血流がうちがわを流れていくのを感じるのです

暖房を全くつけずに、暖かくなるのです

こういったことを、ぜひとも皆さまにも感じてほしいです。

保湿クリームを全身に塗っていますから、乾燥知らずでしっとり

心も皮膚も潤いのある生活をしましょうね。
あ。
電気代も節約できて、お財布もうるおいますよ

ひとりごと

2015年12月15日 23時23分40秒 | 日記
何となく見続けていたお坊さんのドラマが終わりました。

このドラマで私が好きだったところがあります
それは。
恋愛が進んでいても、お互いに丁寧語で会話していたところです。

恋人どおしが丁寧語で会話しているのが、よそよそしいとは感じずに、お互いを尊重して真摯におつきあいを進めていると感じて、さわやかでした

ドラマが終わると・・・本格的に冬になりますね

内側から暖めよう(その12)

2015年12月13日 12時25分33秒 | スキンケア
この数日、12月とは思えないほど暖かい日が続いています。
暖冬ですね。

昨日、大学時代の友人らとの忘年会で都心に出かけました。
暖かい気温を意識して、薄手のコートで出かけましたが。
電車の中、デパートの中、居酒屋の入っているビル全体、とにかく暖房ですごく暖かいのです
いえ。
むしろ。
暖かいというより、暑いのです

薄手のコートさえ、着ていられません。
しかも。
そういうところにいると、すごくのどが渇き、暑さに負けて思わず冷たい飲み物を飲んでしまいました。

これは、かなり問題です

必要ないくらい外側から人工的に暖め、皮膚ものども鼻の粘膜も乾燥させ、冷たい飲み物をとって内側から冷やす。
これは、どう考えても、身体に悪い方向です

今年は暖かいので、私は自宅でほとんど暖房はなしで、5~6枚の重ね着をし、漢方薬やショウガティーで内側から暖めるようにしています。
こうすると、良いことがたくさんあります

まず。
皮膚ものども乾きません。
かゆみも出にくいし、皮膚の乾燥による老化も予防できます。
また。
重ね着をすると、身体の芯からぽかぽかと暖まります。
漢方薬やショウガティーのおかげで、なんと肩こりも治っています
部屋と廊下などの温度差もあまりないので、急激な温度変化もありません。
気のせいか、寒さに強くなったように思います。
暖房生活に慣れすぎると、外の寒さに弱くなり、寒がりで外出も面倒になるようですね。
身体の内側から、暖かい血流を流すので、冷え性やしもやけの予防にもなるのです。

都会の生活は、過剰暖房に慣れすぎています。
原発問題の前に、まずこの電力使いすぎの都会生活を見直すべきだと思っています。

二日続けての忘年会のせいで、外の暖房の悪影響で、私の首や肩に湿疹が出ています
かゆくてしょうがありません。
かくと絶対悪化するので、我慢です。
薬をつけて、早く治し、保湿をしっかりしてがんばります

内側から暖めよう(その11)

2015年12月11日 07時16分14秒 | スキンケア
朝起きたら、すごい雨音
久々の雨です

雨の強さで少々外出がためらわれる気分にもなりますが、悪いことばかりでもありません。
なぜなら、関東地方のP.M2.5が雨のおかげで下がったからです
外出を控える方がよいという危険値上限をかなり超えたP.M2.5が昨日記録されました
これが続くと、気管支への悪影響があるのです。

そればかりではなく、アトピー性皮膚炎や皮膚の弱い方には、皮膚への悪影響が考えられます
ですから私がよく、
「一年中、花粉が飛びますので、皮膚の弱い方は洗濯物や布団の外干しをやめましょう。」
と申し上げていますが、これは黄砂やP.M2.5にもあてはまるのです。
黄砂やP.M2.5の皮膚への悪影響の原因はまだ不明ですが、これらにはさまざまな工業廃棄物や金属が含まれています。
肌に良いわけありませんね。

昨日、私はデパートに買い物に行きました。
比較的暖かい気温で、今年は暖冬かな・・・などと感じられる天候でした。
すると
デパートに行く途中の、バス、電車、そしてデパート・・・どこもかしこも、暖房ががんがんかかっているのです
もう、暑くて暑くて、汗をかいてしまいました。

汗は本来、肌を保湿するには有効なものです。
でも。
今の乾燥している時期に、暖房でさらに乾かされた上に、そこに汗をかくと・・・。
かゆみや湿疹がでてしまうのですよ

つまり、暖房で汗をかくと、皮膚炎が悪化するのです。

こんなに暖かい日にも、暖房をこんなにつけるなんて・・・とぶつぶつ独り言を言いました

今日一日は、温度変化が激しいようですね。
私は薄いはおりを何枚か重ねて、脱いだり着たりするつもりです。

体調の管理にもお気をつけくださいね