宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

しっとり!もちもち!オールインワンジェルで皮膚病が!!

2024年09月03日 16時33分38秒 | アレルギー
クリニックが完全予約制になり、喜んでいる方も多いですが、逆にご心配になっている方もいるようです。予約が取れないんじゃないかとか、急に悪化したらどうしようとか。

大丈夫です。
予約は大体とれるように工夫していますし、急変した場合は当日でも予約をお取りしますよ

さて。
昨日、今日と、とてもうれしいご報告が続きました。
それは。
ステロイドや強いお薬を使わなくても、しっとり!もちもち!オールインワンジェルだけでもかなり皮膚炎が良くなる方が立て続けにいらしたのです。
もともと、私がこのジェルを作ったきっかけは、赤ちゃんが毎日全身に塗るとアトピー性皮膚炎になりにくくなることが期待できるからです。
でも、このところ、うれしいことに、高校生や大人のアトピー性皮膚炎の方がこのジェルを塗ってから薬を使うと、早く良くなるので、結果、薬の使用量があきらかに減るのです

そのせいか、しっとり!もちもち!オールワンジェルは大人気で、一部のサイトで欠品しています。ご迷惑をおかけします。
予想を上回る売れ行きで、うれしい悲鳴ですが、必要な方に届かないのは心苦しいです
Amazonにはまだ在庫があるようですし、肌保湿研究所のホームページではまとめ買い10%割引きも行っています。

私は長らく皮膚科医をしていて、思うことがあります
それは、薬を正しく使って治すことももちろん重要だけど、正しいスキンケアを守れば、皮膚科の治療薬はもっと少なくてよいのではないかということなんです。

私の長年の経験から作ったスキンケア剤のしっとり!もちもち!オールインワンジェルは、まさにそういう医療用化粧品なのです。
するすると素早く伸び、べたつかず、なのに長時間保湿効果が持続し、結果、皮膚トラブルを予防します。

ざまされたと思って、いやいや、医師ですからだましませんよ
ぜひとも、お試しください

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目のまわりとくちびる

2024年02月16日 07時40分42秒 | アレルギー
春一番が吹きました
生温かい強い風に、花粉がたくさん含まれています。
くしゃみや鼻づまり、目のかゆみが出てきている方が増えています。
顔や首、頭皮のかゆみも花粉のせいでおこります。
肌が乾燥していると花粉のトラブルがひどくなります。
肌の潤いが特に重要です

マスクを外す機会も増えて、アイメイクや口紅など、おしゃれに楽しみが増えています。
しっかりアイメイクやアイライン、マスカラ、落ちない口紅など、メイクにも力がはいりますね。
でも、お出かけが増える分、花粉に暴露する機会も増えています

ここでとくに重要なのが、メイクの落とし方なんです。
つまり、クレンジングのチョイスがよくに重要です。

界面活性剤の強いオイルクレンジングや、こすったりふき取りやイプも肌トラブルが起こります。
シートタイプの便利なクレンジングは、アルコールが入っている場合刺激が強いです。

私が開発したしっとり!もちもち!保湿クレンジングは、メイク落としにつきものの刺激がほとんどなく、しっかりオフするのに肌に刺激や摩擦をおこしません。
オフしたあと、目のまわりもほほも唇もしっとりが残り、つっぱりません。
申し訳ありませんがこのクレンジングはただいま売り切れ中です。
予想をこえる好評につき、生産が間に合っていません。
今月末ごろに生産がおわり入荷予定です。
お問い合わせが連日あるので、ここにお伝えします。
もう少しお待ちください。
生産を増加して用意しています。

肌のうるおいには、しっとり!もちもち!オールインワンジェルと、目のまわりとくちびるにはリップ&アイをおすすめします。

こういった安全で効果的なスキンケアを毎日行うことで、乾燥や花粉のトラブルを減らすことができ、皮膚科を受診する機会が減ることを望んでいます

これから一か月は花粉のトラブルが増えます。
潤いスキンケアも花粉治療のひとつであることをお忘れなく

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かゆみの季節

2023年09月24日 08時20分53秒 | アレルギー
このところ、やっと少しだけ秋らしい空気を感じるようになりました。
今年の夏の暑さは本当に異常でしたね
私も久しぶりに体調を崩し、喘息になりました。
もう回復しましたが、暑すぎる夏の怖さを感じました

また、最近は、コロナがかなり流行しており、さらにインフルエンザも多くなっていて、油断できない印象です

さて。
やっと良い季節の到来を感じますが、かゆみを強く感じる方が増えています。
これには、いくつかの原因があります。

①秋の花粉症
9月になって、ブタクサを中心にたくさんの花粉が飛散しています。目のかゆみ、鼻水やくしゃみ、頭や顔やその他の部位のかゆみを感じる方が増えています。

②虫刺され
少しだけ暑さが和らぐころに、虫刺されの患者さんが増加します。秋は外遊びも増え、外出しやすくなりますが、その分刺されやすくなります。

③じんましん
これは、毎年、秋に患者さんが増加します。夏の疲れが秋に出るのでしょう。体調ががくっと悪くなることもあります。じんましんは体の疲れのサインでもあります。十分休息をとりましょう。

①、②、③はいずれもそれぞれ違った治療になります。
治療できますので、ご相談くださいね

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雑草の花粉症の対策(その2)

2023年06月25日 09時08分30秒 | アレルギー
昨日、診療で
「ブログで読みました。私の症状と同じです。雑草の花粉だったんですね。」
とおっしゃる患者さんがいました。
ちゃんとブログをチェックしてくださってる!!と感動しました
と同時に。
しばらくブログを更新していなくて、申し訳ない気持ちになりました。

読んでいただき、ありがとうございます

さて。

昨日の診療でも、やはりアレルギーの患者さんがすごく多くて、現代人の皮膚の弱さを痛感しました。

今日は、夏に多い雑草のアレルギー性皮膚炎の対処法についてお話しますね

多くの患者さんが、あせもだと感じています。
でも、単に汗が原因だと思ってしまうと、対処を間違えてしまいます。
たとえば、汗を乾いたタオルでごしごしとふくとか、
汗を乾かすパウダーをはたくとか、
汗ふきシートでまめにふくとか、
クーラーの部屋に入って汗を乾かすとか、
これらはいずれも間違いで、やってはいけないのです

確かに、べたべたした汗に花粉やほこりがついて、かゆい皮膚炎をひきおこします。
だから汗のたまるところにとくにひどくなります。

ではどうしたらよいでしょうか。

1.汗を吸って放出しやすい素材の服を着ましょう。綿素材がおすすめです。
2.汗はタオルを水で濡らしてふき取りましょう。そのあと、乾いたタオルをそっと押し付ける             ようにして水分もとりましょう。
3.汗を乾かす粉タイプのパウダーは、肌を乾燥させるので禁物です。
4.汗ふきシートはアルコールや香料などが刺激をするのでやめましょう。
5.まめにシャワーはおすすめです。そのあと、保湿ケアをきちんとしましょう。
6.かゆみがひどいときは、プールはやめましょう。

いかがでしょうか。
湿疹やかゆみがひどいときは、もちろんまずは治療優先です
汗と上手に付き合うことが、夏を楽しく過ごすポイントですね

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雑草の花粉症の対策法(その1)

2023年06月23日 06時49分30秒 | アレルギー
夏至は過ぎ、本格的に暑い夏がまたやってきます
梅雨のせいもあり、むしむしとした嫌な季節です。

ところがクリニックを受診される患者さんの中で、かなり多くの方が
「最近、肌の乾燥がひどいです。」
「全身、かさかさになります、」
といったご相談が多いのです

これは不思議ですね。
皮膚の水分量は、汗の多さや周囲の湿度に左右されますので、今の蒸し暑い時期は、お肌のうるおいは保たれているはずなんです

実は、皆さんのおっしゃる乾燥とかカサカサは・・・・単純な乾燥だけではないのです

これは、雑草の花粉やほこりのアレルギーなのです。

べたべたした汗に、花粉などが付着し、時間とともに肌を通過してかぶれをおこします。
よくテレビのCMで汗かぶれという言葉がありますが、汗にかぶれているのではなく、汗についた花粉やほこりなどがかゆみの原因なんです。
かぶれを繰り返すと皮膚はむけてくるので、結果、カサカサの乾燥肌を実感することになるのですね。

つまり、単純な乾燥肌ではないのです。
だから、ただローションやクリームを塗っていても改善しない場合は、治療が必要です。

長くなるので、また続きは次回にします。
もうしばらく、お付き合いください

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雑草の花粉症

2023年06月22日 08時51分30秒 | アレルギー
みなさま、お久しぶりです
しばらくブログを更新していなくて、ごめんささい。
サボっていたわけではなく、いろいろ忙しかったんです

講演会で話したり、皮膚科学会に出席して勉強したりでとても忙しくしていました。
さらに、「肌保湿通信」という情報誌を発行していますが、この記事も私が書いているので、締め切りもあっていろいろあわただしくしていました

この「肌保湿通信」は4号まで発行しており、もうすぐ5号がでます。今、印刷にまわしています。
皆様のお肌を健康にするお手伝いをすべく、正しいスキンケアのお話をしています。
私の趣味のお話もたくさんしているので、そこも楽しんでください

さて。
クリニックはこのところ、とても混んでいます
この原因は、暑くなってあせもやとびひなどが増えてきたこともありますが、特に目立つのが花粉アレルギーです。

え?
スギ花粉はもうとっくに終わったのに???
と思われる方も多いでしょう。
でも、原因は、雑草の花粉の飛散です。
梅雨に入り、雨が降るたびに、雑草に水をまいてどんどん成長するのです。
そして、雨がやむと、花粉がたくさん飛散するのです。
鼻水や目のかゆみの方もいますが、圧倒的に皮膚炎の方がおおいです。
夏は肌を露出するため、花粉をたくさん浴びて、汗のくっついて、その後かぶれるのです。

次回は、この花粉アレルギーの治療と予防についてお話しますね

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秋のアレルギー

2022年09月11日 16時56分53秒 | アレルギー
みなさま、お久しぶりです

夏の仕事の忙しさがあり、肌保湿通信という情報誌の発行とかもはじめ、11月には私の絵画の個展も決まりその準備を始めており。。。
なにかと忙しくしていたので、ブログを更新出来ませんでしたね。
申し訳ありません

さて。

2週間位前から、秋のアレルギーのシーズンに入りました。
いまや、アレルギーは春だけでなく、夏も秋もひどくなる人がいて、もはや一年中という印象です

8月の後半から、さまざまな雑草の花粉の飛散が始まりました。
イネ科花粉に加え、ブタクサ花粉やカナムグラ花粉が飛び始め、秋は花粉症の患者さんが増えます。
目がかゆい、くしゃみや鼻水の患者さんも増えてきました。
皮膚科的には、顔や首回り、耳や地肌、肩周りや腕やすねなどにかゆみや湿疹が出ています。

秋は夏の暑さが落ち着いて、ウオーキングをしたり、散歩やランニングなどをする方も増えます。
また、行楽シーズンで、公園や山などに出かける方も多いと思います。
遠足や運動会もありますね。
こうしたことで秋の花粉を全身にまといやすくなるのです

帰宅後は、すぐに着替えて、シャワーを浴びてさっぱりし、保湿ケアをしておきましょうね

保湿クリームやアレルギーの点眼薬、点鼻薬を処方しますので、ひどくならないうちにご用意ください。
ひどくなってから治療すると、強い薬が必要になるし、通院も必要になることもあります。
予防にこころがけてくださいね


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スギ花粉の飛散がそろそろです

2022年01月26日 19時56分59秒 | アレルギー
コロナウィルスがなかなか落ち着かないですね
どこにも自由に行動できず、ストレスもたまっている方も少なくないでしょう。

そんな私もややモヤモヤしています
私のストレス解消は、絵を描いたり天然石でアクセサリーを作ったりすることです
自宅でアマプラやネフリで映画を観ることもストレス解消になりますね
皆さまも、何か積極的に楽しみを見つけて、なんとか日々を元気にお過ごしください。

さて。

スギ花粉の飛散が少しずつ増えています。
すでに症状が出始めている方もいます。
抗アレルギー剤の内服の他に、点眼薬や点鼻薬も処方します。

最近は、症状が出ないうちに毎日点眼薬を使用すると目の症状の予防にかなり有効とのことです。
皮膚科ですが、目薬のみの処方も可能ですので、お気軽にお申し出ください

さて。
いまから、YouTubeでダンス動画を見まーす
あ、私、学生時代、ダンス部だったんですよ

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スギ花粉が飛んでます

2021年11月14日 09時26分49秒 | アレルギー
ちょっとお久しぶりのブログです

コロナ禍にあって、YouTube動画作成に苦労していたり、趣味に没頭していたりしました。
緊急事態宣言の間は、色々と緊張感が続いていたし、ワクチン接種業務にかり出されたりと、少し心の余裕のない生活でした。

やっと宣言が解除されましたが、なんだかまだリラックスはできそうにありませんねぇ

さて。

11月に入り、この時期、一時的にスギ花粉の飛散がみられます。
もちろん、春の本格的な飛散よりは少なめですが、空気が乾燥しており風も強い日などは、結構飛んでいます

そのせいで、スギ花粉症の症状が出てしまった方がこのところ来院されます。

目がかゆい、くしゃみがたて続けに出る、鼻水、鼻つまり、咳が出る。
これらは、スギ花粉症の症状そのものです。
そのほかに。
顔が赤くなる、ヒリヒリする、ブツブツが出る。
首回りや、肩、腕やすねに湿疹がでる。
手荒れが悪化する。
全身がかゆい。
・・・・・こういった皮膚の症状のある方が増加していますね。

爽やかな秋晴れの日は、お出かけもしたくなります。
こういった日に、スギ花粉が飛散しやすいので、帰宅後はすぐに入浴し、着替えてしまいましょうね

アレルギーの飲み薬の他に、点眼薬や点鼻薬の処方も出来ますので、お申し出ください

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顔が赤くなる!!

2021年05月09日 14時57分07秒 | アレルギー
ゴールデンウィークも全くのステイホームで、のんびり過ごしていたら、もう一週間過ぎてしまいました
仕事以外にイベントが皆無で、こういう生活だと、日が早く過ぎていくことに驚いています

とはいえ、家で寝ていたわけではありません。
まとまった時間が取れるので、論文を読んで勉強したり、録画で映画をたくさん観たり、アクセサリーを作ったりしましたよ。
それなりに充実した休日でした

さて。

休日明けのクリニックが混雑するのは例年通りですが、やはり・・・という感じで、顔の赤い患者さんが急増しています
毎年、5月になると、顔の皮膚炎の方がたくさん来院されます。
この原因は、主に雑草の花粉と黄砂や砂ぼこりです。

顔だけでなく、頭皮や首回り、腕や手にも悪化が見られます
半袖になったり、半ズボンになったりするので、露出している腕やすねなどにもかゆみが広がります。
今年は黄砂が大量に飛んでいるようで、ベランダや車も黄色く汚れていますが、これが皮膚炎の原因になるのです

家の近くに雑草が多い方はもちろんですが、風が強いとかなり遠くまで飛散するので、外出しただけでひどくなる方もいます。
また、草むしりやガーデニング、畑仕事や庭いじりの後にも悪化が顕著です

大切なことは、帰宅後のシャワーと着替え、そして保湿ケアの徹底です。

洗濯物の屋外干しもやめましょう。

マスクの下に汗をかくと、顔の赤みがいっそうひどくなります。
不織布のマスクや、ウレタンマスクの影響が特にひどいので、出来れば綿のマスクを下につけて、汗を吸うようにしましょう。
マスクの2枚重ねは暑いと思われますが、不織布マスクで汗をかくよりはずっとましなんですよ。

マスクの下に日焼止めクリームや化粧をすると、赤みだけでなくニキビも増えてしまいます。
綿マスクの2枚重ねなら日焼けの心配はありませんから、なるべく何も塗らず、汗をかいたらぬれタオルでふくようにしましょう。

コロナ禍で、顔のトラブルは以前の数倍以上の患者さんがいます。
やっかいな時代です
スキンケアのご相談もどうぞお聞きください。
みんなでなんとか乗り切りましょうね

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