宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

イネ科雑草のアレルギー(その2)

2019年05月14日 07時09分51秒 | アレルギー
一年の中で、エアコンを使わないでいられる、貴重な季節です
暑くもなく、寒くもない、心地よい風が吹く気候ですね。

こういう季節は、遠足やウォーキング、ガーデニングや草むしりなどを行う方が増えてきます。

当然、屋外にいる時間が増えるわけですが。

その結果と思える、イネ科雑草のアレルギーの方が急増しています

このアレルギーは、4月の半ばあたりから始まり、5月よりピークに入ります。
スギ花粉やヒノキ花粉が終わった頃から、今度はイネ科雑草のアレルギーのシーズンというわけです

まったく、やれやれ・・・という感じですよね。
いまや、花粉症は、本当に途切れることなくおこるのです

晴れて、心地よい風が吹くと、この花粉はたくさん飛散します。
ですから、帰宅したら、速やかに着替えて、シャワーを浴びることがオススメです

症状として多いのは、くしゃみや鼻水ではなく、目の周りやくちびる、ほほや首、耳たぶや髪の生え際の湿疹です。
また手の甲や腕、すねにも湿疹は出やすいです。
また。
のどのイガイガや咳のご相談も多いですね

遠足や外遊びから帰ったら、疲れてすぐにお昼寝をしがちなお子様も、頑張ってお着替えだけでもしちゃいましょう。
ささっとシャワーを浴びて、さっぱりしてから、ゆっくりお昼寝しましょうね


~~~お知らせ~~~
6月は、毎年、皮膚科学会に出席のため、休診する日がございます。
今年は、6日から8日まで休診となります。
よろしくお願いします。
















アレルギー体質になる原因

2018年12月09日 08時41分03秒 | アレルギー
12月に入って、いきなり気づいたことがあります。
それは・・・。

イチョウが黄色く変わったことと連動するように、お子様の肌もいきなり変化していることです。

つまり。
いきなり、はっきり、乾燥肌にチェンジしているのです。

たかが乾燥肌か・・・そりゃ当たり前でしょ・・・と思わないでください

最近のアレルギーの研究の積み重ねで、衝撃的な結果が報告されているのです
それは。
皮膚の乾燥が続くと、アレルギー体質になりやすいということなんです

詳しくご説明すると。
赤ちゃんの頃から、乾燥肌を続けていると、口の周りによだれかぶれや離乳食のかぶれなどが起こってきます。
これが続くと、さまざまな物質や食品を身体が異物と認識し、抗体を作ってしまいます。
その後。
抗体は全身をまわり、身体のあちこちで反応をおこします。
じんましん、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症や鼻炎、喘息などです
こうなると、アレルギー体質ですから、長期にわたり抗アレルギー剤を内服する必要がありますね。

昨日の診療はとても混雑しましたが。
その中で、すごく目立っていたのが、赤ちゃんや幼児の湿疹です。
これは、肌が弱いから当たり前・・などとのんびりしている場合ではないのです

赤ちゃんの部屋をぽかぽかにエアコンであたためる・・・
ホットカーペットの上でお子様を遊ばせる・・・
床暖房の上でお子様がゴロゴロする・・・
お子様がファンヒーターの風を浴びる場所にいつもいる・・・
などなど、びっくりするような暖の取り方をしている生活をしている方はけっして珍しくないのです

大人よりも表面積も体積も小さい赤ちゃんやお子様は、大人よりも早く乾ききってしまいます
ハウスダスト、ダニの死骸、カビ、さまざまな花粉、粉になった食品(おせんべいやクッキー等などは細かい小麦成分や米成分の粉末になっています)・・・・こういった物質が、目に見えない塵となって空中を舞っています。
このさまざまな物質が、潤いを失った皮膚の角質層から体内に侵入し、これを異物と認識して、アレルギー反応をおこすのです。

昨日、私は患者さん方に
「お子様に一生お薬を飲ませ続けるおつもりですか??」
とおききしてしまいました
というのは、皆さまが、あまりにも乾燥肌に無頓着すぎるからなんです

保湿クリームを塗っていればよい・・というわけではないのです。
暖房の使い方をもういちど見直していただきたいのです。

このブログをかいているこの部屋は、16度です。
私は今、5枚の重ね着をして、ネックウォーマーとレッグウォーマーをつけて首と足首を温めて、ホットミルクティを飲んでいます。
身体の内側からほかほかと温まり始め、とても気分の良い日曜日です





これは先日のブログでもお知らせしましたが。
クリニックを移転します。
その準備と引っ越し作業で、1月いっぱいと2月中旬まで休診いたします。

(この準備と作業が思った以上に大変で・・・
年内は、12月22日土曜日をお薬のみとしてここで終了といたします。
例年よりもかなり早くお休みに入りますので、お気をつけください。
12月は、いつもより多めに処方できるものもありますので、お申し付けください。
特に乾燥肌の予防の保湿クリームや、花粉症のお薬などが必要な方が多いと思います。
よろしくお願いいたします。

アレルギーの原因

2018年04月02日 06時59分48秒 | アレルギー
桜の花吹雪が始まり、大学通りも葉桜が目立ってきました。

このところ、暖かい日々が続いたので、お花見を楽しんだ方も多かったことでしょう。

ところで。
このところの寒暖差のせいか、あるいは、私事でとても忙しかったためか。
九年ぶりに風邪をひいたみたいです

ずっとインフルエンザなどとも無縁で過ごしてきたのに、数日前から咳がでます
ちょうど。
PM2.5が100を超えた日からなんです。

そうです。
これは風邪ではなく、アレルギーの可能性があります。
春は、アレルギーをおこす原因がたくさんあるのです

春は、5Kに気をつけなくてはならないのです。

花粉・・・スギ花粉、ハンノキ花粉、ヒノキ花粉など。
乾燥・・・冬よりひどい乾燥です。室内の湿度は20パーセントしかありません。
強風・・・春の風は強く、風を浴びていると、ドライヤーの中にいるような感じです。
黄砂・・・これには、PM2.5も含まれます。いずれも、金属を含んでいます。
寒暖差・・ひどいと、一日の寒暖差が20度くらいありますね。

数日前、PM2.5が100を超えて危険信号が発表された日に、私は用事で長時間屋外にいました。
だからその日にPM2.5や花粉をたくさん吸った可能性がありますね
高校生の頃から、気管支炎体質です。
一度咳がでると、長く続くんです。
しかも。
クリニックで、かなり精力的にご説明に時間をかけているため、一日中しゃべりっぱなし。
乾燥した空気を吸い込んでいるのですね。

というわけで。

今日、明日は、マスクをつけて、いつもよりちょっとだけ小さな声でお話しすることをおゆるしください

患者さんの中にも、元気で食欲あるのに、咳が出るという方がすくなくありませんね。
マスクが必要かなと思います


~~~お知らせ~~~
7日の土曜日は、診療をお休みさせていただきます。
お薬の処方のみを行います。
大切な仕事の仲間の結婚式なんです。
遅刻はできません!!。
なにとぞ、ご協力お願いいたします。

何のアレルギー?

2017年12月17日 22時38分58秒 | アレルギー
今年の冬は厳しい寒さだといわれていますね

でも私は相変わらず暖房を控えめにして、今日の室温は17度です。

レッグウォーマーやネックウォーマーをつけるのとつけないのでは、室温の感じ方が全然違います。
また、腹巻きをすると、ぐっと暖かさが増します。
こうして、重ね着を工夫していると、廊下に出てもヒヤッとしません。
これは、大切なことですね
リビングがぽかぽかで薄着で過ごしている場合に、トイレに行こうと廊下に出ると急に寒いと感じることがありませんか?。
これは、いきなり血圧が上がるので、ちょっと良くないですよね。

さて。

今の時期は、まだ花粉症の時期ではありません。
でも。
鼻水や鼻詰まり、目のかゆみを感じるご相談は結構多いです。

いったい、何のアレルギーなんでしょうか?。

これは、暖房などの影響で空気がひどく乾き、その乾いた空気の中で生活して鼻や目の粘膜が乾いてしまい、ホコリやカビなどが粘膜を通して容易に侵入するからだと思われます。

こんな状態が続くと、春が来て、本格的な花粉の飛散が始まると、急にひどい症状が出てしまうのです

なので、暖房はやや控えめにして、なるべく重ね着を工夫して生活して欲しいものですね

我が家は、16度から17度が快適に感じます。
エアコンはつけないので、手荒れも起こりません。
顔や首は、しっとり!もちもち!オールインワンジェルだけで、しっかりと潤っています

過剰暖房は、皮膚がかさつくだけでなく、鼻や目も乾燥し、来年の花粉症がひどくなる可能性がありますので、くれぐれもお気をつけくださいね