みどりの野原

野原の便り

9月19日 干潟合宿 1日目 徳島県 吉野川河口

2009年09月19日 | Weblog
干潟合宿に参加

6時前の電車に乗るために4時半に起きた。電車はさすがに座れたものの、
思っていたより多くの人が乗っていた。

新大阪からはバスで。渋滞を避けて下さりあまり遅れずに徳島に入る。
淡路南パーキングで干潟に入る準備を整えているので、
バスを降りて川の方へ降り、昼食後いよいよ吉野川の河口の住吉干潟へ。

「干潟」は潮が引いたときに時に現れる泥砂地のことで、吉野川は 
日本有数の潮の干満の影響を受ける「感潮域」を持っているそうだ。

 
初めに降りたのは広いヨシ原だった。
      右)そこからヨシ原の切れたあたりのドロドロの干潟へ
潮の引いた干潟にはカニや貝や小さな生き物がいた。

 
泥の上・ヨシの根元にはシオマネキがたくさんいた。
近づくとたちまち巣穴の中に隠れてしまう。  
左)シオマネキ雄 片方のハサミが大きい 
ハサミを振るしぐさ(ウェービング)が潮を招くように見えることから
名前がついた。 右)メスのハサミは左右同じ大きさ

以前には他の場所でもたくさん見られたシオマネキも干潟の埋め立てや
海や川の汚染の影響で見れるところがだんだん少なくなって、ここは貴重
な場所だそうだ。河口部分の自然度が高いことがわかるという。

カニを追って足を運ぶと「靴が抜けな~い」ってことになる。
長靴の人もいるが、地下足袋が一番好さそう。
カニや貝や水溜りの中の小さい生き物などを捕まえて観察する。


次は砂地の干潟 干潮で水はずっと沖の方にある。

ヘナタリという貝、ニホンスナモグリ・アナジャコやマガキ・オキシジミ
ヤマトオサガニ・コメツキガニなどの生物を見る。

観察が終わってバスに乗るが「泥の付いたままでは乗らないで」という
ことで、水がないのでタオルで泥を落とし、靴下をはいて靴も泥のマリン
ブーツからスニーカーに履き替える。
子供はすでに長靴の中もズボンもドロドロで着替えが大変。

バスで今夜宿泊するユースへ。

夕食後はミーティングで今日見たものの説明や塩性植物のお話・「河口に
泥が溜まるのはなぜか」などのお話を聞く。

部屋は男・女・子供別の相部屋。
私の部屋は6人部屋で2段ベッドが2つと1段のベッドが2つ。
2段の下を今日明日の寝床とする。
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