柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

技術

2023-02-08 08:28:44 | Weblog

三菱が国産ジェット機開発から手を引いたそうです。事業撤退。2兆円つぎ込んだけどダメだったと記事にあります。小型ジェット機の市場に参入するという触れ込みでしたね。日本は敗戦後飛行機産業の復興はアメリカに強く止められ続けてきた、からYS11というプロペラ機以外(以降)は新作がないと聞かされてきました(オピニオン誌からの知識です)。なぜそんなにアメリカが禁止したかと言えば、ゼロ戦の反省だと。またあんな飛行機造られた日には・・という対策だったと。ゼロ式とか九六式とか戦闘機や軍船に冠ついてますが、これは皇紀の年式なのです。昭和15年が皇紀2600年です。ゼロ式とは昭和15年製という意味です。九六式とは昭和11年ですね。だから日本(の技術)がその気になれば、核兵器の製造についてもそう言われるように、ジェット機くらいすぐできるんだろうと思ってましたが、なかなかうまくいかずに。納期延期を繰り返し繰り返しして結局撤退となった顛末です。理由などは聞いてもわかりませんが、技術ってのは続けて行かないと人材も含めて廃れていくんでしょうねぇ。技術力の日本、てのはもう昔話、過去の栄光なのかもしれませんね。頭脳流出をどう食い止めるのか。企業土壌の問題ですか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

右倣

2023-02-07 09:36:55 | Weblog

即の更迭騒ぎになった首相補佐官の舌禍でしたが、元を質せば岸田さんの同性婚や性的少数者問題は社会が変わってしまうことだから軽々に断じられぬという主旨の発言を巡ること。そこを今度は突かれてます。確かにツッコミ所ですわね。社会が変わることという認識なのか未だに?!というねじ込みです。自民党(の中の保守層)が反対してたのはまさにそういう危惧ですからね、その通り。家族観、社会秩序というやつです。それを守るべしと言うてきたのですが、世界の情勢はそうではない。推進勢力はそこを押します。日本は日本だと言い続ければいいと思うのですが、PCの勢いの前には‥の態。多様性という葵の御紋を振りかざすのです。右へ倣えの要など全くないし、世界の水準なんて誰が決めたんだ?です。グローバリズムの化けの皮が段々に剥がれてきた今次、ずるずる安直に流されることがいいとは思いませんねぇ。日本の文化を崩そうという勢力に負けてはならぬと思うのですが、守ろう側の力も弱ってはいます。押されるのでしょうねぇ。選挙を前にしたポピュリズム。オピニオン誌によく見る話題です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舌禍

2023-02-06 08:28:52 | Weblog

首相秘書官の舌禍、公明党の山口さんのコメントです。言語道断、はいいのですがそれに付け加えて、この問題は自民党が反対し続けているんだと非難してます。夫婦別姓、同性婚、LGBTQ+達の権利擁護問題です。二言目にはG7諸国のうち未だに認めてないのは日本だけだと非難します。国際社会に対して恥ずかしい、権利意識に疎い、考え方が古いと。いやいや、右に倣えばかりが正解じゃないでしょうに。移民に対する考え方も同じように非難されることが多いですね。難民の受け入れ方の不十分さを叱る文章もよく見ます。それが日本だったんじゃないんですかね。そうやって秩序が保たれてきた。と、言うと少数者の差別排除を前提とした、それを是とした遅れた間違った考え方だとの反論を喰らいます。そうでない人たちに我慢を強いるという側面は無視されます、当然のこととして。山口さんが言うのと立憲の泉さんが言うのとでは意味合いが違ってくると思うのですが、春の統一地方選挙を前にしてのアピールだとはいえ山口さんもあからさまではあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族

2023-02-05 10:31:35 | Weblog

首相秘書官の更迭を各紙一面で伝えます。見出しの打ち方で温度差がわかりますが、こういう問題で一番の大声はいつも朝日です、これは恒例のこと。LGBT、同性婚を巡る差別発言の咎です。同性婚法制化に対し首相が衆院予算委員会で「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と発言したことを受けて、秘書官が持論(本音)を口にした態です。こんなこと言うたらすぐに噛みつかれることくらいわかってましょうにねぇ。余程嫌なこと、腹の立つこと話題だったんでしょうねぇ。いや擁護するのではなく皮肉ってます。心の中で思ってればいいことなのに。早速関係団体からの批判を載せて(問えば当然火のような反論が出ますわね)、さらに海外(ロイター通信やAP通信)のG7の国の中で同性婚の認められないのは日本だけだ、日本では性的少数者らへの偏見が根強く残るとの指摘評論を載せます。G7の開催を前に岸田さんには困惑の種だ、とも。そうですかねぇ。何もかも他国に倣う要などないですけれどね。グローバリズムってのが実は世界の秩序を壊してしまったのは今眼前に露わになっています。安倍さんが頻りに唱えていた共通の価値観は墨守するべきなのでしょうが、それに付随しているあれやこれやまで倣う要などないことです。国境の必要性が今程再認識されている時代もないことで、それは文化文明の違い、つまりは多様性を保つことにほかならぬのです。差別や排除という目で見るか、区別、棲み分けという観点で考えるか。夫婦別姓を推進する向きのよく口にすることに、そうすることによって他の誰にも迷惑かからないでしょう?があります。これは性的少数者に対する場合もよく言われます。慎重派(反対派)は岸田さんが言うような家族観とか社会秩序を持ち出します。すれ違いです。ねじれの位置です。議論になりません。もっともだから推進派(こっち側の人間に言わせれば、当事者の後ろで煽っている文化破壊工作者たち)はどんどん大声になるわけです。何が悪いのよ?頑固さに呆れて見せます。好き嫌いの感情を差別とか排除、選別と色付けして糾弾するのは、それこそ内心の自由の侵犯です。PC、ポリティカルコレクトネスの猖獗。これにはうんざりしてます。いかがですか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合意

2023-02-04 08:27:49 | Weblog

昨夜のBSフジのプライムニュースに、自民党にケロリと鞍替えした民主党政権時の大臣だった細野豪志と、その末裔立憲党の政調会長小川淳也が出てました。ずっと見てたのではなくて、チャンネル合わせた時にちょうど福島原発事故の後処理、汚染水(じゃないんですけれどこう呼ばれてます)の海への投棄問題をやってました。細野さんは原発事故の後に環境大臣やってた人です、ど真ん中の担当大臣だった人。その後もライフワーク的に取り組んでたという来歴だそうですが、一時(長く)表舞台から消えてた人ですのでどうだかなぁです。汚染水じゃないことは科学的に証明されている、韓国や中国の廃棄水の方がうんと数字は悪いのだというデータ論は、安全と安心とは違うという無敵の感情論にかき消されてきました。今回も小川さんはそれを盾に譲りません。住民への説明が足りないという小川さんに、十分にやってきていると細野さん。私が聞いてる話と違う、どれくらいの数だ?と小川さん。進行役の反町さんがそういう議論はダメだと割って入ってましたが。小川さんは住民や漁業関係者の納得が得られてないとの一点で押すばかり。細野さんもそれが大事と思っているから・・と言うけれど聞く耳持たぬ風で。だから政治なのだ、だから政治的決着って奴なのだと思いますね。合意しようという気のない者との話は続けられませんわ。そう思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

末端

2023-02-03 08:28:26 | Weblog

値上げが止まりません。当地は電気代やガソリン代灯油代だけでなく水道代まで上がります。それでなくとも県内市町うちでは一番高かったのにさらに上乗せると。おいおい。インフラ代が上がると工夫しようもないですね。食料品なら我慢ということもできましょうが、節電節水というのはストレスきついです。寒い時期暑い時期に、暖房やクーラーのない時代に戻れなんて掛け声受けても無理です。停電に備えて昔ながらの種火つけての「石油ストーブ」をという流れには乗れましょうけれど、そう言えばこうじゃったのうとノスタルジックな気分は久しぶりにいいかもしれませんが、点けた時消した時のあの臭いと煙も同時に浴びるわけですね。便利になれた体に不便は着られません。発電できなくなったわけでも、貯水池が渇水したのでもないのに値が上がる。卵不足によるマヨネーズ値上げはわかり易いし納得もできますけれど。政治ですか。もっとも全てをウクライナ戦争の所為にするのは間違いだそうです。食料の原材料不足は世界的な現象だそうです。ならば仕方ないですか?どっちにせよ末端にいる我々は全てを被るのみですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏因

2023-02-02 08:25:42 | Weblog

片隅のベタ記事ですが、あの一世を風靡したモリカケ桜のモリ担当、籠池夫妻の実刑決定とあります。オヤジが5年、奥さんがその半分喰らいました。猶予はないようです、記事にありません。何とまぁ気の毒な。あれだけ安倍さんの奥さんに近づいたのは当然下心もあり、それに大阪の役人たちが忖度したという図柄は誰が見ても明らかです。天敵朝日が噛みついて、その挑発に安倍さんが簡単に乗ってしまって大騒動だったのはご存知の通り。役人の一人が義憤に駆られて諌死したというのに国は逃げに逃げて。裁判の末に籠池さんが詐欺師だったという結末でチョン。籠池さんの最高裁への上告が棄却されて万事終了、権力は強かったのでした。が思うに、相手が安倍さんだったからあれだけメディアが騒いだ、朝日がしつこく噛みついたのであって、籠池さんはとんだスケープゴートだったというわけです。それが証拠に安倍さんが亡くなった後はこの話題に全くバリューがなくなってますから。これは岸田さんが今ぶち上げている防衛費増額のために増税するというトンデモ案に世間が反応鈍いのは、相手が安倍さんじゃないからだという説に通底します。とにかく安倍憎し勢力が大騒ぎしただけだったというわけです。それも彼が如何に強かったかという証拠でもありますが。気の毒なのは籠池さん。こんなはずじゃなかったでしょうにねぇ。安倍の奥さんに取り入った時点で勝ったと思ったでしょうに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男女

2023-02-01 08:27:21 | Weblog

昨夜の報道1930(BSTBS)面白かったですよ。女参院議員三人が男社会(議会)を斬るという趣向。自民党松川るいさん、立憲はあの辻元さん、国民民主党から一人(失礼ながら存じ上げない御仁)。松川さんと辻元さんが話が合うとは傍目にも思えないことですけれど、ああいう場での女同士の会話にありがちな喧嘩は避ける雰囲気ではありました。ガールズトーク、ボーイズクラブ。議会はボーイズクラブで、序列と忖度、前例主義でと、まこれは誰でも言うことでしょうが、夫婦別姓問題も子育て支援問題や少子化問題も、以前から女性議員が多かったらこんな事態には陥ってなかったろうと彼女たちは言うてました。子育てに関わって来てないオヤジどもに何がわかるかということです。夫婦別姓問題も「昔は夫婦げんかに政治が関わることはないと一蹴されてたんだ」と誰かが言うてました。老害そのものですな。悪臭芬々たるボーイズクラブ。男と女はすっかり違うんだから、男の理屈だけで社会を回そうとしてきたこと自体が・・と、しかしこんなベタな遡りしても詮無きことです。今後どうするのか。辻元さんのようなこっち側の極端さんの存在もやはり必要かぁと思うことではありました。議会で生きる女はどうしても女のオッサンになるものでしょうが。女のオッサンはあなたの周りにも多くいましょう?男のおばさんも多いですけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする