柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

家族

2023-02-05 10:31:35 | Weblog

首相秘書官の更迭を各紙一面で伝えます。見出しの打ち方で温度差がわかりますが、こういう問題で一番の大声はいつも朝日です、これは恒例のこと。LGBT、同性婚を巡る差別発言の咎です。同性婚法制化に対し首相が衆院予算委員会で「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と発言したことを受けて、秘書官が持論(本音)を口にした態です。こんなこと言うたらすぐに噛みつかれることくらいわかってましょうにねぇ。余程嫌なこと、腹の立つこと話題だったんでしょうねぇ。いや擁護するのではなく皮肉ってます。心の中で思ってればいいことなのに。早速関係団体からの批判を載せて(問えば当然火のような反論が出ますわね)、さらに海外(ロイター通信やAP通信)のG7の国の中で同性婚の認められないのは日本だけだ、日本では性的少数者らへの偏見が根強く残るとの指摘評論を載せます。G7の開催を前に岸田さんには困惑の種だ、とも。そうですかねぇ。何もかも他国に倣う要などないですけれどね。グローバリズムってのが実は世界の秩序を壊してしまったのは今眼前に露わになっています。安倍さんが頻りに唱えていた共通の価値観は墨守するべきなのでしょうが、それに付随しているあれやこれやまで倣う要などないことです。国境の必要性が今程再認識されている時代もないことで、それは文化文明の違い、つまりは多様性を保つことにほかならぬのです。差別や排除という目で見るか、区別、棲み分けという観点で考えるか。夫婦別姓を推進する向きのよく口にすることに、そうすることによって他の誰にも迷惑かからないでしょう?があります。これは性的少数者に対する場合もよく言われます。慎重派(反対派)は岸田さんが言うような家族観とか社会秩序を持ち出します。すれ違いです。ねじれの位置です。議論になりません。もっともだから推進派(こっち側の人間に言わせれば、当事者の後ろで煽っている文化破壊工作者たち)はどんどん大声になるわけです。何が悪いのよ?頑固さに呆れて見せます。好き嫌いの感情を差別とか排除、選別と色付けして糾弾するのは、それこそ内心の自由の侵犯です。PC、ポリティカルコレクトネスの猖獗。これにはうんざりしてます。いかがですか。

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