弁解

横田滋さんの死亡報道です。その辺の政治家や芸能人をはるかに凌ぐ報道量です。一番有名な素人爺様です。素人の定義が要りましょうが、有名になろうとしないで有名になってる人とでも言いますか。いや、あれだけ露出したのは拉致事件を周知するため、この運動を広げるためですから歴として目的のある行動です、進んでメディアに出て行った人です、素人じゃないですか。でも、素人然とした、売名とか悪企みを欠片も感じさせないあの朴訥さ、所作や言葉遣いは皆聞き入りましたね。そしていつもそばに寄り添ってた奥さん。こちらがピンシャンで頭脳明晰の婆様ですから良いコントラストでした。足らぬところはきちんとカバーする、しゃしゃり出ない。このご夫婦が日本で一番有名だったというのは皮肉じゃないでしょう。が、露出していればの常です、変化が晒されます。見るからに老い衰えていく姿でしたね。表情が変わっていく，歩き方が危なかしくなっていく。ああ、もうすぐじゃな、そう思わせる最近の姿でした。一方で奥さんは相変わらずシャンとされてる。一般的な男と女の老い方の差です。安倍さんが悼んでますが、どうにも言い訳です。全力で云々言うてましたが、全力で対応した？どこが？何人かの拉致に関与してる政治家たちも同じようなコメント出してチョンです。気の毒な事。誰を頼ったら・・言えど訴えど誰も真剣に動かない。無念の半生だったでしょうねぇ。合掌。