柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

世流

2024-08-04 09:58:31 | Weblog

電話帳(タウンページ)の発行が廃止されるんだそうです。番号案内(104)も天気予報(177)もだそうです。時刻案内(117)も同じ運命でしょう。時代ですねぇ、携帯電話がこれだけ普及して電話帳繰るってことが殆どなくなりましたからね確かに。電話番号覚える必要がなくなりましたから。アドレス帳ってのももう死語でしょう。アドレス帳のあなたの番号を黒く塗りつぶして、なんて風情も昔の歌の文句に残ってるだけです。でも、急に市役所だとかどこかの店に架けようと(ちなみに電話をかけるの漢字は架けるです。掛けるでもいいそうですが架電との熟語があります)した時に私の世代は電話帳捜しませんか。今はホームページとか検索エンジンで見つけるんでしょうね、そうかぁ。あのA4サイズの分厚い本です。この手の分厚い本の総称として電話帳と呼んでたもんです、分厚い学術書などを指してです。固定電話が段々減って来て(昔はこれしかなかったのだし、個人情報なんてのも小うるさくなくて、選挙運動の電話架けの時とか、映画やドラマで犯人探しの時に「片っ端から電話架けて見つけろ!」なんて電話帳放り投げつける場面とか大事な小道具でした)、街角の公衆電話と同じでやがて消える運命にある代物だったのでしたが、いざその時が来たとなるとそうかぁではあります。考えれば時刻案内もそうですね、正確な時刻は携帯見ればいいんですからねぇ。技術の進歩は従来の仕事を(つまりそこで働いていた人の収入を)奪うのです。今で言えばAIがそうで、ロボット技術の進歩が典型例です。一旦利便に傾いた世の流れは止まりません。誰が置いて行かれるかです。答えは明らかですか、ご同輩。

コメント
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