柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

田舎

2022-06-13 08:21:54 | Weblog

昨朝用事があって隣町の岩国に車を走らせました。米軍基地のある全国的に有名な県東部の一番の街です、およそ35㎞の道程。道路は海沿いの国道188号線、全国どこにでもある山と海に囲まれた狭い平地に道路と線路とが並走していてポツンぽつんと集落が続く風景です。いい天気でした、大きな島屋代島と小さな島が凪いだ海に浮かぶ観、北東方向には宮島を望むシチュエイションです。明け放した窓から初夏の潮風です、いい気持ち。どこにでもある田舎道ですからずっと二車線、ずっと黄色のセンターラインが延々続きます。昔から山口県の道路で有名事はガードレールが黄色であること、他県と比べて舗装率がよいことでした。後者は政治力の違いだとよく言われてました、昔はそうだったのでしょうが(岸佐藤の兄弟宰相を出した県です。離島に国鉄バスの定期便が走ったのは当県屋代島周防大島が全国初だったなんてのも自慢話でしたが)今は他県より優れていることなどないことです。一時間強の道行は、前にゆっくり走る車がいるとイライラもするのですが全線追い越し禁止道路ですからやむなし、何台も連なっているのを後ろから追い抜くわけにも行かず、そういう時はのどかな景色を見てここに住んでてよかったなと別事を考える。岩国空港に行く道なのです、時間が読めないことで地元民の間で有名なコースです、下手したら二時間もかかってしまう道です、いつ混むかわからない。と思いながら暢気に走る。田舎住まいとはこういうことなのではあります。

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