柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

認識

2022-02-20 11:15:01 | Weblog

NHKの日曜討論に、厚労相、尾身さん、日医会長、医療問題の学者、看護側の有識者が出てました。後二者は女性でした。コロナの話題ですが、現状をなぞる内容の薄い会話してましたが、高齢者の死亡者が増えていることについて批判してました。アルファやデルタ株の時は若い衆がひどい肺炎で死んでいく例が強調されてましたね、でも今次オミクロンでは基礎疾患のある高齢者の死亡者が多いと。つまりオミクロン株による直接の肺炎で死ぬんじゃなくて、この感染を契機にして基礎疾患が悪化するなり、来るべき時が来るなりして寿命が尽きる。そもそも発熱して検査したらコロナ陽性だった高齢者がそのまま死んじゃった場合、コロナ感染が直の原因で死んだかどうかは全く別モノですが、メディアが提示してる死亡者にはその区別がないのでしょう(元データは行政が出しているものですが)。だから専門家たち(医者)はそこを強調しているのですが世間は(キャスターたちや他の有識者たち)ここを何とかしろと言います。いやいや違うでしょうに、です。年寄りはやがて寿命が尽きるのですが誰もがそのきっかけがあるものです。風邪をこじらせるとか、転倒して寝付いてしまってとかです。その後回復が思うに任せずにそのまま身罷る。ありふれた死に方です。年寄りはこうやって死んでいきます。いつどんなきっかけが来るか、それだけの違い。今次はそれがコロナだったということだけのことです。80代90代の老人がそれぞれの寿命を迎えるだけのことですが、それにコロナが関わったからと特別視する。コロナに罹らねば死ななかった、この因果だけをあげつらう。コロナが憎い?憎いでしょうがそりゃ言いがかりですわ。長生きしたね、と送ればいいんです(いや、家族はきっとそう送ってます。これをネタに大声出してネジこんでるのはメディアや有識者たちですから)。もう一つ日医会長が感染症法上の5類に落とせという意見に対して反対してました、その一番の理由に公費負担のなくなることを上げてました。ああ、そんなこと言うから利権がどうこう言われるんだとがっかりすることでした。コロナ対策として医療機関に臨時で支出された補助金がガン対策に使われてる金額に並んだんだそうです、女学者さんが教えてました。そんなにばら撒いてもこの結果ですからね。医者動かすのにこんなに大金使ってるのに、さらに金よこせと言うてるようなもんです。がっかり。私ら末端は法律遵守で動いて指示してくる行政(保健所)に協力するのみですから。ちゃんと旗振ってくれよ。そういうことなんですけれどねぇ。

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