上塗

誤解、ですかぁ。あれはないですねぇ。と、開いた口が塞がらぬ態です。PCR検査の要件だった「37.5℃以上が4日間」は誤解だ、私たちはそうは言うてないとの加藤大臣の発言でした。非難轟轟の様相ですが、誰が誤解したって？です。きっとどこの役場にもどの病院医院にもこれこれの症状が出たら保健所に相談しなさいの通知が二か月前からずっと張られているでしょう。保健所が配布したものですからね。誰が一番この決まりに縛られていたかと言えば、間違いなく保健所です。保健所の過ぎた前捌きとして非難の的になっているPCR検査抑制の最大の根拠です。それを誤解だぁ？保健所を束ねる親分の言葉ですか？皆が怒るのも無理ないことです。現場はこの縛りこそが金科玉条でした、それこそどの医者も知ってますよ。一番に口あんぐりさせてるのは保健所役人達でしょうが。当初は武漢への渡航歴のあるなしが第一要件でしたが、それが欧米に広げられて、やがて東京や国内の感染拡大につれてそれらが後ろに追いやられてきたのはらご存知の通りですが、ずっと残ってたのがこの要件です。医者からの要請にもびくともしなかったですから。それが現場です。なのに・・です。今日にでも大臣は言い訳するのでしょうが、さてうまくやれるかどうか。誤解という表現がまずかった、なんて辺りがありきたりですが、上塗りするなよと他人事ながら心配（実は待ってますが）です。ここぞとばかりのTBSの口撃はえげつないですが。