柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

同調

2020-05-11 08:06:33 | Weblog
感染症専門のやんちゃ教授(と私が勝手に言うてるだけです、あしからず)岩田さんが、業界誌医事新報に載せてます。日本の「あるある」失敗は、稀な事象の一般化対応だそうです。コロナ陽性と判定されて、軽症だったので、自宅待機していた人が亡くなりましたね。ああいうことが起こるとマスコミが大騒ぎして以後、ここが基準になってしまう、自宅待機させるなとなる。だから各自治体が病床確保に急ぎましたね。そして宿泊施設の確保です、ホテル借り入れ。自宅が危ないんだからホテルも同じだろう?なんて横槍は必ず入るのです。確かにこの二者の差は隔離できるか否か、です。医療が受けられないのは一緒です。どうする?ホテルに医療関係者を配置する。どこから連れてくるんです?地元医師会ですか?そんな簡単にいきませんよ。自治体職員を張りつかせる。素人さんですね、家庭と変わりません。収容病床に余裕のある県は措いても、東京こそ病床が足りぬのでしょう、無い袖振れというてもないものはないのですから。でも、無理を要求する。稀な事象の一般化です。多くは感染しても特別な治療をせずとも回復するのに、稀な事例を殊更に言い立てて結果医療崩壊を助長する。メディアのよくやる煽り、それぞれの業界がよくやるあるある失敗です。それを称して集団的同調圧力と言うてます岩田教授。うまいこと言うなぁと読みました。極端例に気をとられるといいことはないですね、これは誰もが皆経験していることですから。
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