柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

監視

2019-11-10 10:09:25 | Weblog
先日のBSTBSの報道1930で、中国の北大教授拘束事件をやってました。拘束理由を発表しない不気味さ、これは以前からそうでそして一方的に裁判して実刑判決する。前例を示してましたが五年十年の実刑を受けてる人が何人もいる、うちに身に覚えのないスパイ行為を口実にされている者も多いとか。きっとその都度日本政府は抗議する(形通りに)のですが、蛙の面に何とかです向こうさんは。あのよく出てくる女報道官やスネ夫顔の外務省筋が我が国の法律に則り正当に対応していると言うばかり、木で鼻を括るばかり。そこで識者が教えてくれるには、中国の国内法はそういうもんなんだから軽々に行くなと言うしかない、アメリカはすでにそう警告しているのだと。いや、件の教授も共同研究か何かで向こうから招聘されて行ったとかだそうで、そんなのまでつかまえるという事態、これは日本人に限ったことではなくて他国人も同じように拘束処分されているそうで、本物のスパイや要人ではない一般人を捕まえる、彼の国はもうそういうレベルになっているのだ、だから行くなという警鐘でした。反スパイ法、国家情報法とか具体的に示してましたが、どんな無体でもそれを法律の文言が許していれば法治ですからね、西側の共通の価値観である「法の支配」をして見せるわけですね。しかもそれを恣意的に解釈する。悪法も法だと毒を飲んだソクラテスのような高邁さではなくて、悪法を作って有無を言わせず支配する「法治」です。そしてそれを敷衍しての民間を巻き込んでの集団密告システムです。これぞ悪名高いかつての東欧の密告体制です、親を密告するように子に教育する、誰を信用していいやらわからなくなる状況で恐怖政治を敷く。加えてあの5Gです。覆面禁止法なんて法律造るのは顔認証精度がそれだけ向上している証拠です。あれが国中に備えられてる、国民はずっと監視されてるのです。なんと息苦しいこと。そして密告社会の怖さです、これは戦争中の日本も経験したことです。非国民、アカと貼られるとアウト、この社会。習近平は最近とみに国家安全を唱えるようになった、それはつまり共産党支配を国民の安全安寧に優先させるとの宣言だとも言います。これも国の形統治の形なのですが、ナチスがソ連が潰れた歴史をもちろん彼らは無視しているのですが、天安門を潰したのも彼らの歴史であります。中国に行くな。これで済むことですがね。
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