柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

検証

2019-11-07 08:23:56 | Weblog
沖縄首里城の大火災から一週とのこと、失火原因は電気系統のトラブルといつものように大雑把な発表です。放火や人災じゃないと言いたいのでしょうが、だからどうできたんだ?ですね。あの大火災の映像は、一旦燃え出すと手が付けられぬ、から初期消火なのだ、だから失火防止なのだと防災評論家たちの仕事を増やすことでしたが、すべては今更事です。スプリンクラーがついてなかったとか後検証のむなしさ、それが正義の味方達のツッコミどころなのですが、です。早速他の文化財の防火対策は?なんてやってました報道ステーション。清水寺と姫路城でしたか調べてました。この二つは十分な対策できているけれど、不十分なところもまだまだ多いと啓発してました。ふむ、マニュアルに過ぎて嫌味なことですね、そこまで偉そうに構えずともいいことですわね。失敗学の教えるところにより、なんて大上段なのでしょう。human error は云々と長講釈を聞く気もないのですが、放火でないなら、そりゃそれで仕方ないことですわね。そもそも私がそう考える傾向強い者ですので、予防対策を大事に思う人たちとは熱さが違うのですが、あれだけ燃えるとダメ、だからあの前に消せ、それより火を出すな、その順番は肯ぜますが、仮に同じような火災が他の文化財、世界遺産、名刹で起こったとしてもだから気をつけろよというしかない現実です。誰が手を抜いてたことでもないはずです。まさかの坂はなかなか上がれないという落語のオチです。不遜ですか?いえ、人の世の真理でしょう。
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