柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

言葉

2018-03-25 10:24:54 | Weblog
朝日新聞の一面トップです、「徘徊と呼ばないで 本人要望 自治体見直し」。ああ、またか。また言葉狩りです彼らの好きな。言いたい事はこの見出しで分かりますし、実際記事内容はその通りです。認知症本人が徘徊ではないと言い、支援団体の女代表理事の「徘徊という言葉で行動を表現する限り、認知症の人は困った人たちと言う深層心理から抜け出せず、本人の視点や尊厳を大切にする社会にたどりつけない」との発言を載せてます。ううむ。痴呆を認知症と言い換え、障害者と障碍者とか障がい者と書き変えさせてよしとするこの感覚、呼び名を変えたところで何も変わってない現実を鑑みて、さらに女代表理事のこの発言を読むに如何に彼らが形式主義で深層心理の尊厳のと身ぶりの大きい言葉を並べて自己満足しているか呆れます。今件、また別のブログで。
 バドミントン勢の好成績が続きます。それぞれ名前を知ってるわけではないですが、リオで金メダル獲った女子ペアでさえ安穏としてられないレベルの高さ。女子ペアが牽引している図ですが、やはりマスコミの煽りと協会の努力の賜物との評価なんでしょうね。言う所の、裾野を広げた、幼少時からの育成充実の結果が出ている、云々。当地には全国レベルの強い中学、高校があって他の地域よりは熱の高い所なのですが、日本中でこういう傾向なんでしょうね。結果が出て来ると人は注目します、ずっと裏方で走りまわっている人達の事は知らずに。世間とはそういうもんで、だから上段の様な「活動」が必要なんだ、人々の耳目を引くアクションがまず必要なんだという結論が導かれるのだろうとわかっているつもりですけれど。
コメント
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