柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

衆生

2018-03-04 09:21:26 | Weblog
新聞見出しに 町村議 人材どう増やす?とありました。まちむらさんはもう死んだよなぁと訝るのが先でした。この字面はまちむらと読みますねぇ、慣習てのはえらいもんじゃのうと感心することでした我ながら。町会議員村会議員のことでした。村がなくなってますので行政用語として市町村から市町(しまちと連中読みますね。首長をくびちょうと呼ぶが如く)に変わってますが、これは役人はどう読むんでしょうね。ちょうそんぎ、でいいんでしょうか。
 #Me Too から#We Tooへ。そうなるじゃろうなと誰もが思ったでしょうが、果たして嬉しそうに言い直してる奴らがいて。こういう安直はどうかと思いますねぇ。まさに徒党、烏合、野次馬の観。セクハラ騒ぎに乗じて、この際だから言うておけの大衆心理です。極めて個人的な利益に関わったことが発端だったのに、ハラスメントという横文字に不満の全部を放り込め!の意図がミエミエです。集まりゃ強いんだ、その安直さです。この烏合感には閉口です。
 今朝の三面記事には気が沈みます。妻の連れ子の5歳女児を義父が殴り殺す、父親が8か月の乳児を無体に揺さぶって脳障害を起こした(shaking baby syndrome と病名があります、虐待による重症頭部外傷です)、この二例はいずれも33歳だそうです。もう一つは18歳17歳の男が3人がかりで85歳の一人暮らしの老婆を強盗殺人したと。なんともはや、です。無力無抵抗の幼児を殴るなんてどういう精神構造なんだ?と憤り呆れるしかないのですが、現にそういうケモノにも劣る輩が存在するのです。この雑多猥雑な社会の露呈には立ちすくむ感すらしますが、縁なき衆生は度し難しと嘯くのみでもあります。
コメント
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