柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

基準

2017-12-29 08:23:41 | Weblog
慰安婦合意、案の定ひっくり返されました。外相直属の検証チームが出した答申を大統領が受けたという手続きです、形は整ってるというわけです。でも、素人が聞いても無茶な話ですね。トランプさんがTPPからの離脱やオバマケアの撤廃を決めたのとはわけが違います、こちらはリーダーが替われば変わる自国内の案件です。が、あちらは他国相手の外交事案です。ま、こういう虞があったから岸田さん(安倍さん)が最終的不可逆的合意と殊更に強調したことでしたが、蛙の面になんとかでした。これじゃぁ危なかしくてつきあえませんねぇ。10億円、どうするんでしょうね。返ってきますか?こないでしょうねぇ。
 JR西日本の新幹線台車事件(事故にはならなかったんですよ)の後始末、会社とすれば正義の味方達(マスコミ)への釈明が面倒なことですが、現場の担当からは相当の報告が上がっていた(ここに不備はない)がこれを受けた指令側が聞き逃した、なんて言い訳も何とも不細工なことでした。誰かの所為にして収拾するという手続きでしょうが、私もくどいですが事故にはならなかったのですよ。名古屋で停めて事なきを得たのですから「正しい」対応でしょうに。もちろんあんな車両が他にも使われていたら、と思うと怖いことですが、機械は壊れますからねぇ。神戸製鋼や日産などに不正事件もあれこれ採り上げられてますが、安全基準と契約基準、環境基準とを混同してはならぬと月刊誌にありました。なるほど。どの企業もまさか安全基準を外すなんてことはしない、だから事故は起きてない。例えば神戸製鋼製の鉄鋼を使って日立が作った鉄道車両が英国に納入されて、女王陛下が乗ってますが事故など起きてないわけです。日産の車に不具合は出てないのです。豊洲で基準値とされてる環境基準値は都内のあちこちでオーバーしてるそうです、それでも健康被害など出てないのです。賞味期限と消費期限の違いに似て、少々越えてるモノ食っても腹は壊さぬということですわ。そういう大人の対応のできぬ幼稚な社会ということです。
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