柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

音色

2010-08-28 08:21:06 | Weblog
美智子皇后様がピアノを弾いておられる映像、そしてその演奏までがTVに流れてました。真剣に弾いておられる姿もさることながら、音色が綺麗でびっくりしました。楽器を弾く人なら常に感じておられることと思いますが、音色というのは練習しても工夫してもどうにもならぬところがあります。もちろんそういうところを勉強し研ぎ澄ましていくのが音楽学校なのでしょうし、プロへの関門なのでしょうが、私の如きレベルでこんな田舎で仲間内で音楽している身にとっても、綺麗な音色を聞くとああ、敵わないなと早々にシャッポを脱ぐわけです。知識とテクニックでまずは人を驚かすことはできるのですが、でも最後のところは(一番の値打ちは、才能は)やはり音色なのです、音のきれいさ。ピアノなんてのは一番演奏する人口が多い楽器でしょう、いろんな人の演奏を聴く機会がありましょう、だからわかり易くもあるのですが、音の違いは歴然たるものがあります。優しく弾けばいいのではない筈です。こういうタッチで、というマニュアルではない筈です。これこそがその人の持ってる才能です。そう思います。性格や優しさやそういうものが滲んでくるんだなんてのは屁理屈です、後からこじつけた美談の類です。その人が弾くとそういう音が出るんです。この違いを楽しみ味わえばいいのですがね。上手な人を目の当たりにすると感心もし妬みもし、です。皇后さまの弾かれる音色には惹かれました。
 バッジなくした千葉婆さん法相の命令で死刑刑場の写真が公開されたと大報道です。どういう意図だ?情報公開。そんなマニュアルで?何を伝えたい?死刑の残酷さ?死刑廃止への世論形成?人の死に慣れていない人にこんなもの見せる悪趣味はどういうセンスだ?私はこういうのを、皆さんで考えましょう、開かれた司法ですというキャンペーンに仕立てて良しとする心根を嫌悪します。こういうのを左翼思考というのです。
 戸籍上に200歳が生きていた!ショパンと同い年、国定忠治と同じ年!と、マスコミははしゃいでます。バ~カじゃないの。戸籍と住民登録とは違う、戸籍は届け出がないと作れも抹消もできない(届け出主義というんだそうです)、だから申し出がないとそのまま残ってしまうんだそうです。それがどうしたの?ですが、人口は何年かに一度の国勢調査が基ですね。歴史的な意義を認めれば戸籍はとっても面白い文化財ですね。そう思ったことでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする