柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

憂慮

2010-08-16 08:08:02 | Weblog
私はいわゆる靖国問題に対しては日本人としてちゃんと慰霊すべきと考える者です(と言いながらまだ一度も靖国神社にお参りどころか、行ったことすらないのですが)。政治家、そのなかでも総理と閣僚だけをターゲットにした中韓および日本の左翼マスコミ(産経以外の全てです)の政治的慣習的言いがかりなのですが、向こうさんから言わなくてもこっちから早々に尻尾巻いて旗降ろすのが常になって(そう言えば安倍さんも行かなかったんですかね、昨日の佐高某の指摘は的を突いていたのでしたが、小泉さんだけでしたか結局この日に参拝したのは)、今回は総理はじめ閣僚全員が行かなかったそうです。小泉さんが参拝したときは、思い出しましたが、凄い報道したよね、ヘリが飛ぶわ、執拗にカメラが追いかけるわで。で、次は中韓がどう文句捻じ込んでくるか、これも楽しみでしたが、ぷっつり何もなかったですよね。うるさいのは日本の左翼マスコミだと、はっきり証明されたことでした。お先棒担いで(朝日や毎日です)大騒ぎして、御本尊のお出ましを待つ態です。A級戦犯が合祀されているから行かない、なんて屁理屈がまだ通用してます。象徴は東条英機です、この人が祭られている所に参拝できない、つまりこの人こそが戦争を起こしてアジア諸国に惨状をもたらし、我が国を敗戦の憂き目に晒した極悪人という見方です。千鳥が丘でしたか、他にそういう慰霊施設を作るなんて、これでもかの姑息な案が浮かんでは沈みします、靖国には遺骨も何もないからです。分祀なんてのは端から次元の違う考え方なんです。魂が帰ってくるなんてこれ以上ない概念上の、しかし日本人の心根にしっくりくる、そういう施設なんです。東条英機はじめとした戦犯(これはあの悪名高き東京報復裁判で敵国アメリカが勝手に罪人作りあげただけの呼称です)に頭を下げるわけにはいかない、われわれは世界平和願っているのだ、と彼らの理屈も定型化し硬直してます。名もなき兵士たちの幾万という魂もあそこに眠っているというのに。菅さんは相変わらず謝罪してました。当時の日本を、当時の日本人をどうしてそうやって簡単に否定する?貶める?あの時代に私たちの父母、祖父母はこの日本にちゃんと生きていたんです。国のために、心ならずもという言葉が昔問題になったことがありましたが今回も菅さん平気で使ってました、死んでいった兵士たち、空襲で否応なく亡くなった人たちにどうして頭を下げられぬか。この心根を嫌悪します。石原慎太郎ならずとも憂います、日本は潰れるかもしれない。
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