柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

報道

2010-08-12 08:16:51 | Weblog
日航機御巣鷹山墜落事故、確かに歴史上の事件として記憶にははっきりと刻みこまれていることですが、25周年というだけでこれだけTVや新聞に採り上げられているのでしょうか。四半世紀。記念、まさしく再び新たに心に念じ記して再発を防止せねばならぬ大惨事でありましたが、何だか騒ぎすぎの違和感があります。渦中の日航であることも話題性を高めていますか、最近ヘリコプターや小型機が落ちたり遭難したりの事故が多いですからこちらにひっかけての警鐘の意味合い、そして遺族にとっての25年への慮り。各紙コラムは乗客の遺書を引いて、世の中の事件とコントラストつけます。落ちる、つまり死ぬと知らされた時の心境やいかばかりかあらん。あと数分の命と知った時の恐怖はどんなものだったのでしょうか。こうやって思いを馳せる意義は大きいものでしょうが、それにしても、です。毎年こうやって報道されてましたか。私が気付いてないだけでしょうか。
 高校野球、ずっと見ているのではないです、ダイジェスト番組を見るだけですが、昨日は評論家好みの、格好の試合が続いてます。サヨナラ暴投、エラーがらみの大逆転劇。つまり大失敗した者がいるからのドラマです。逆説的言辞が妙に人を唸らせるのはよくあることですが、例えば高校野球の場合、野球の神様からたった一校を除いてすべての高校に一つの負けが与えられる大会なんて表現です、筋書きのないドラマとはよく言いますが、これもより直截的に言えば予想を超えた失敗をする者によって作られるドタバタ劇ですか。神様を出せば、野球の神様が選んで与える試練、ですか。失敗した者こそが選ばれし者だと。いつもはNHKしか見ませんから、昨日は初めて朝日放送の、長嶋の娘のやってる番組見ましたが、あらら、こっちはすっかりバラエティーです。連中(球児)も心得たものです、こっちが待ってセリフをちゃんとシレっと言ってます。あらら。こんなもんですね。純粋無垢な球児たちも十分にスれてます。仕方ないですか。
 
コメント
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