柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

皮肉

2010-08-20 08:09:31 | Weblog
鳩山さんの会合に小沢さんが出て行ったとのニュース、新聞には満面の笑みの小沢さんを囲んで(どう撮るかで見え方は変わるんでしょうが)鳩山さん、横に輿石さん、後ろに鳩山夫人です。毎日は小沢氏求心力維持へ瀬戸際、と見出しを打ちますが、ここもどう見るかですわね。鳩山さん本人にまだ色気があるのか。小沢さんは鳩山グループの票を獲りに行ったのでしょうが、瀬戸際なんてニュアンスじゃなくて、俺につけ、すれば厚遇するなんて話でいいわけですよね。菅さんに勝てるのは小沢さんしかいないじゃないですか。もちろん人で選ぶんじゃないという理屈で、菅ー反菅の図式なのでしょうから(現在の権力者は菅さんです、一応)、小沢ー嫌小沢抗争はひとまず措けです。裏で操るには菅さん以外を首相にする、というか、今菅さんをてなづけるより叩き潰した方が権勢を強化できますからね。自分が立ってわざわざにマスコミの好餌になるより、誰かにやらす(鳩山さんのように)方が得策だろうとは素人でもわかることです。こうやって揺さぶる。菅さんを揺する。再び三たびの短命内閣ですか。
 辞書を繰るとこうこう定義してあるが、というのは文章書く時の定石の一つですが、産経抄が広辞苑を引くのを面白く思いました。広辞苑は国語辞典の大スタンダードです、それはそれでいいのですが、天下の岩波の作成です、あちらこちらに左翼的表現が見られます。そういうことを叩くのが産経新聞なのですが、こういう図式でまず見てしまう私のごとき凡草には、何の皮肉も含まれずに素直に「広辞苑によると」と書くところ面白いと思ってしまうのでした。
 本人の意思を確認できぬままに家族の許諾だけで臓器摘出できる法律に変わってから、ポンポンと二例続きました。コーディネーターの広報のトップがおばさんで、続けての露出です。プライバシーがどうのこうので、今回の例は18歳以上なんて曖昧、原病も公表されません。脳死になる原病は限られてます、隠すようなことではないですが、まさか医療ミス(過誤)によるものではないでしょうね、という妙な勘繰りを呼びます。何故隠すのでしょうか。プライバシーやら個人情報保護法やらを盾にしていたのでは法律改正の意味がなくなります。そして昔から言われていることですが、臓器を運ぶものものしい映像を見ながら、病人運ぶのはえっちらおっちら救急車なのに、臓器持っていくのはセスナのヘリコプターのじゃ、という皮肉。病人を怪我人をヘリコプターで早く運べば脳死にならなくて済むんじゃないのか?という皮肉です。今回も仰々しい映像見ながら思いました。どっちが大事なんだ?どんなことでもそうなんですけれど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする