Matjes herring

Matjes herring塩をして酢漬けにしたニシンがMatjes。国によって表記が異なる。
およそ1.4億尾のMatjesが毎年ノルウエーで生産される。（12月20日Nofima/tfsnd)

ノルウエーで生産されたmatjesニシンのほとんどがオランダに輸出される。およそ8,000万尾がドイツにまた少量がフランス、ベルギーン、オーストリアに輸出されている。Matjesニシンの8～9割がノルウエー産で残りはデンマーク物である。ノルウエーでは市場規模はきわめて小さいが、主要都市のスーパーマーケットで購うことができる。

”その魚はどれだけ新鮮か？”というアプリが誕生、matjesについても利用が可能になった。このアプリは魚供給業者やバイヤーに向けてのものだが消費者も購入しようとしている品が新鮮かどうかのチェックが出来る。

Matjesニシンはオランダで非常に人気のある製品だ。そのほとんどがノルウエー産である。Matjes herringはオランダではmaatjesharingと表記されその意味は処女ニシンでスナックで販売され、店でも家庭でもレストランでもすぐそのまま食べられる状態で提供される。 オランダ人はその脂の割合が好ましいとして春ニシンを好む。その脂肪率は少なくとも16％なければならない。

鰓や食道は取り除かれるが膵臓は残される。このことで酵素が出来てニシンが熟成され、独特の味と柔らかな身質が生まれる。オランダ人らは伝統的なやり方の尻尾をつかみ丸ごとを口に放り込む、タマネギやピクルスも同時に。

EUは奇妙なマダラ漁獲削減の試みを止めるべき 英国

英国漁民のマダラ漁獲を削減するという提案をEUは取り下げるべきと環境大臣が発言した（12月21日thetelegraph)

漁業大臣Richard Benyonはマダラ資源は英国沿岸では回復を見せている、よって厳しい簡易の必要はないと。EUはより厳しい漁獲枠を求め、漁獲枠と操業日の削減を主張。Mr Benyonはブラッセル会議では代表団を率い英国の漁業界の利益を保護する立場にある。
「EUのマダラ回復計画はなっていない。まったく柔軟性がない」とBBC放送で語った。「この漁獲枠と操業努力量の削減が認められれば資源維持にとってよくない。それはさらなる投棄につながる」と。

セネガル沿岸にふたたび ロシア

20年間の中断の後、セネガル－ロシア漁業調査が再開される（12月18日FISHONLINE）

プレスサービス協会よれば総合的な水産資源調査がセネガルのEEZ内で行なわれると。この活動にはロシア科学者とセネガル人専門家3人が乗船する。STM "Atlantis"による調査目的は浮き魚資源（サバ、アジ、西アフリカ種のサッパ）でトロールと音響システムによりセネガルの表層魚の生態をさぐる。これはロシア政府とセネガル政府の2011年2月8日に締結した合意によるもの。