memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

砕氷船AURORA AUSTRALISが南極で閉じ込められた   豪州

2012-11-06 00:00:48 | 海事
豪州の砕氷船Aurora Australis が南極大陸から80浬のところで氷に閉じ込められた。本船は世界中の科学者50人を乗せ海氷と海洋生物の関係を解明するため南極大陸に向かっていたもの(10月23日MP)

明るいオレンジ色の船体の本船はCasey基地から200浬、ホバートから1600浬の位置で身動きができなくなってから2日間が経過した。「現状本船は極めて厚い氷に阻まれている」と豪州南極局のRobb Cliftonが語った。「本船は次の位置に移動ができない状況になっている」と。北風により濃密な氷が発生、乗組員らは南風や波浪により氷が割れることを待っている。
Mr Cliftonは研究チームや乗組員に危険はない「本船は十分な燃料を搭載しており、清水も作ることができ、食料も十分にある」と。

ハイテク調査船を購入   ブラジル

2012-11-06 00:00:10 | 水産・海洋
ブラジル政府は月曜日ハイテク海洋調査船の購入に1.62億レアル(8100万米ドル)を投じると発表した(10月22日MP)

本船Alpha Crucisはサンパウロ大学の調査船となり “Profesor W Bernard” が交替する。本船はブラジル船団に2013年に加わる。「世界でも5本の指に入る調査基盤となる」と科学技術省が発表した。

この買収は同省、海軍、国営企業のペトロブラス、鉱業会社Valeなどへの貢献を期待して可能なものとなった。「新しい海洋調査船は最新の水中実験装備を備えている」と科学技術省は語った。本船はブラジルの既存の海洋科学に関するインフラを拡大し領海水域の知見を増大することを目的としている。ペトロブラスが深海で原油の埋蔵を発見したことで大西洋に関するブラジルの関心が増大している。この発見はブラジルを世界最大規模の原油輸出国にするかもしれないという。

ブラジルは海洋調査と極海の調査に使用可能な船舶4隻を保有している。うち3隻は海軍が運用、4隻目はブラジルの最大の科学的機関であるサンパウロ大学に所属する。