memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

クロマグロ漁獲枠、10年ぶり拡大 13年500トン増

2012-11-20 12:04:20 | 水産・海洋
大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は19日、2013年の地中海、東大西洋でのクロマグロの年間漁獲枠を12年比500トン増の1万3400トンとすることで合意した。同海域で資源量が回復していることを踏まえたもので、10年ぶりの増枠となる。(11月20日日本経済新聞)

 日本や米国など49カ国・地域が加盟する同委員会は12日からモロッコで年次総会を開き、クロマグロの漁獲枠の見直しを協議してきた。その結果、13年の漁獲枠を12年比4%増に相当する500トン増やすことで合意した。

 大西洋クロマグロの総漁獲枠はピーク時の03~06年までは3万2000トンだった。乱獲による資源の減少懸念が強まったため、07年以降は漁獲枠を減らし続けており、11~12年は1万2900トンとピークの半分以下まで抑制していた。こうした規制強化が効果をあげる形で資源の回復が進んだため、来年から増枠に踏み切ることを決めた。

 大西洋産クロマグロは日本の消費量の3割程度を占めており、増枠で輸入量も増える見通しだ。国内商社のマグロ輸入担当者は「日本側にとっては交渉時に値下げを求める材料になる」と話す。ただ増枠分は500トンと全体の4%弱にとどまるため、大幅な値下げにつながるかは不透明だ。

 日本は10年ぶりとなる来年の増枠をきっかけに、14年以降の本格的な増枠につなげる二段構えで臨む方針だ。


死にゆく船たち  ベトナム

2012-11-20 00:01:54 | 我愛船艇
これらの船の船主は船をチャーターに出すことも売却することもできないでいる。ベトナム北部の民間の岸壁では億円単位の船舶がスクラップとなりつつある(11月7日VNN)

この船の投錨係船地では一月一隻あたりの係船料がおよそ600~700ドル、積荷によって金額は変わるが、保安要員の経費は含まれていない。このコストは大型の輸送事業の一日あたりコストに比べれば微々たるものである。

*建造後数年しか経っていない船でも繋がれてしまえば、その劣化は著しい。世界経済に直結する海運市況はこうした現象を生むのだろう。

東京・八丈島沖に巨大鉱脈か 熱水鉱床に似た地形発見

2012-11-20 00:01:03 | 水産・海洋
東京都八丈島の南方180キロの海底で、銅や亜鉛、金、銀などを採掘できる熱水鉱床のような地形があるのを、東京大などが見つけた。ロボットを投入して調査した。実際に鉱脈があれば、国内最大級の熱水鉱床となる。(11月5日朝日新聞)

 海底から熱水が噴き出している場所には、熱水中の金属が長い時間をかけて沈殿し、鉱脈が作られることがある。東京大海中工学国際研究センターの浦環(たまき)センター長らは10月25~28日、伊豆諸島沖には小さい鉱床が多いことから、海中を泳ぎながらセンサーで地形を調べることができるロボット3台を使って調べた。調査の結果、直径数十メートルほど海底の土が盛り上がり、熱水が噴き出した跡(熱水マウンド)のように見える地形が1キロ四方にいくつも散らばっていた。