ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

成田空港第一ターミナル5Fのラウンジの場所が変わっています

2017-12-16 16:46:54 | 空港ラウンジ
昨日イタリアから帰国した際、荷物にPiorityタグを付けてくれたにもかかわらず、なかなか出てこず、乗ろうと思っていた京成スカイアクセス特急を逃しました。
次の特急まで40分空いています。
そんな時に使えるのが、成田空港の出国前エリアにあるラウンジです。

空港ラウンジを無料で利用できるプレミアムクラスのPriority Passを持っているので、こういう時にも使わせていただきます。
ちょうどローマから乗ったアリタリアの機材はUSBポートも電源コードもなく、ipod-touchを充電したかったので、充電可能なラウンジは助かります。



成田空港第一ターミナル中央ビル5Fには、私がよく使うラウンジがあり、今回もそこを使おうと5Fに向かったところ、フロアのレイアウトが変わっていて、場所がわかりません!

5Fには、Priority Passで利用できるラウンジが2つあるのですが、ひとつはアルコール有料、もうひとつはアルコールは1杯のみ無料で、当然、いつも後者を使うのですが、名前をはっきり覚えていませんでした。



とりあえず、目についた「IASS Executive Lounge 1」に入ったところ、「アルコールはどうなさいますか?」と聞かれたので、どうやらここがいつも使っているラウンジのようです。

場所も、ラウンジ内のレイアウトも変わっているので、違うラウンジに着たみたいです。



置いてあるフード類は、相変わらず「柿の種」のみ。これは変わらず(笑)
ソフトドリンクはフリーで色々飲めます。



電源が確保でき、パソコンが使えるコーナーがありました。これ便利かも。

今回はビールはパスし、コーヒーを飲みながら充電し、ipod-touchでメールチェック。
wifiパスワードは受付でもらえます。





ここ成田空港第一ターミナル 中央ビル5Fは最近 リニューアルされたようで、色々とレイアウトが変わっています。

空港のフロアマップを見ると、やはり以前のレイアウトと違いました。
ダウンロードデータは2017年12月版となっているので、もしかして、本当に変わったばかりなのかもしれません。

このラウンジをよく利用される方は、以前の場所にはありませんので、ご注意を~

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スカイチームエリートでスイスイの旅

2017-12-15 16:11:50 | お出かけ&旅行
イタリアから本日、帰国しました。

今回のイタリアは、成田からアリタリア航空でしたが、ちょうどミラノ行きとローマ行きのチェックイン時間が重なっているため、チェックインカウンターは長蛇の列。



すでにwebチェックインは済ませているものの、スーツケースを預けなければならず、こちらも大変な長さです。
いつもならその列に並びますが、先日エールフランスのマイレージクラスがシルバーにランクアップしてスカイチームのエリートとなり、アリタリアでもpriorityのカウンターが利用できました。
こちらは空いていて、スイスイ~。いいスタートでした。



帰国時はミラノ・リナーテ空港のpriorityカウンターを利用しました。
ワインを入れ、スーツケースは制限重量ぴったりの23kgに収めていました。
が、今回のミッションで一緒だったバイヤーの方からいただいたボトルの分が増え、空港でリパックしてカウンターに行くと、25kg。
カウンターのお姉さんは、ちょっと渋い顔をしながらも、まあ、いいわ、と通してくれました。
元々2個までokな上、エリートはさらに優遇分がありますが、それでも1個23kgが原則。
ちょっとオーバーでも通してくれたのは、エリートということもあったのかも?

乗り継ぎのローマで搭乗も、空いている優先レーンでスイスイ。
荷物にはpriorityタグを付けてくれていたようでしたが、成田の荷物受け取りではそんなに早く出てこなかったです。

それでも、エリートとなり、そこそこの優遇を受けることができたのは、ありがたかったです。

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北イタリアの朝ごはん

2017-12-14 06:55:42 | お出かけ&旅行
毎度おなじみとなりました、旅先の朝ごはんシリーズ(笑)

滞在しているロンバルディア州パヴィアのホテルの朝ごはんを紹介します。



卵料理とハム、チーズ類は、本当にどこも似たり寄ったりですね。
ヨーグルトがあったので、毎回いただきました。



食後のデザートは、ジャムを使ったリンツァートルテ風。
色々なジャムのタルトがありました。





別の日は、メインをジャムタルトにしました(笑)
フルーツでビタミン補給。



ビスケットがあったので、食べてみましたが、市販品のようで、これはイマイチでした。

さて、また朝ごはんに向かいます

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北イタリアのクリスマス

2017-12-13 01:15:04 | お出かけ&旅行
私が現在滞在しているロンバルディア州パヴィアの街で見つけたクリスマスのシーンを紹介します。



繁華街の中心にあるヴィットリア広場では、クリスマスマーケットが開催されていました。



午前中でしたので人が少なかったですが、色々な店が出ていました。



夕方のフリータイムに行こうと思いましたが、この日はたくさん歩いて(17,000步!)足腰がつらかったので、身体が付いて行けず。明日また挑戦します



駅のカフェで見つけたサンドイッチのパンがクリスマスツリー型


薬局もクリスマスバージョン



泊まっているホテルのロビーにもクリスマスツリーが飾られていました。

クリスマスの飾り付けは本当に多く、色々と写真を撮ってきました。
日本の飾り付けよりイタリアの方がオシャレなのは、気のせいではないと思います(笑)

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パヴィアで飲むオルトレポー・パヴェーゼ

2017-12-12 06:03:38 | お出かけ&旅行
北イタリアのパヴィアに到着しました。

ホテルのレストランでのディナータイムに登場したのは、オルトレポー・パヴェーゼのリースリング


Oltlepo Pavese Riesling


このワイン、リースリングらしからぬ味わいで、ラベルもこんな感じ。

お店のハウスワイン的存在らしく、白を頼んだら、これが出てきました。



Provincia di Pavia Rosso IGT

赤は地元のIGTワインで、クロアティーナ、ピノ・ネロ、バルベーラのブレンド。
骨格のガッチリしたワインで、野生的です。
肉に合いそうと思いましたが、肉まで辿り着くことができず、残念。



サラミには合いました。



リゾットにはオリーブオイルをかけていただきました。
このあたりは米の栽培が多いので、リゾットはこれからもよく出てきそうです。



シメのデザートは、シナモンのきいたアッフェルシュトルーデル、超濃厚なガトーショコラ。

イチゴに添えられていた生クリームがキメ細かくてクリーミーでしたので、この土地は乳製品が美味しいと思います。

ここでの滞在が楽しみになってきました


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北イタリアの隠れたワイン産地「オルトレポー・パヴェーゼ」

2017-12-11 11:30:00 | ワイン&酒
先週、イタリア・ロンバルディア州のオルトレポー・パヴェーゼ保護協会 によるワインプロモーションが、日本で初めて開催されました。



オルトレポー・パヴェーゼ - Oltrepo Paveseは、イタリアワインに詳しい人でも、ピタリと場所を言い当てられない産地ではないでしょうか?

ロンバルディア州の州都はミラノ
オルトレポー・パヴェーゼは、ミラノから80kmほど南にあるワイン産地で、ロンバルディア州のワイン生産量の約62%を産出しています。


アルベルト・スカラーニさん(左)

今回は同協会の会長の都合が付かず、来日した生産者「カ・モンテベッロ」のアルベルトさんが、イタリア大使館 貿易促進部 展示室で行なわれたワインセミナー「ピノ・ネロの魅力を探るーオルトレポー・パヴェーゼ」で講師を務めました。
ガイド役は、日本におけるイタリアワインの第一人者、林 茂さん(ソロイタリア代表)(右)

オルトレポー・パヴェーゼはロンバルディア州南部にあり、緯度は北緯45度。ブルゴーニュなどと同じです。

紀元40年に書かれた資料に登場する歴史のある産地で、現在、ブドウ栽培面積13,500ha、年間6,000万本のワインを生産しています。



オルトレポー・パヴェーゼには、1つのDOCG、7つのDOC、1つのIGTワインがあります。

さまざまなブドウ品種が栽培され、白品種はリースリング、モスカート、ピノ・グリなど、黒品種はバルベーラ、クロアティーナ、ピノ・ノワールなど。

かつては225という土着品種が植えられていたそうですが、現在の主要品種は12ほどで、それでも、古い土着品種を栽培し続けているワイナリーもあるようです。



今回の日本プロモーションで彼らがフォーカスした品種が、ピノ・ノワールです。
イタリア式にいえば、ピノ・ネロ(Pinot Nero)



赤ワインはもちろん、辛口のロゼ、白ワイン、瓶内ニ次発酵のスパークリング白、ロゼ、シャルマ方式のスパークリング、微発泡のフリッツアンテの白、ロゼ、甘さを残したタイプ等々、ピノ・ノワールだけで10タイプものワインが造られています。

その中でも、私が特に気になったのは、唯一のDOCGワインで、瓶内二次発酵のスパークリングワインDOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコのロゼです。



ピノ・ノワールの白仕立てのメトド・クラシコもありますが、黒ブドウのベリーのニュアンスが表現されたロゼがとても魅力的だと思いました。



それらのロゼのラベルに「CRUASE」とあるので、アルベルトさんに尋ねると、DOCGオルトレポー・パヴェーゼ・メトト・クラシコでピノ・ノワールを85%以上使ったロゼに限定された名称だそうで、「クルアゼ」と呼ばれます。瓶内二次発酵は18カ月以上。



クルアゼの条件を満たしたロゼスパークリングだけに許されたキャップ




ロンバルディア州には、フランチャコルタという瓶内二次発酵のスパークリングワインがあり、イタリア最高峰スパークリングと評されていますが、フランチャコルタはシャルドネがメインです。
一方、オルトレポーの方はピノ・ノワールが主役を張っています。

どちらがいいか?
それはもう個人の好みによるでしょうが、食べ物との相性でいうならば、酸が穏やかで、よりフルーティー感のあるオルトレポーのピノ・ノワールのスパークリングの方が使いやすいかもしれません。
価格的にも、フランチャコルタよりは買いやすいです。

今回はオルトレポーのピノ・ノワールに焦点を当てましたが、ピノ・ノワール好きな日本人には、ピノ・ノワールから入って行くのが、たしかにわかりやすいかもしれません。


【参加ワイナリー】
Ca' Montebello (カ・モンテベッロ) ※輸入元:ノルレェイク・インターナショナル
Terre d'Oltrepò (テッレ・ドルトレポー)
Prime Alture (プリメ・アルトゥレ)
Rossetti& Scrivani (ロセッティ&スクリヴァーニ)
Torrevilla (トッレヴィッラ)
F.lli Guerci (フラテッリ・グエルチ)
Monsupello (モンスペッロ)

※そのほかのワイナリーはインポーター募集中



このプロモーションとは関係ないのですが、たまたま、ロンバルディアのパヴィア(Pavia)に出張することが急に決まり、本日これからイタリアに向かいます。
嬉しい偶然です

Oltrepo Paveseの産地、ワイナリーも訪問予定ですので、現地を実際に見てきたいと思います。

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映画好き、サーフィン好き、海好きに「ジオ バッファ」@Fine オーガニックワイン

2017-12-10 10:00:00 | ワイン&酒
ナチュラルライフを提案するライフスタイル誌「Fine」2018年1月号 (12/10発売)で、私が執筆している連載のオーガニックワイン記事が紹介されています。



イタリアはトスカーナ州の 「ジオ バッファ ZIO BAFFA」です。
ジオ バッファはサーフィンと関係の深いワインです。

ちょうどこの秋に、ワインメーカーのピエルジョルジオさんが来日し、単独インタビューを行なうことができました。



「Fine」を見て、「いい雑誌だね」と言うピエルジョルジオさん。



ワインも持参してくれました。赤のトスカーナ・ロッソ・ビオロジコです。
誌面では掲載できなかったバックラベルをパチリ。




翌日に開催されたイベントでは、このワインをつくるキッカケとなった映画『ベラ・ヴィータ』のジェイソン・バッハ監督(写真左)にもお目にかかることができました。



白ワインのピノ・グリージョ・ビオロジコのバックラベル。
バッチリとサーファーの写真が(笑)



「Fine」 2018年1月号 (12/10発売) 680円 (日之出出版)

※ P34-35をご覧ください





イベント用に作ったというTシャツを、私ももらってきてしまいました。
さて、いつ着ましょうか(笑)


【参考】
vol.1 コノスル@チリコチラ

vol.2 ツィント・フンブレヒト@フランスコチラ

Vol.3 フィーナ@イタリアコチラ

Vol.4 ヨハン・ヴィンヤーズ@アメリカコチラ



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サダハルアオキのボンボンショコラ

2017-12-09 10:00:00 | 甘いもん
昨日は「第一回ボルドー&ボルドー・シュペリュールワイン ソムリエコンクール2017」の決勝戦(在日フランス大使館 大使公邸にて開催)の結果をお届けしましたが、コンクールの協力企業にここが入っていたため、表彰式の後のレセプションで、こんな華やかなスイーツが登場しました



パティスリー・サダハルアオキ “ボンボンショコラ”

スイーツの世界で“サダハルアオキ”の名を知らない人はいないでしょう。
パリで開業して人気店となり、今や日本に逆輸入されているパティシェ青木定治さんのチョコレートです。

カラフルな色彩のボンボンショコラは非常にお高く、普段は私の口に入りませんが、せっかくなので、いくつか味見させていただきました。

柚子(黄色)、ワサビ(緑の縞模様)といった日本の食材が使われたショコラがユニークで、味もおいしく、この2つは特に気に入りました。




カカオ豆の産地ごとのショコラ はそれぞれに味が違います。
独特のザラッ、ジャリッとした食感もありました。
チョコレート好きのための本格的なショコラで、私はこちらのシリーズの方が好みです。

価格の点から、贈り物に使われることが多いと思いますが、もし私にサダハルアオキのショコラをくださる方がいらっしゃるのなら、産地ごとのシリーズの方でお願いします(笑)

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「第一回ボルドー&ボルドー・シュペリュールワイン ソムリエコンクール2017」優勝は井黒卓さん!

2017-12-08 15:29:31 | ワイン&酒
「第一回ボルドー&ボルドー・シュペリュールワイン ソムリエコンクール2017」決勝戦が、在日フランス大使館 大使公邸にて12月7日に行なわれ、優勝者が決定しました!


優勝 井黒 卓さん (銀座 ロオジエ)※写真中央

※左より、森覚 審査委員長、ジャン=バティスト・ルセック 在日フランス大使館 公使、
カトリーヌ・アルビィ氏(ボルドー&ボルドー・シュペリュールワイン生産者組合 プロモーション&コミュニケーション責任者)、石田博 審査員




このコンクールは、手ごろな価格でありながら“ボルドー”ブランドに相応しい高品質の AOC ボルドー、AOC ボルドー・シュペリュールのワインを、日本の若手ソムリエたちに改めて発見してもらい、日本のワインファンへさまざまなボルドーワインを紹介してもらうことを目的に、日本で初めて開催されました。

※コンクールの概要、募集要項は以前の紹介記事をご覧ください → コチラ


日本全国から66名のエントリーがあり、11月17日に行なわれた予選を通過した5名が、12月7日の決勝に進みました。

<ファイナリスト5名>


左より、谷川 雄作(ティエリー・マルクス・ジャパン)、千々和 芳朗(筥崎宮迎賓館)、
井黒 卓(銀座 ロオジエ)、野坂 昭彦(ホテルニューオータニ)、中西 祐介(Clos Y)

決勝会場がフランス大使公邸だったこともあり、セキュリティの関係から一般公開されず、関係者やメディア各社が見守る中でのファイナルとなりました。



課題は5つで、谷川、千々和、井黒、野坂、中西、の順番で一人ずつ審査されました。



課題1:ボルドー&ボルドー・シュペリュールワインプレゼンテーション(英語/仏語)4分

ボルドー&ボルドー・シュペリュールワインのアンバサダーとしてセミナーを行なってください、という想定で、パワーポイントを用いたプレゼンテーションです。



大学生をターゲットにしたプロモーションを提案した井黒さん



唯一フランス語を選択し、料理とのマリージュについて紹介した中西さん


課題2:1種類の赤ワインをブラインドでテイステンングし、分析的な内容も入れてフルコメント(英語/仏語)3分


谷川さん


千々和さん


野坂さん


課題3:お客さまが選んだ料理「L'Huitre Merguez」と「Agneau de Lait」に合わせて、4種の白ワインから提案(日本語)3分



ユイットル・メルゲーズが単に牡蠣(Huitre)だけでなく、メルゲーズがスパイスを効かせた羊肉のソーセージであることを理解できたかがひとつめのポイント。
アニョー・ド・レは、ポルドー名産の「乳飲み仔羊」。肉にどのように白を提案するか?



そのポイントをすべて押さえ、きっちりペアリングを説明した中西さん


白ワイン4種


課題4:テーブル客のリクエストに従い、黒いグラスに入ったワインをフラッシュでコメントし、そのワインに合わせてヴィーガン向けの料理を提案(日本語)3分


千々和さん

テーブル客は、審査員の佐藤陽一さん(左)、岩田渉さん(右)

黒いグラスですが、5名とも「ロゼ」と判断。
井黒さんは、最初は「白」としていましたが、途中からロゼに変えました。
結果は、ロゼ。

5名のうち、2名が「ヴィーガン」(完全菜食主義者)を理解できておらず、サーモンやツナ、卵といった料理を提案していました。
この点については、審査終了後、審査委員長の森さんの方から、「ワインだけでなく世界の流れもしっかり捉えてほしい。色々なことに興味を持って、広めてほしい」という講評がありました。


課題5:10名の客へのマグナムサイズの赤ワインのサービス(英語/仏語)5分


井黒さん 
デキャンタをリンスしたのは井黒さんだけでした。


千々和さん
ほかの3名もマグナムを2つのデキャンタに分けていました。


谷川さん



他の4名がフラスコ型のデキャンタを選んだ中、野坂さんはダック型を選択。
この容器自体の具合が悪かったようで、注ぐ際に後ろに回ってしまっていました。
野坂さんはプレゼンのパワーポイントの接続トラブルがあり(野坂さんのせいではありません)、デキャンタもですから、不運だったと思います。



中西さんはひとつのデキャンタにすべて注ぎ、それをまた別のデキャンタに移すダブルデキャンタを実施。非常に手際がよく、制限時間内に10名全員にワインを注げたのは中西さんだけでした。


課題のマグナムサイズの赤ワイン


課題5の後半で、ホスト役のカトリーヌさんからボルドー・クレレについての質問が各選手に入りましたが、うまく聞き取れなかったり、時間がなくてあせって対応できなかったり、耳を傾ける余裕がなかったり、という対応が見られました。
観戦しているこちらもよく聞き取れなかったので、サービス実技の制限時間が終了した段階で質問をする方が進行の点で良かったように思います。




右が[課題2]の赤ワイン2005年ヴィンテージ
左が[課題4]の黒いグラスに入れたワイン→ 正体はロゼでした



すべての審査が終わり、誰が優勝するか?が気になるところですが、私は5名のうちの3名の実力が拮抗しているように思いました。
果たして、結果は・・・



優 勝井黒 卓(いぐろ たく)
準優勝:中西 祐介(なかにし ゆうすけ)
第3位:野坂 昭彦(のさか あきひこ)




井黒さんの勤務先のフレンチレストラン(銀座 ロオジエ)では、カジュアルなイメージのボルドー&ボルドー・シュペリュールワインはなかなか飲まれないものの、「今回のコンクールに際して勉強し、ロゼやクレレなど、幅があり、日本のマーケットで可能性がある」とコメントしました。



ゲンを担ぎ、ボルドーカラーのネクタイで臨んだという井黒さん。

その後、優勝者インタビューでは、
「決勝1週間前にプレゼンの案内が来て、現場の仕事ばかりでパワーポイントに慣れていないため困惑した」

コンクール挑戦のキッカケを訊くと、
「自分のブラッシュアップのためだったが、自分にないものを気づかせてくれた」と言い、
「今後は、色々なイベントを通じてボルドー&ボルドー・シュペリュールワインの認知度を高め、地方でも、また若い世代へのアプローチも強化していきたい」と語ってくれました。

ここ1、2年、さまざまなコンクールの優勝、準優勝といった賞を獲得している井黒さんですが、まだ若く、でも、だからこそ、伝統産地ボルドーの基本となるボルドー&ボルドー・シュペリュールワインのアンバサダーとして活躍されることを、大いに期待します!



挑戦された選手全員に拍手です
審査員の皆さんもお疲れさまでした!



このコンクールは来年も開催されるようですので、我こそは!というソムリエの方は、今からしっかり準備しておくといいでしょう。
今回の参加資格は45歳以下でした。
次回もおそらく同様だと思いますが、募集の際に発表される要項を確認してください。


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スリランカ出身の31歳が優勝!@第8回イタリア料理コンクール「Gran Concorso di Cucina 2017」

2017-12-07 10:00:00 | おいしい食べもん
注目したい料理コンクールがありましたので、紹介します。
イタリア料理のコンクールです。

イタリア政府により世界中で行われている「世界イタリア料理週間」の公式プロジェクトである、第8回イタリア料理コンクール「Gran Concorso di Cucina 2017」の決勝戦が、2017年12月4日(月)に東京都港区、東京ガス業務用ショールーム「厨BO!SHIODOME」で開催されました。

決勝進出者は8名で、課題はパスタ料理と肉料理(持ち時間1時間)
今年のテーマは「バイオバランス黒毛和牛いちぼ肉」の活かし方。




(Photo by Hotter Than July)

優勝 サンパット・バンダラさん 「ヒルトン東京お台場」勤務

スリランカ出身の31歳。
このコンクールで日本国籍以外の優勝者は初めてで、外国人の出場自体も初だとか。



(Photo by Hotter Than July)

サンパット・バンダラさんのパスタ
「バリラリングイネをチェリートマトのコンポートとロブスターのソースで」

バリラのリングイネ、イタリアのエキストラバージン・オリーブオイル、築地市場で自ら選んだロブスターとチェリートマトを使ったものです。



(Photo by Hotter Than July)

サンパット・バンダラさんの肉料理「バイオバランスビーフのタルタル」

優勝者のサンパットさんには、イタリア往復航空券、Vino Hayashiのイタリアワイン通信講座1年分、ルッカイタリア料理学院5日間体験入学などの副賞が贈られました。

キリッとした顔立ちのサンパットさんは、これからあちこちで登場するかもしれませんね。
要注目です。




(Photo by Hotter Than July)

Gran 「Concorso di Cucina 2017」 入賞者
優 勝:サンパット・バンダラ(ヒルトン東京お台場 / 東京)(中央)
第2位:高瀬 智之(リストランテ マキャベリ / 東京)(左)
第3位:櫛田 賢市(びわ湖大津プリンスホテル レイクビューダイニング ビオナ / 滋賀)(右)


バリラ賞(バリラジャパン株式会社より)
横山浩平(IL NESSO / 神奈川)

ジャーナリスト賞(取材の記者グループにより選出)
櫛田 賢市(びわ湖大津プリンスホテル レイクビューダイニング ビオナ / 滋賀)



(Photo by Hotter Than July)

決勝進出者 8名 ※写真の並びと順不同
・土井俊介 -(トラットリア・ダ・テレーサ / 東京)
・中村 慎輔 –(カジュアルイタリアン酒場バーカロ ラッツァ / 兵庫)
・佐藤 雄基 -(IL BEIGE / 愛知)
・小嶋 航路 –(Bistro cosicosi / 東京)
・櫛田 賢市 -(びわ湖大津プリンスホテル レイクビューダイニング ビオナ / 滋賀)
・横山浩平 -(IL NESSO / 神奈川)
・高瀬 智之 – (リストランテ マキャベリ / 東京)
・サンパット・バンダラ- (Hilton Tokyo Odaiba / 東京)



第8回イタリア料理コンクール「Gran Concorso di Cucina 2017」
主催:在日イタリア商工会議所(ICCJ 所在地:東京都港区三田4-1-27 FBR三田ビル9階)
特別協賛:株式会社バイオバランス、アリタリア・イタリア航空、バリラジャパン株式会社、株式会社Vino Hayashi
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、イタリア政府観光局(ENIT)、日本イタリア料理協会(ACCI)

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モエのシャンパンバー発見@京橋エドグラン

2017-12-06 16:31:46 | ワイン&酒
東京メトロ「京橋」駅直結の「京橋エドグラン」の前を歩いていたら、
シャンパーニュ「モエ・エ・シャンドン」のバーワゴンを見つけました。



MOET & CHANDON BAR at KYOBASHI EDOGRAND(Tokyo)

クリスマスツリーのイルミネーションがキレイで、思わず立ち寄りそうになりましたが、これから飲む予定があるので、ガマンガマン(笑)

外ですし、冷たい風が吹く中、キーンと冷えたシャンパーニュはちょっとツライかもしれませんが、暖房も置かれていましたので、気になる方はぜひ。




シャンパーニュのモエ アンペリアルがグラスで1200円、モエがオーストラリアのヤラ・ヴァレーに設立したドメーヌ・シャンドンのスパークリングがグラス800円(ブリュット、ロゼとも)。

さすがにスパークリングは寒い!という人は、ホットワイン700円なんていうのもありましたので、いかが?

メニューやイベント詳細はエドグランのホームページを見てください。
音楽ライブもあるみたいです。

MOET & CHANDON BAR
開催期間:2017年11月22日(水)〜2017年12月25日(月)
開催場所:京橋中央ひろば(ガレリア)

https://www.edogrand.tokyo/event/1368



外は寒くてイヤ、という人は、エドグランの地下1階「明治屋ワイン亭」もオススメです。
室内で暖かいですし、ここでもワインがグラスで楽しめます

※「明治屋ワイン亭」の紹介記事 → コチラ


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トスカーナ地元産のチーズを買ってみました

2017-12-05 10:00:00 | おいしい食べもん
先日出かけていたイタリアでは、ほとんど買い物する時間がなかったのですが、前半に泊まっていたホテルのすぐ近くにグロッサリーがあることをホテルスタッフに教えてもらったので、覗いてみました。



冷蔵ケースにはチーズがたくさん!

ホテルの部屋は冷蔵庫完備だし、どれか買いたいと思って見ていたら、20代くらいの若い店員さん(おそらくこの店の息子)が、英語で話しかけてくれたので、気になるものを試食させてもらいました。



この茶色い丸いのが気になり、試食してみると、熟成させたチーズだそうで、ちょっと独特のクセがあるものの美味しい!



キアンティで洗ったチーズなんてものもありました。




地元のチーズがいいんだけれど?と尋ねると、「どれも地元のチーズだよ」と言い、グラム単価がちょっとお高いこの「Pecorino del Fondatore」を試食させてくれました。
トスカーナの羊乳のハードチーズです。

食べてみると、これもおいしい!
さっきの茶色い丸いチーズよりも旨みが濃厚です。



この旅から帰ると、また出かける予定があるため、2種類買っても食べ切れないことを考え、この「ペコリーノ・デル・フォンダトーレ」を買ってきました。



適当に切り出してもらいました。これで342gあります。
早速家で食べていますが、やっぱりおいしい!

このチーズの素性を調べたのですが、「Pecorino del Fondatore」を直訳すると「創業者のペコリーノ」とか、過去に何度も世界のアワードを受賞しているとか、そんな程度しかわかりませんでした。

でも、グラム単価が他よりずっと高いので、トスカーナ地方の最上級のペコリーノチーズなんでしょうね。

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世界の機内食案内[27]ANA 上海・浦東〜成田

2017-12-04 10:00:00 | 機内食
&GP「世界の機内食案内[27]ANA 上海・浦東〜成田」 がアップされました。

前回の「世界の機内食案内[26]Aeroflot Russian Airlines モスクワ〜上海」の続編となる、上海から日本へのフライトの機内食です。

上海からどうなったのか、早く続きを知りたい人のために超スピードで書き上げました(笑)

▼記事リンク → 世界の機内食案内[27]ANA 上海・浦東〜成田





モスクワ~上海は苦労しましたが、ようやく帰国できます!

それでも、ちょっとしたハプニングは付き物なわけで…




記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/132279/

&GP
https://www.goodspress.jp/



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「貴婦人のキス」という名のイタリア菓子

2017-12-03 15:58:06 | お出かけ&旅行
本日の昼前にイタリアより帰国しました。
今回は短期間の強行軍で、ほとんど治りかけていた口唇ヘルペスが、また復活。
身体は正直ですね…

洗濯機回して、お風呂掃除して、お昼にカレーを食べた後に、イタリア滞在中にお世話になったジュリアが別れ際にくれたお菓子をランチデザートにいただきました。


Baci di Dama Patti (Italy)

“バーチ・ディ・ダーマ”という“貴婦人のキス”という意味のビスケット菓子です。



このPattiというメーカーのバーチ・ディ・ダーマは、ヘーゼルナッツを生地に混ぜ込んだビスケットの間にダークチョコレートを挟んでいます。

よくあるのはアーモンドを混ぜ込んだものだと思いますが、ここのは食べた瞬間にヘーゼルナッツとわかる香ばしい風味があり、生地はサクサクほろり。バターの風味も加わって、濃厚でおいしい!

コーヒーを淹れ、イタリアの思い出とともにいただいたら、パワー復活したような?(笑)

さあ、今週も頑張りますか~


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旅の朝食@イタリア

2017-12-02 06:21:17 | お出かけ&旅行
恒例の旅の朝食を



昨日まで泊まっていたホテルは古い建物だったので、朝食ブッフェのコーナーがとても素敵でした。



でも、皿に取ると、いつもと変わり映えしません。



食後の甘いものは必食





ここは連泊しましたので、翌日はちょっと変えてみました。
でも、やっぱり、どこの国にいるのかわからないかも(笑)



泊まった部屋も古めかしく、こんな窓も。
イタリアの古い小さな街の中のホテルでした。

コメント
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