ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

隠れピノ・グリファン(笑)

2011-09-30 16:37:05 | ワイン&酒
買い物に行き、家飲み用のワインを4本購入。
すべて白ワイン・・・なのは、白好きとして当然として、家に着いてセラーに入れようとしたところで、
4本のうち3本がピノ・グリ(うち1本はピノ・グリージョ)ということに気付きました!

実はピノ・グリ好き だったんですね、私(笑)

ピノ・グリのグリ灰色(英語ならグレー)のことで、これは果皮の色から来ています。
白ブドウの果皮は緑色や淡い黄色系が多いですが、ピノ・グリの果皮は灰色から茶色がかったピンクやモーヴ系。
ワインの色も普通の白ワインよりゴールドの色調が濃いものが多くなります。

ということで、そのうちの1本をまず開けてみました。


Alsace Pinot Gris 2009 Tesco Selection  (仏、アルザス)

英国のハイパーマーケットTescoセレクトのオリジナルワインです。
(この夏、Tescoは日本からの撤退を決定しましたが)

外観はピンクを帯びたゴールド。
花、完熟した洋梨、黄桃、アプリコットを思わせる甘い香りがあります。
ふっくらとした果実味が濃厚で、まろやかです。
13.5%のアルコール度数が、さらにボリューム感を与え、飲みごたえたっぷり。

辛口ワインですが、果実味が濃いので甘めに感じます。
個人的には、酸味がもう少しほしいところですが、母は「バランスが取れていておいしい、好き」と言っていましたので、一般的にも好まれる味わいかと思います。

トンカツ と合わせましたが、バッチリのマリアージュでした

サービス温度は冷やしすぎない方がオススメです。



豊満で肉付きのいいワインになる アルザスのピノ・グリ は、白身の肉料理(鶏肉、豚肉)をはじめ、クリームシチュー、天ぷら、酢豚、肉じゃが、竜田揚げのような日本の家庭料理にも合います。

1本あるとかなりお役立ちのワインです



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