幕張メッセで3月8日まで開催されている「FOODEX JAPAN 2019」に昨日行ってきましたが、会場が広く、見るところが多いため、なかなか回り切れないということを書きました。
いつもは、海外ブースの最奥までは行けるのですが、今回はまったくたどり着けませんでした。
敗因は、ひとつの個所で話し込んでしまうからなのですが、それはそれでいいことでもあるので、悩ましいところですよね。
フランスブースでは、知り合いの生産者が来ているというので探し歩いていたところ、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールのブースに知人がいまして、手招きをされました。
行ってみると、え?AOCボルドーのフィーヌ!?
Fine d’Alienor Chateau Peneau (AOC Fine de Bordeaux)
フィーヌとは蒸留酒、要はブランデーの一種で、原料はブドウです。
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールは、スパークリング、白、ロゼ、クレレ、赤と多彩ですが、フィーヌがあるとは知りませんでした。
生産者のDimitri Douenceさんの話では、おそらく彼のところ1軒だけだそうです。
彼のフィーヌは、ユニ・ブランとセミヨンで造ったワインを蒸留しているため、香りがとてもフルーティーに仕上がっています。
味わいもフルーティーで、アルコール度数40度を感じさせない軽やかな口当たりと繊細な長い余韻があります。
私はブランデーはめったに飲みませんが、これなら飲めます!
その後、秘蔵の40年熟成も飲ませていただいたのですが、複雑味があり、うっとりでした。
1979年生まれのディミトリさんと同じ年のフィーヌで、おじい様がディミトリさんのために残してくださったものだそうです。
貴重なものなので、残念ながら非売品とのこと。
ディミトリさんのChateau Peneauではスティルワインも造っていて、ワインは奥様のエミリーさんの担当です。
彼のワイナリーは家族経営で、代々、ワインは女性が、フィーヌは男性が担当してきたので、エミリーさんの前はディミトリさんのお母様(エミリーさんから見たらお姑さん)がワイン担当でした。
ディミトリさんとエミリーさんは二人のお子さんを持つパパとママでもあります。
お子さんは両親に預けてきたそうで、結婚以来、初めての旅行が初の日本ということで、とても嬉しそうでした(特にイディミトリさんが)(笑)
エミリーさんの造った赤ワイン“のエチケットに“Cuvee Dimitri Douence”の文字
FOODEX JAPAN 2019 に行く予定の方、ぜひ、AOCボルドーのフィーヌ飲んでみてください。
(ブース:3C-40-24)
以前、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールの記事を書いた時に、ボルドーで生産されているワインの多くが、日常的に楽しめる価格帯&味わいのAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールであること、若手生産者が増えていることを紹介しました。
ボルドーというと、高級ワイン!格式高い!大手!といったイメージがどうしてもありますが、小規模な家族経営の生産者が多く、また、一から始めようとする若手生産者もどんどん出てきました。
昨夜は、FOODEXに出展しているAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールの生産者と都内のビストロでご一緒しましたが、ディミトリさんもいらしていたのは嬉しい偶然でした。
参加された中には、大手ネゴシアンあり、協同組合あり、ディミトリさんのような家族経営あり、生産者の形態も規模もさまざまです。
それが、泡からフィーヌまで、多彩なワインを造っています。
ネゴアシアンのSAVAS社が手掛ける赤ワイン“Les Hautes de BEL AIR”のヴィンテージは2018年。
昨年秋に収穫された赤ワインが、もうリリースされています。
さすがの企業力。
ボルドーにできたワイン施設「シテ・ド・ヴァン」で見た記憶があると私が言ったら、その中のレストランにおいてあるとのことでした。
※ヴィンテージはもちろん違いますが
こちらも、超大手Maison GINESTETならではのラインナップ。
Ch. Larrivet Haut-Brionのネームが入る2018年の白、ロゼ、赤。
二人の若手男性スタッフは、日本語がペラペラ!これもさすがジネステ!
Vinobles LOBRE JCの Andrea LOBREさんは、1734年にさかのぼる家系のようです。
ボルドーのスタイルを持ちながら、口当たりのよさのあるAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールを紹介してくれました。
協同組合BProducta Vignobles のTnthonyさんとOlivia さん。
畑の段階からしっかり管理している、品質にこだわる協同組合だそうです。
Bioのワインもありました。
このワイン(AOC Boedeaux Rouge)の蔵出し価格を聞いてびっくり!
超コスパよし!
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール は日常的に飲まれているワインなので、価格がリーズナブルなのがいいですね。
Vignobles Carreau Selectionの Sebastien CArreauさんは、1832年から続くキャロー一族の7代目。
ボルドーの赤ワインは複数品種のブレンドが基本ですが、あえて単位品種で造ったという2種類のワイン(メルロ100%/カベルネ100%)を紹介してくれました。
カベルネ100%の方が1年古いためか(2017年)、ほどよくしなやかで、ボルドーらしい品格とカベルネならではの厚みを持つ赤ワインに仕上がっていると感じました。
Florian Reyneさん
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール ゼネラルマネージャー
「日本はボルドーワインにとって第3位の輸出国(14万ヘクトリットル)と、重要な市場。日欧EPA発効で、さらに伸びるのではと予測している」とフロリアンさん。
塚元 晃さん
第2回 AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール コンクール優勝者
コンクールは2018年7月に開催されましたが、優勝の副賞となるボルドー研修旅行には、来月(2019年4月)に行かれるそうです。
帰国後は、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールのアンバサダーとして、ますます一層、その魅力を伝えていかれることを期待しています。
[参考]
カジュアルに楽しむ ― 最旬ボルドー赤ワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/e253a830800e9f622d31b1c7aeeb21e2
【ボルドー取材記】本場ボルドーワインの魅力的な生産者たち
https://www.goodspress.jp/reports/65161/
いつもは、海外ブースの最奥までは行けるのですが、今回はまったくたどり着けませんでした。
敗因は、ひとつの個所で話し込んでしまうからなのですが、それはそれでいいことでもあるので、悩ましいところですよね。
フランスブースでは、知り合いの生産者が来ているというので探し歩いていたところ、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールのブースに知人がいまして、手招きをされました。
行ってみると、え?AOCボルドーのフィーヌ!?
Fine d’Alienor Chateau Peneau (AOC Fine de Bordeaux)
フィーヌとは蒸留酒、要はブランデーの一種で、原料はブドウです。
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールは、スパークリング、白、ロゼ、クレレ、赤と多彩ですが、フィーヌがあるとは知りませんでした。
生産者のDimitri Douenceさんの話では、おそらく彼のところ1軒だけだそうです。
彼のフィーヌは、ユニ・ブランとセミヨンで造ったワインを蒸留しているため、香りがとてもフルーティーに仕上がっています。
味わいもフルーティーで、アルコール度数40度を感じさせない軽やかな口当たりと繊細な長い余韻があります。
私はブランデーはめったに飲みませんが、これなら飲めます!
その後、秘蔵の40年熟成も飲ませていただいたのですが、複雑味があり、うっとりでした。
1979年生まれのディミトリさんと同じ年のフィーヌで、おじい様がディミトリさんのために残してくださったものだそうです。
貴重なものなので、残念ながら非売品とのこと。
ディミトリさんのChateau Peneauではスティルワインも造っていて、ワインは奥様のエミリーさんの担当です。
彼のワイナリーは家族経営で、代々、ワインは女性が、フィーヌは男性が担当してきたので、エミリーさんの前はディミトリさんのお母様(エミリーさんから見たらお姑さん)がワイン担当でした。
ディミトリさんとエミリーさんは二人のお子さんを持つパパとママでもあります。
お子さんは両親に預けてきたそうで、結婚以来、初めての旅行が初の日本ということで、とても嬉しそうでした(特にイディミトリさんが)(笑)
エミリーさんの造った赤ワイン“のエチケットに“Cuvee Dimitri Douence”の文字
FOODEX JAPAN 2019 に行く予定の方、ぜひ、AOCボルドーのフィーヌ飲んでみてください。
(ブース:3C-40-24)
以前、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールの記事を書いた時に、ボルドーで生産されているワインの多くが、日常的に楽しめる価格帯&味わいのAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールであること、若手生産者が増えていることを紹介しました。
ボルドーというと、高級ワイン!格式高い!大手!といったイメージがどうしてもありますが、小規模な家族経営の生産者が多く、また、一から始めようとする若手生産者もどんどん出てきました。
昨夜は、FOODEXに出展しているAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールの生産者と都内のビストロでご一緒しましたが、ディミトリさんもいらしていたのは嬉しい偶然でした。
参加された中には、大手ネゴシアンあり、協同組合あり、ディミトリさんのような家族経営あり、生産者の形態も規模もさまざまです。
それが、泡からフィーヌまで、多彩なワインを造っています。
ネゴアシアンのSAVAS社が手掛ける赤ワイン“Les Hautes de BEL AIR”のヴィンテージは2018年。
昨年秋に収穫された赤ワインが、もうリリースされています。
さすがの企業力。
ボルドーにできたワイン施設「シテ・ド・ヴァン」で見た記憶があると私が言ったら、その中のレストランにおいてあるとのことでした。
※ヴィンテージはもちろん違いますが
こちらも、超大手Maison GINESTETならではのラインナップ。
Ch. Larrivet Haut-Brionのネームが入る2018年の白、ロゼ、赤。
二人の若手男性スタッフは、日本語がペラペラ!これもさすがジネステ!
Vinobles LOBRE JCの Andrea LOBREさんは、1734年にさかのぼる家系のようです。
ボルドーのスタイルを持ちながら、口当たりのよさのあるAOCボルドー&ボルドー・シューペリュールを紹介してくれました。
協同組合BProducta Vignobles のTnthonyさんとOlivia さん。
畑の段階からしっかり管理している、品質にこだわる協同組合だそうです。
Bioのワインもありました。
このワイン(AOC Boedeaux Rouge)の蔵出し価格を聞いてびっくり!
超コスパよし!
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール は日常的に飲まれているワインなので、価格がリーズナブルなのがいいですね。
Vignobles Carreau Selectionの Sebastien CArreauさんは、1832年から続くキャロー一族の7代目。
ボルドーの赤ワインは複数品種のブレンドが基本ですが、あえて単位品種で造ったという2種類のワイン(メルロ100%/カベルネ100%)を紹介してくれました。
カベルネ100%の方が1年古いためか(2017年)、ほどよくしなやかで、ボルドーらしい品格とカベルネならではの厚みを持つ赤ワインに仕上がっていると感じました。
Florian Reyneさん
AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール ゼネラルマネージャー
「日本はボルドーワインにとって第3位の輸出国(14万ヘクトリットル)と、重要な市場。日欧EPA発効で、さらに伸びるのではと予測している」とフロリアンさん。
塚元 晃さん
第2回 AOCボルドー&ボルドー・シューペリュール コンクール優勝者
コンクールは2018年7月に開催されましたが、優勝の副賞となるボルドー研修旅行には、来月(2019年4月)に行かれるそうです。
帰国後は、AOCボルドー&ボルドー・シューペリュールのアンバサダーとして、ますます一層、その魅力を伝えていかれることを期待しています。
[参考]
カジュアルに楽しむ ― 最旬ボルドー赤ワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/e253a830800e9f622d31b1c7aeeb21e2
【ボルドー取材記】本場ボルドーワインの魅力的な生産者たち
https://www.goodspress.jp/reports/65161/
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