もうひとつ、猛暑の夏のカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
こちらは7月に飲みました。
カリフォルニアのカベルネは濃厚なイメージですが、生産者により、産地により、それはもうさまざまです。
今回紹介するワインは、エレガントなタイプ。
William Hill Napa Valley Cabernet Sauvignon 2014
(USA, California, AVA Napa Valley)
ウィリアム・ヒル (William Hill) は、1972年創立のワイナリーです。
典型的ながら、テロワールを最大限に生かした独自のスタイルを確立したワインが特徴です。
ウィリアム・ヒルが所有する畑は、ナパ・ヴァレー南東のシルベラード・トレイルにあります。
高地で急傾斜のロケーションにあり、岩が多くて水はけがよい土地です。
小さな区画に分かれ、その区画ごとに適したブドウ品種を育てています。
ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2014は、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、プチ・シラー、カベルネ・フラン、メルロが少々ブレンドされていますが、2015年はカベルネ・ソーヴィニヨン100%になっています。
このカベルネも色が濃いですが、飲んでみると、ガツンとした衝撃はありません。
果実味はしっかりあり、口当たりはスムース。上品な酸が支え、シルキーで洗練され、とてもエレガントなスタイルのワインです。
アルコール度数は15%と高いですが、そんなに高く感じませんでした。
甘ったるさ、べたつきはないので、洗練された料理にも合わせられます。
私は家で開け、3日かけて楽しみましたが、色々な料理と組み合わせてみました。
肉詰めピーマン、肉じゃがなどなど、お惣菜でゴメンナサイなのですが、それでもしっかり受け止めてくれる懐の深さがありました。
昨日紹介したベリンジャーのカベルネは力強い系で、ウイリアム・ヒルはバランス系でしょうか。
カリフォルニアのカベルネは個性豊かですので、あれこれ飲み比べるのも面白いですね。
輸入元:サントリーワインインターナショナル
価格:5000円代でよく見ます
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