ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

緊急時&搭乗時などの飛行機でのマナー

2019-05-09 19:16:12 | お出かけ&旅行
先日、ロシアのモスクワ・シェレメティボ空港で起きた、アエロフロート機の着陸失敗、炎上で41名死亡というニュースがありましたが、アエロフロートでシェレメティボ空港はよく使うので、他人ごとは思えませんでした。


シェレメティボ空港 (2018年6月 撮影)

事故機の乗客・乗員は78名なので、避難できたのは37名と、約半数。
機内の前方に座っていた人たちが助かったといいますが、避難映像を見て、もっと助かる人がいたはずだと思いました。

というのも、避難する乗客の中で、けっこう大きな荷物を持っている人が見受けられたからです。

ニュースによると、逃げ出す際、上の棚を開けて荷物を取り出す人がいたそうですが、棚から荷物を取り出すという行為は、言語道断です。



飛行機に搭乗する際、なんでこんなに無駄な時間がかかるの?と、いつも思うことがあるのですが、それは、

通路をふさいで、荷物を棚に上げる人の、なんて多いこと!

そこから後が、ずーっとふさがって、長い列を作っています。
通路をふさいでいる人は、それも気づかず、長い時間かけてあれこれ出し入れしています。

私はこれが非常に迷惑だと思うので、自分はひとまず自分の座席の中にサッと入り、荷物を座席の上に置いて待機します。
荷物の中には、手元に置いておきたいものもあるので、それを仕分け、それ以外の荷物を、人の流れが途切れたタイミングで上に乗せるようにしています。
これだと、後続の人に迷惑がかかりません。

つまり、上の棚の荷物の出し入れは通路をふさいでしまうため、事故機から脱出の際には絶対にやってはいけないことなわけです。
そもそも、飛行機から脱出する際には、手荷物は何も持ってはいけない、というのは鉄則です。

それなのに、大きなリュックを手に逃げていた乗客もいました。
その人が通路をふさいだモタモタした時間がなければ、もう少し多くの乗客が逃げられたかもしれません。

普段からあまり飛行機に乗らない方は気づきにくいかもしれませんが、棚の荷物の出し入れが通路をふさぐ、ということを覚えておくといいですよ。



夜のシェレメエティボ空港 (2018年10月 撮影)

あともうひとつ、自分の頭上の棚が、ほかの人の荷物ですでに一杯になっていることがあります。

私の機内持ち込み荷物はコンパクトなので、それほどのスペースは必要ないんですが、え?他の列の人が入れたでしょう?と思われる荷物が棚いっぱいに堂々と入っていて、仕方なく、CAさんが遠くの棚に入れてくれることがありますが、これもスムーズな乗り降りの障害となります。

着陸して降機する際に、ほかの人が通路をふさいで荷物を降ろしている中、離れたところ荷物を取りに行くのは至難の業です。
そういう時は、事前に荷物を足元に持ってきてしまいますが、荷物がたくさんある人は大変です。

ですから、ほかの人の頭上の棚にまで荷物を入れる行為もマナー違反です。
そもそも、たくさんの荷物を機内に持ち込む行為もダメです。

スムーズに乗り降りできることは、緊急時にはとても大事ですので、搭乗の際に少しでも意識しておくことをオススメします。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 会津の縁起物「赤べこ」でい... | トップ | 「復刻特製ヱビス」を飲んで... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お出かけ&旅行」カテゴリの最新記事