お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

胸、打たれました!

2010年12月11日 | 社会

 ここ数日、読んで胸を打たれたものが二つ。

<その一>

ノーベル平和賞授賞式で代読された劉暁波氏の文章「私には敵はいない 最後の陳述」・・・・海外に逃げ出さず、中国で人権活動を続けた末拘束され、自由を奪われながらも「私には敵はいない」と言う。

 『 しかし、私には敵はおらず、憎しみもない。私を監視、逮捕した警察も検察も、判事も誰も敵ではないのだ。私は、自分の境遇を乗り越えて国の発展と社会の変化を見渡し、善意をもって政権の敵意に向き合い、愛で憎しみを溶かすことができる人間でありたいと思う。 』

 こんな素晴らしい言葉を聞いたのは久しぶりだ!感動で、胸が熱くなった。

<その二>

 VAWW-NETジャパンの会員である友人から、「これ読んで」と最近の会報を渡された。その中に、「あのNHK番組改変事件・10年目の検証」という文が載っていた。

 「女性国際戦犯法廷」に対してNHKがドキュメンタリー番組を作ったが、政治介入された例の事件である。(もう10年経ったなんて!)

 当事者の一人で、当時NHKのデスクとして制作に当たっていた長井さんという方が、生々しく、真実はどうだったかを語っている。・・・まあ、それほど新事実に衝撃!と言うほどではないのだが、でもやっぱり政治家や右翼の圧力のすごさは感じられた。とても生々しい証言だった。

 今、日本人である私達は、北朝鮮や中国は人権無視,軽視がひどいが、ここ日本は自由も人権も守られていると思ってしまいがち。しかし、この報告を読み、ガツンと活を入れられた感じがした。

 

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