お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

根くらべ

2008年05月08日 | ほっとすぺーす
 ほっとすぺーすでは、学習にハンディのある子ども達を三人受け入れています。

 私の受け持つ二人の共通点は、「ゲームは好き・・・でも、学習は嫌い」というところ。(まあ、当然ですよね)

 昨日はA君の学習日でした。
 先週はほっとに来るだけでもやっとと聞いていたので学習は最初からあきらめてゲームに・・・「立体五目ならべ」や「オセロ」をやりました。

 勝たせようと思ってヒントを言うと「言わないで!」とどなるので、気づかれないようにするのに苦労しました。結果、立体五目は引き分け、オセロはA君の勝ちに持ち込みました。

 するとA君、「有難うございました!」と元気よく挨拶。自分から挨拶したのは初めてのことで、もうびっくりしてしまいました。よほど嬉しかったのですね、晴れ晴れした笑顔でした。

 そして昨日。なんとか漢字の学習をと思い、子どもの好きなクレヨンしんちゃんの漢字学習ドリルを本屋で見つけてきました。こちらの思惑通り、A君は喜んでページをめくり、とうとう最後まで熱心に見ていました。
(ちょっとHな表現ににやにやしたり、笑ったり・・・)

 しかし、読むのはなんとかやったものの、書き取りさせようとすると拒絶。ドリルをぶん投げました。う~ん。

 オセロを持ち出してきたA君。まあいいか!
 前回よりも、じっくり考えながら打つようになったA君。ゲームのこの集中力を何とか学習に生かすにはどうすればいいんだろうなあ。ゲーム感覚の学習を組み立てるしかないかなあ・・・なんて考えてたら、終了。

 私は自分の白玉を5個ずつ並べたら、ぴったり4列でした。
「A君、これでいくつ?掛け算で出して」
「20」と、即答!
「すごい。じゃあ、Aくんも5個ずつ並べてみて」
Aくんは5個を8列と、残り4個を並べると、10個ずつにして「44」と答えました。

 まあ、生きた算数も出来たので今日のところはよかったということにしましょう!
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