お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

大槌町の話を聞く

2015年05月17日 | 東日本震災ボランティア関連

 16日土曜日はWEショップたまの会員総会でした。

 私はここのボランティアになって初めての参加です。会員は約50名。型どおりに昨年度の会計報告や今年度の予算や、支援計画などが出され、全てが承認されました。

  さて、昨年度のWEショップたま一店での支援の状況は・・・

         総額 121万2289円   海外4団体、日本6団体に支援できました!

      顧客数  6392人  寄付者数 1597件

      ボランティア延べ人数 1312人

 私はこれまでは単なる、気楽なボランティアでしたが、この報告書を見ると、スタッフの皆さんは裏での働きが多くて大変だなあと改めて思いました。今後は、ほっともなくなったことだし、少しは活動に貢献したいと思っていますが・・・・

 総会の後、3.11の被災地である岩手県大槌町吉里吉里(浪坂地区)の現状と問題点について、ここを支援しているTさんの報告を聞きました。

 現状の写真を見てびっくりです。津波で流された地区の様子は、まるで津波の後とほとんど変わっていないように見えました。さすがにがれきはありませんが、建物はほとんどなく、私の知っている東松島と比べるとその復興の差は歴然でした。

 住宅建設のために山々はどんどん崩されて、そして、土地のかさ上げ工事が行われて、店はなくなり今は夜になると真っ暗になるほどだそうです。

 しかし、個人でお金のある人たちは住宅を建設し、仮設を出て行きます。そのため学校ではかなりひどいいじめ問題が起こっているとか。

 Tさんが力を入れているのは子ども達のこれからのこと。何もないところで、働く場所もない彼らに大学進学を勧め、その第一号になった女子大生をこの日、つれてきていました。

 大槌町には他にも抱える問題は山積しているようです。

 私たちは、もう4年もたって落ち着いてきていると思いがちですが、被災地の人びとは思い出すだけでいまだにフラッシュバックで苦しむので、校長先生は今はあえて何もしないと。

 今、私たちに出来ること、求められていることはなんでしょうか?

 


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