お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

爆問学問の清水哲郎と太田光

2009年12月02日 | その他
 昨夜のNHKの爆問学問を見ましたか?

 私はこの番組のファンで、ほぼ毎回見ています。理由は太田光の博識ぶり、つっこみ、発想の面白さに惹かれ、えらーい学者からも一歩も引けをとらない討論をするのに興味があるからですが、昨日はそれにプラスして・・・

 登場する学者、東大大学院教授!清水哲郎さんに関心があったからです。

 実は私は高校生の頃Hi-B-Aという聖書を学ぶ会に出席していました。集会はいくつもあって、私が参加していたのは『渋火』といい、渋谷で火曜日に行われていました。

 その集会にはいろんな高校から10人くらいが来ていましたが、その中で彼は目立っていました。明るくて元気で、有名な進学校の生徒だから多分頭も良くて、ハンサムで・・・女子はみんなひそかにあこがれていたのではないでしょうか?
彼は仲間から「バロン」と呼ばれていました。私は「男爵」の意味だとばかり思ってましたが・・・実は「ろば」をひっくり返して「ばろ」だったんです。(顔が長かったからかな?)

 ある時、リーダーの一人が「皆さんはダビデといえば聖書のどこを思い浮かべますか?」というと、彼は即座に『詩編23篇です』と答え、暗唱して、理由も述べていたように記憶しています。

 私はまだその頃聖書のことを学び始めたばかりだったので、すごいなあとただただ感心してました。(これはあまりにも有名な箇所で、誰でもが知っている箇所だとは後で知りましたが・・・)

 その後彼が東大に進んだこと、集会のスタッフだった女性と結婚したことを風の便りに聞いてはいましたが・・・この清水哲郎さんが爆問学問に出る人と同一人物かどうか、テレビを見るまでは確信がありませんでした。

 番組が始まって・・・あ、やっぱり彼だ!と分かりました。顔は老けてだいぶ変わってましたが(当たり前か!)・・・専門は『死生学』か・・・奥さんの八千代さんの病気が元で研究を始めたと言っていました。奥さんの写真もちらっと写りましたが、面変わりしていて、別人かと勘違いしました。

 さて、内容は・・・いつもながら、太田光の話が光っていました。清水さんも知らない作家や小林秀雄の言葉を引用して持論を展開して・・・極論すれば、清水さんは話題を提供しているだけで彼に主導権を握られているような感じでした。
 (太田光は独特の世界観を毎週のように展開して、ある種の「天才」ですね!)
 
 「千の風になって」の曲をかけた意味もいまいち分かりませんでした。

 番組を見た友人は、「最後だけはいいこと言ったね。人は周りに迷惑かけて介護保険でも何でもつかって看取られながら死んでいいのだというところ」と言っていました。
 
 でも、私としては死ぬときに「喜んで、希望を持って死ぬ」死に方をするために何が必要かなどを指し示して欲しかったなあと思いました。
 「どんな死に方もありです」・・・ならば、死生学なんていらない気がしました。まあ、番組を見た範囲での感想ですがネ・・・・
コメント (2)
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