お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

アトピーとの壮絶な闘いのあとに・・・

2006年07月15日 | ほっとすぺーす
 今日のほっとすぺーすは「アトピーと私 ステロイドをやめて思うこと」
 特別企画の第一回目でした。

 暑さのためか、雷のせいか、参加者が少ないのが残念でしたが、内容はとても濃いものでした。

 講師の鈴木さんは30代の女性。三歳の時にアトピーを発症し、医者に勧められるままずっとステロイド剤を疑わずに使ってきました。しかも、大量に。そのため白内障、網膜はく離を起こし左目は失明しました。その他の副作用もいっぱい。

 しかし、そのうちに治ると信じて病院に通い続け、注射や投薬を頻繁に受けていました。食べ物との関係は考えたこともなかったようです。

 学生時代、一人でアジア各地を旅行。バングラデシュで、自然農法に出会い自分の体の不自然さに衝撃を受け、ステロイド剤をやめることを決心。

 やめてから今日まで15年たったそうですが、やめた直後の「リバウンド」との闘いのものすごさは筆舌に尽くし難い壮絶なもので、よく気が狂わなかったものと一同言葉を失うほどでした。

 もし、私が彼女の母親なら絶対止めさせたと思います。夜も昼も一時間と眠れないかゆみと痛み、全身じゅくじゅくで健康な皮膚が全くないうえ、風が動いてもすぐに切れる皮膚、大量に出る分泌物など、地獄の苦しみを味わう娘を前にしてとことんつきあえる自信は全くありません。

 でも鈴木さん親子は耐え抜きました。(今でも治ったわけではなく、何分の一かに軽減したに過ぎないのですが)すごいです!
 そして、生活を根本から見直し変えていきます。
 無農薬野菜にし、肉魚卵を殆ど食べない。
 玄米、雑穀、豆、海草、野菜中心の食生活。
 (目標は縄文時代?)
 合成洗剤をやめる  など

 今、鈴木さんは小グループを対象に、自分の体験を基に考えた「親子で素食」「ふみふみマッサージ」などの講座を持っています。どうしたら、人間としてふさわしい生活、世界のみんなが幸せになる生活ができるのかを考えながら。

 参加者はアトピーを巡るさまざまな問題を投げかけられました。だって、地球と自分の体を気遣う事は他人事でなく自分の問題でもあるんですから。

 最後に、豆腐の美味しい食べ方をいろいろ提案していただき、とても参考になりました。
 次回はもっともっと集まりますように!
コメント
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