拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

戦時下のベートーヴェン

2015-08-17 09:53:22 | 音楽
毎夏、原爆投下、御巣鷹の悲劇、終戦のドキュメンタリーをテレビで観るのだが、今年はいつも以上に感じ入るところがあった。世間がきな臭いせいもあるが、技術が進んで、昔の白黒写真に色がついたり、静止画が動画に化けたりして、より悲惨さがリアルに感じられたからだ。その中で一つ気づいた。日本ニュース(大本営発表の嘘八百をそのまま垂れ流し)のBGMがベートーヴェンの第7なのだ。そうか、ドイツは同盟国だからその音楽はいいんだ(と言っても、一般の人には英米もドイツも同じ欧米。区別はつかないだろう)。とか思ってたら、昨日のN響アワー(という題名ではないが)の余った時間で、まさにその話(日本ニュースのBGMにクラシックを使っていた)をしてた。第九の第1楽章なんかも使われた。ベートーヴェンだけではなく、ヴァーグナーも(ヴァルキューレの騎行。まるで地獄の黙示録)。戦争に利用された音楽にとっては迷惑な話。でも、ドイツで戦争に利用されたヴァーグナーほどの影響力はなかったのが幸いだった。ヴァーグナー、特にマイスタージンガーは、ドイツのリベラルな人たちには評判が悪い(あんなに素晴らしい音楽なのに)。彼らは、よく「マイスタージンガーは聴かない。トリスタンは聴くけど」と言う。日本で同様な立ち位置にあるのは「君が代」だ。学校の音楽の先生が君が代の伴奏を拒否してよく裁判になる(憲法の「思想及び良心の自由」の問題となる。)。

トッピングをボトミングにする

2015-08-17 09:44:26 | グルメ

最近のわが家の定番の広島風お好み焼きは、油をひいた鉄子に生地をのばし、キャベツを載せて、焼きそばを載せて、中央にくぼみを作り、そこに卵を流し入れる(写真)。その上に豚肉を載せて、生地の余りをかけて、で、ひっくり返して焼く。話は朝食に変わる。毎朝のラーメン作り、麺を茹でてる横で、鉄子で野菜を炒めてトッピングにしてたのだが、ラーメンに粉末ソースがついてるのに、加えて野菜炒めを塩胡椒+醤油で味付けをするのが塩分とりすぎの気がして、で、考えた。トッピングを先に椀に入れるのだ(ボトミング)。で、その上に、ラーメン(+つゆ)を流し入れる。これで野菜にも味がしみこみ、塩分は減らせる(こう見えて、体のことを考えてまーす)。