拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

勉さんの恫喝

2015-08-16 15:58:22 | 日記
(承前)とか良いながら、「アウトレイジ」の続編(アウトレイジ・ビヨンド)を観る。痛そうなシーンは目をつぶればいいから(Jデップのスィーニー・トッドもそうやって観た)。すごかった。なにがすごいって大阪のヤクザのコンビを演じた二人(西田敏行さんと塩見三省さん)。並んですわってる姿からして画になる(十分怖い)うえに、交互にする恫喝がすさまじい。塩見三省といやぁ「琥珀の勉さん」じゃないですか。そのかけらもないおっかなさ。それから組の親分を演じたのは三浦友和さん。「赤いシリーズ」で山口百恵さんの相手役を務めてたときとは見違えるような貫禄振り。前作も本作も多くの台詞は最後「馬鹿野郎」か「この野郎」で終わる(韻を踏んでるのか)。前作の最後でタケシさん(が演じる役)が殺された点は、「死んだのは噂」でクリアーした。主役が死んじゃった作品の続編は言い訳が必要。SFファンタジーなら「生き返った」だけど、現代劇ではそうはいかないからね。ちなみに、サイボーグ009(漫画)が単行本の第6巻の最後で002と一緒に宇宙から墜落して死んだはずが第7巻で生き返ったのは、完全に燃え尽きる寸前に001がテレポーテーションで移動させてギルモア博士が再生手術をしたから。

アウトレイジ

2015-08-16 10:46:27 | 日記
北野武監督の「アウトレイジ」(旧作)をWOWOWで観る。この監督はヨーロッパで大人気だが(ドイツの映画館にもかかってた。入って観たが、がらがらだった。)、暴力シーンが苦手でこのところ敬遠してた。が、本作はキャストがすごいので観てみる。「全員悪人」というストーリーはとても面白かった……が、やはり暴力シーン(切って血がでるのがリアル。痛そう)は目をおおった。いくら世界で評価が高くても苦手なものは苦手。同様に、私のブログもいくら書いた目的がアカデミックでも下系が苦手な人にとっては「ただの下品」。だから裏ブログを作ったのは正解だった。あっちはそっち系のオンパレードだから濃い(匂ってきそう)。それでも、あっちに移した「種」二題、おそるおそる読み直してみるとなかなかいい文章だ(自分と世間の評価は違う。ベートーヴェンも、第7ばかり受けるのに対し「第8の方がずっといいのに」と言った。)。さて、「アウトレイジ」に話を戻す。時々気になったこと=何体かの死体が息をして動いてた(こういうところはあまりリアルでない)。そんな北野武監督作品の中に「みーんなやってるかい」というのがある。これは面白い。暴力シーンはなく、代わりにあるのがお色気シーン。ウルトラマンのパロディもある。大好き(私のブログを下品だと思う人には決して奨めない。)。