鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

大雪で転んで腰痛になり、2週間悩まされた。腰は足の先までつながっていることを実感した。

2014-02-25 | Weblog
 この2週間、腰痛に苦しめられた。ことの発端は2週間余前の45年ぶりの大雪にある。8日の午後、近くの町内会館でマンションの理事会があるので、行こうとすると、前夜からの雪で昼間にも拘わらずエントランスはすでに10センチ強の雪が積もっていた。右手に傘、左手の資料を持っているので両手がふさがっていて、ゴム靴ですってんころりと滑って、両足を開いたまま腰を撃ってしまった。相当強くぶつけたのにその時はほとんど痛みを感じることもなく、急いで坂を再度転ばないように降りて、会議に向かった。会議に入って、胡坐を掻いて座っているとどうも腰が痛くなってくるので、正座してなんとかしのいでいたが、転んで腰を撃ったせいだとは思わなかった。
 2時間くらいして終わってマンションに戻ってくると、まだ雪が降っているのにエントランスで雪掻きをしている人がいて、ご苦労さんなことだ、と感心した。その思いが、翌朝ジョギングに起きた際に、せめてマンションの人たちに恩返しをしなくては思ったのか、坂道の雪掻きをすることにつながった。マンションを出たところは傾斜度26度と並みの坂ではなく、こんなに大雪では降りるのに一苦労するので、少しでも除雪してあれば助かる。と思って、坂の上から人が通れるくらいの道幅で除雪をしていった。途中、しんどい場面もあったが、なんとか下まで道筋を作ることができた。おかげで、汗びっしょりとなり、家に帰ってから肌着まで着換えるほどにまでなった。
 ところが、その翌朝、起きると腰に痛みが出て、いつもやっている腹筋など屈伸運動はもちろん、腰を曲げることもできなくなってしまった。あとで考えてみれば坂の雪掻きは下から上へ向かってすべきで、上から下へ向かって行ったため、腰により負担がかかったものと判明した。歩くことがいいだろう、と思って、ジョギングしても途中で歩き始めてしまう始末。これまで軽いぎっくり腰になったことがあり、2、3日安静にしていれば治るだろう、と思っていたが、なかなか治らない。
 特に椅子に座っていると、すぐに腰が痛くなってきて横にならないとどうしようもなくなってくる。見かねたかみさんがヨガでの腰痛への対処法を教えてくれ、横になって足を屈伸させて腰を労わる体操などを教えてくれた。それを折りにつけやってはみるが、一向に回復せずに、とうとう2週間経っても改善しない状況が続いた。年とって骨が固くなってしまっているせいもあるのかな、とも思ったりした。
 で、昨夜になって、思い余ってかみさんにマッサージを頼み、背中から順番に揉んでもらったところ、足から足の裏までいったところ、右足の裏がカチンカチンに固まっていることが判明した。いままで足の裏を揉みほぐすことなどしたことがなかったので、こんなにカチカチに固まっていることなど考えもしなかった。かみさんも驚いて、「1週間くらいはかかることでしょう」と言っていた。そういえば、足をちょっと動かすだけで痙攣みたいになったりしておかしいな、と思っていた。
 かみさんによれば、「腰は手の先から足の先まですべてつながっていて、単に腰だけを揉んでいても治らない」という。そういわれればそうだ、と思って、しばらく右足の裏を揉みほぐし、お風呂に入ってからも足を重点的に揉みほぐした。それで、就寝し、翌朝起きたところ、いつもよりはかなり腰もよくなってきたようだった。
 大雪の後遺症は庶民の生活のこんなところにまで及んでいる。
コメント
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