緒形拳扮する初老の男が、交通事故を起こしたのがきっかけなのか、カーブミラーを片端から拭いてまわるうち、ミラーを拭く旅に出る。
拭くとミラーがたわんで写っている像がぶにぶにと収縮したり、家の中をもっぱら一方方向からの長い移動撮影で撮ったりしているのが、ちょっと実相寺昭雄みたいな画作りで面白く寓意っぽさもあるが、途中から交通安全とは関係なく拭いて回るのが自己目的化してから、どう展開させていいかわからなくなったみたいに単調になる。
マスコミが絡んだりしてもそれで話が膨らむわけではない。
偏屈なのか、ディスコミュニケーションなのか、緒形拳のセリフが極端に少ないが、黙っていることがあまり積極的な表現になっていない。
(☆☆★★★)
本ホームページ
ミラーを拭く男 - goo 映画
拭くとミラーがたわんで写っている像がぶにぶにと収縮したり、家の中をもっぱら一方方向からの長い移動撮影で撮ったりしているのが、ちょっと実相寺昭雄みたいな画作りで面白く寓意っぽさもあるが、途中から交通安全とは関係なく拭いて回るのが自己目的化してから、どう展開させていいかわからなくなったみたいに単調になる。
マスコミが絡んだりしてもそれで話が膨らむわけではない。
偏屈なのか、ディスコミュニケーションなのか、緒形拳のセリフが極端に少ないが、黙っていることがあまり積極的な表現になっていない。
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