prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ナイト・トーキョー・デイ」

2013年05月18日 | 映画
いきなり女体盛りのシーンから始まったのには驚いた。
アクションものでヤクザ絡みの描写に出てくることはあっても、ここで鼻の下を長くしながらぱくぱく寿司を食べているのはみんなガイジンで、二人だけ混じった日本人の一人が「女のヘソで温まった寿司を食わなくてはならんのか」と苦い顔をしているというのは珍しい。

女の殺し屋が主人公なわけだけれど、「仕事」は築地の魚市場で凍ったマグロを電動鋸で切っているシーンがもっぱらで、ピストルを持ってもあまり殺し屋らしい殺し場は演じません。マグロを切るところで代替表現しているということなのかな。

ガイジンの男とラブホに入るのだが、内装が地下鉄風で痴漢プレイができるようになっているのが実に変な感じ。
菊池凜子はなんか日本の風土に合わない感じがあります。
日本の風景がエキゾチックに撮られているのが、「ブラックレイン」のような美的統一感はないこともあって、なんだか落ち着かない。
気取っている割に抜けてます。
(☆☆★★)

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