prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」

2011年11月14日 | 映画
東条英機や松岡洋右が、アメリカ在住の日系人たちはアメリカ市民でありアメリカに忠誠を尽くすべきだと考え発言していたとは知らなかった。
日系人は、主君や国に尽くすのが武士道だからという解釈をしていたが、なぜなのかはよくわからない。日系人は日本人ではないというのは、一種の純血主義とも思える。現在の日本でのたとえば日本に出稼ぎに来ているブラジル系日系人や中国残留孤児の扱いを見ていると、後者の気がする。
どの程度、日本の政治家は日系の議員とパイプを築いてアメリカ議会でロビイングを行っているのだろうか。

被差別民が進んで軍隊に入って戦うことでアメリカ社会での尊敬と地位を求めるというのは、南北戦争での黒人部隊とも通じるし、今でも連綿と続いている現象だろう。

先日見た「ミリキタニの猫」はやはり日系人収容所に入れられていた日系人を扱っていたが、この「442」に出てきた元442部隊員がアメリカ議会の長老的議員になったダニエル・イノウエを含めてそれぞれ社会的な地位を築いているように見えるのに対しホームレスをしていたというのは、軍隊体験が関係あるのか単に画家という特殊な立場だからか。

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