「イージー・ライダー」のライダーイメージと一般社会からのはみ出しぶりを残したピーター・フォンダの暴走ドライバー役と、スーザン・ジョージのフーテン娘(死語?)ぶりが、70年代のニューシネマの匂いを残しつつ娯楽アクションにシフトしているのだが、ラストで結構いきなりニューシネマに回帰する感。
原作だと畑の間の碁盤目状の道のどこをどう走るのか、それを追うのか警察との駆け引きが描かれていたらしいが、映画だと難しい。林の向こう側は見えませんものね。
ダイヤル式の留守番電話などのガジェットや、犯罪の手口がいちいち古めかしい。